ユニークな四角いシフォンケーキを焼こう!
シフォンケーキといえば、中央に穴が開いた形が特徴的。
熱が均一に入り、ひっくり返して膨らみを保ったまま冷ますことができるのは、あの形のおかげ。シフォン型は、シフォンケーキならではのふわふわ食感に欠かせない型なのです。
でも最近は、小さな紙カップや丸いケーキ型など、専用の型以外で焼くレシピも人気。
今回はいつもとちょっと気分を変えて、スクエア型を使って焼くシフォンケーキの作り方をご紹介します。
今回使用する型のサイズと生地量について
今回のレシピでは、15cm四方のスクエア型とプリンカップを使ってシフォンケーキを焼き上げます。
下の画像のように、プリンカップの底がスクエア型と接するように置けば型の準備はOK。
型にオイルなどは不要です。
この型なら、17cmのシフォンケーキ型を使うレシピの2/3の分量がぴったり。
もちろん、スクエア型と筒になるカップの組み合わせによって、さまざまなサイズで作ることができます。
型を作る際のポイントは2つ。
- スクエア型と同じか、それ以上の高さのカップを使うこと
- ひっくり返して冷ます際に、スクエア型が不安定にならないような組み合わせを考えること
中央の筒になる部分に紙コップを使う場合
紙コップで真ん中の筒を作る場合はオーブンシートやアルミホイルを巻き、生地に直接触れないようにしましょう。
全ての紙コップが耐熱性ではないということや、生地が紙コップの外側と接するので食品が触れても大丈夫だという確証がないため、注意して使いましょう。
スクエア型で焼くシフォンケーキの作り方
それではさっそく作ってみましょう。
材料(15cmのスクエア型1台分)
卵黄生地
- 卵…Mサイズ2個分
- グラニュー糖…30g
- サラダ油…20g
- 熱湯…30g
- バニラビーンズ…3cm分
- 薄力粉…40g
- ベーキングパウダー…1g
メレンゲ
- 卵白…Mサイズ2個分
- グラニュー糖…15g
下準備
- 材料は全て計量しておく。
- バニラは開いてバニラビーンズを取り出し、油と熱湯と混ぜておく。
- 薄力粉とベーキングパウダーは合わせてふるっておく。
- スクエア型の中央にプリンカップを置く。
- オーブンは180℃に予熱する。
作り方
- メレンゲ用の卵白をハンドミキサーの高速で泡立てる。
- 別のボウルに卵黄を入れ、グラニュー糖と混ぜる。
- 残りのメレンゲを全て加えて混ぜる。
- 準備しておいた型に手早く生地を入れ、表面をならす。
- 予熱が終了したオーブンで20~22分間焼く。
- オーブンから出したらすぐに逆さにして、カップよりも高さがある瓶などに立てて冷ます。
- 完全に冷めたら、生地とカップの間にパレットナイフなどをさし込んでカップを取り出す。
- 生地とスクエア型の四辺の間にもパレットナイフをさし込む。
- 四辺に順番に手を入れ、型底との垂直さを保ったまま生地を中央に寄せるように少しずつ剥がしていく。
- 全て剥がれたら皿に取り出し、形を整えたら完成!
白っぽくなったらグラニュー糖を2回に分けて加え、その都度よく泡立てる。
持ち上げたときにツノがぴんと立って、少しおじぎするくらいのかたさのメレンゲを作る。
*泡立てすぎてぼそぼそにならないよう注意。
下準備で用意したバニラビーンズ・油・熱湯を合わせたもの→ふるった粉類→1のメレンゲ1/3量の順に加えて混ぜる。
*ボウルに材料を加えるたら、ダマができないようなめらかになるまで混ぜましょう。
側面の生地を落として混ぜ込むことがポイント。
右手で持ったゴムベラ側面を生地の中央に入れて切るように動かし、面を使って底からすくって返すように混ぜる。
左手はボウルに添えて回す。
*白い筋が見えなくなるまで、目安として30~35回ほど大きく混ぜましょう。さらさらになるまで混ぜすぎないこと!
メレンゲの大きな粒が残っている場合は、へらの先でなじませてください。
*カップがずれないように注意!
*割れ目にも焼き色が付いて、竹串で刺してみて火が通っていればOK。
*安定感のあるものを使ってください。シフォンケーキ型をお持ちならば、内側の筒の部分にさし込むのもおすすめです。
*シフォンケーキ用のものが細くてやりやすいですよ。
シフォン型に比べて高さが低いので、中央にクリームやフルーツを盛り付ける場合にも、少量で見映えがしますよ。
気軽なお茶のお供にぴったり
スクエア型で焼いたシフォンケーキは、食べやすいサイズにカットすると、ころんとしたかわいいフォルムに♪
ケーキカバーでも保存しやすいサイズなので、気軽なお茶のお供におすすめです。