2種類のシュークリームを同時に作ろう
ぷっくりと膨らんだ形がなんともかわいらしいお菓子、シュークリーム。
ケーキより持ち運びが簡単で、手土産やプレゼントにも喜ばれる定番のお菓子ですね。
今回は、老若男女問わず愛されるお菓子の代表、シュークリームをさらにおいしくアレンジ。
甘いクッキー生地がのったクッキーシューとサクサクのパイで包んだパイシューのレシピをご紹介します。
クッキーシューとパイシューの作り方(各6個分)
シュークリームの「シュー」は「キャベツ」の意味。
その名の通り、ぷっくりとキャベツのように膨らんだら大成功!
おいしいクッキーシューとパイシューを作っていきましょう。
クッキー生地を作る
材料(クッキーシュー6個分)
- 無塩バター…30g
- 砂糖…25g
- 薄力粉…30g
作り方
-
室温に戻した無塩バターをボウルでよく練る。
-
砂糖を入れてさらに練る。
-
薄力粉をふるい入れ、ゴムベラでさっくりと混ぜ合わせる。
-
生地をラップで挟み、1.5〜2mmの厚さに伸ばしたら、冷凍庫で冷やしておく。
*冷凍するときは、バットの裏面など平らなところにクッキー生地をのせると、生地がボコボコにならず型抜きしやすい。
パイ生地を用意する
今回は冷凍パイシートを使用します。
材料(パイシュー6個分)
- 冷凍パイシート…10cm角6枚
作り方
-
10cm角の冷凍パイシートを8cm角にカットする。
-
めん棒で10cm角に伸ばす。
*右の画像のように、ひとまわり大きくなります。
- 冷蔵庫に入れておく。
ディプロマットクリームを作る
このレシピにぴったりのディプロマットクリームの作り方は、下記レシピページをご覧ください。
「簡単濃厚!ディプロマットクリーム」の詳しいレシピページはこちら。
シュー生地を作る
材料(クッキーシュー、パイシュー各6個分)
- 牛乳…120ml
- 無塩バター…70g
- 塩…ひとつまみ
- 薄力粉…70g
- 全卵…Lサイズ3個
下準備
- バターは同じ大きさにそろえてスライスする。
- 薄力粉はふるっておく。
- 卵を常温に戻す。
- オーブンを200℃に予熱する。
作り方
-
鍋に牛乳・スライスしたバター・塩を入れ中火にかける。
-
木べらで混ぜながらバターを溶かし、沸騰したら火を止める。
*沸騰するまでにバターを溶かしきるのがポイント。
沸騰し続けると水分量が変わってしまい、失敗の原因に。
-
鍋にふるっておいた薄力粉を全量入れ、素早く木べらで混ぜる。
-
粉気がなくなってまとまったら、弱火にかけて混ぜる。
*鍋底にうっすらと膜が張るようになるまで混ぜるのが理想。
絶えず混ぜながら、焦がさないように気を付けましょう。テフロン加工の鍋などは膜が張らない場合があるので、約1分間を目安に火にかけてください。
-
加熱が終わったら火を止め、生地をボウルに移す。
-
溶きほぐした卵を1/3量加えて、ハンドミキサーの低速でしっかり混ぜ合わせる。
-
最初は分離しますが、混ぜ続けるとまとまってきます。
-
きちんと混ざったら、残りの卵の半分を加え混ぜる。
-
生地の状態を確認しながら残りの卵を少しずつ加え、木べらに持ち替えて混ぜる。
生地を木べらですくって落とすと、3秒間くらいでボタっと落ちて、逆三角形に垂れて残るのがベスト。*卵はLサイズ3個で少し余ります。
無理に全部加えずに、生地の状態が良ければストップしましょう。
-
丸口金をセットした絞り袋に生地を入れ、シルパットの上に丸く6個絞る。
冷蔵庫からパイシートを出し、パイシートの上にも同様に6個絞る。*上に盛るように絞り出すのがポイント。
もしこの段階で生地が冷めてしまっていたら、ボウルのまま湯せんで温めてください。
-
冷やしておいたクッキー生地を5.5cmの丸型で抜く。
-
シルパットの上に絞ったシュー生地の上に、クッキー生地をそっとのせる。
パイ生地は、シュー生地の中心に向かって角を折り畳む。
-
200℃に予熱したオーブンを190℃に落として、20分間焼成する。
その後、180℃に落としてさらに20分間焼成する。 - 焼成後、10分間程度オーブンに入れたままにしておく。
-
焼き上がり。
仕上げ
-
クッキーシューは底に小さめの丸口金で穴を開け、中にディプロマットクリームを詰める。
-
パイシューは、上から1/3くらいのところをナイフでカットし、ディプロマットクリームをたっぷりと絞る。
-
出来上がり!
カットしたパイ生地の活用方法
パイシューのために切り落としたパイ生地は、シュガースティックパイに。
まずはパイ生地を細くカットしてねじり、180℃で20分間焼成。
はけでガムシロップを塗り、さらに10分間焼成。
出来上がり!
おうちで2種類のサクサクシューを作ってみよう!
いかがでしたか?
工程はたくさんあるように感じますが、コツさえつかめばとっても簡単!
クッキーシューとパイシュー、2通りのサクサク食感を楽しんで。
お店にも負けない、リッチなシューをぜひ作ってみてくださいね。