いちごを使って焼き菓子を作ろう
赤色が映える、甘酸っぱいフレッシュのいちごは、お菓子作りに欠かせない果物のひとつ。
ジャムにしたり、ケーキのサンドや飾りに使ったりすることが多いですが、焼き菓子に使うことはあまりないのでは?
今回はフレッシュのいちごを使った、焼き菓子のレシピをご紹介します。
いちごと抹茶のタルトのレシピ(18cmのタルト1台分)
いちごと抹茶は相性抜群。
そこにかのこ豆大納言も合わせて、和風の組み合わせに。
フレッシュのいちごをそのまま焼き上げたおいしいタルトのレシピです。
今回のレシピでは、作業を2日間に分けるのがポイント。
1日目にタルト生地と抹茶のダマンドを作り、2日目に組み立てて焼き上げます。
2日間に分けて作業すると、1日当たりの作業時間が短くなるので作りやすいですよ。
【1日目】
パートシュクレ(タルト生地)を作る
材料
- バター…50g
- 薄力粉…70g
- 粉糖…30g
- アーモンドパウダー…10g
- 卵黄…10g
下準備
- バターは1cm角に切り、冷凍庫に入れて凍らせておく。
- バター以外の材料は冷蔵庫で冷やしておく。
作り方
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バター・薄力粉・粉糖・アーモンドパウダー・卵黄をフードプロセッサーに入れて、ひとかたまりになるまでかける。
- 正方形に整えてラップで包み、冷蔵庫で一晩休ませる。
抹茶のダマンドを作る
材料
- バター…60g
- 粉糖…60g
- 全卵…50g
- 抹茶…5g
- アーモンドパウダー…55g
- かのこ豆大納言…20g
下準備
- バター・粉糖・全卵・抹茶・アーモンドパウダーは常温に戻しておく。
作り方
- 常温に戻したバターをボウルに入れ、軽く混ぜてほぐす。
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粉糖を3回に分けて加え、その都度ホイッパーで混ぜる。
- 全卵を4回に分けて加え、その都度ホイッパーでよく混ぜる。
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抹茶とアーモンンドパウダーを合わせて3に入れて、ホイッパーでよく混ぜる。
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かのこ豆大納言を入れてゴムベラで軽く混ぜたら、抹茶のダマンドの出来上がり。
冷蔵庫で一晩休ませておく。
【2日目】
組み立てて焼成する
焼成には、タルトリングとシルパンを使用。
タルトの底が生焼けになったり、焼きムラできたりする心配が少ないのでおすすめです。
タルト型を使う場合は、オーブンを予熱するときに天板も熱しておきましょう。
材料
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いちご…6~8個
*いちごの大きさによって数は前後します。
下準備
- いちごはヘタを取り、縦半分にカットしておく。
- 抹茶のダマンドを常温に戻しておく。
- オーブンを焼成温度より20℃高い温度で予熱しておく。
作り方
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休ませておいたパートシュクレを3mmの厚さに伸ばす。
*アクリルルーラーを使うと均一に伸ばせますよ。
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シルパンをのせた天板にタルトリングを置き、伸ばした生地を敷き込む。
*余った生地は、食べやすい大きさに丸めてクッキーに。
焼成時間は180℃で15分間ほど。
ぜひ試してみてくださいね。 -
生地を敷きこんだ型に、抹茶のダマンドを入れて平らに整える。
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半分にカットしたいちごを並べる。
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焼成する。
ガスオーブン、約170℃で30~35分間。
電気オーブン、約180℃で35~40分間。*焼成温度や時間は、お使いのオーブンによって調整してください。
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出来上がり!
「イチゴと抹茶の焼きタルト」の詳しいレシピページはこちら。
いちごを焼き菓子に使うときのポイント
水分が多く、みずみずしいいちご。
ですが、この特徴は焼き菓子に使うためには不向き。
いちごを焼き菓子に使うと、いちごの味がぼやけてしまったり、べとべとした食感になってしまったりすることも。
いちごでおいしい焼き菓子を作るためには
- いちごの味を引き立てる食材と合わせること
- しっかり焼くこと
がポイント。
今回ご紹介したタルトは、この2つのポイントを押さえたレシピになっています。
いちごの焼き菓子を楽しんで♪
ジャムやデコレーションに使うことの多いフレッシュのいちご。
材料の組み合わせを工夫してしっかり焼き込めば、焼き菓子にしてもおいしく楽しめます♪
いちごと抹茶のタルトで、いつもと違ったいちごの使い方を試してみてください。