10月1日はコーヒーの日
10月1日は「コーヒーの日」というのをご存知でしょうか。
国際的にコーヒーの新年度が始まるのが10月で、この日がコーヒーの年度始めとなることが由来なのだそうです。
コーヒーを使ったスイーツの定番といえば、なんといってもコーヒーゼリーですよね。
今回はゼラチンとアガーを使った、2種類のコーヒーゼリーの作り方をご紹介します。
ドリップ用のコーヒー粉を使う方法で説明していますが、インスタントコーヒーで作りたい場合についてもご紹介していますので、きっとお好みが見つかりますよ。
ゼリーに使うコーヒーを選ぶポイント
ドリップ用のコーヒー粉は、深煎りのものを選びましょう。
他の材料と混ざると味が薄まるので、深煎りのコーヒー粉を飲むときよりも苦めに抽出することでバランスがとれます。
また、浅煎りや中煎りのものだと味が出にくいうえ、無理に濃く抽出しようとすると雑味やえぐみが出てしまいますし、酸味も強く感じられることがあります。
挽いてからあまり時間が経っていない新鮮なコーヒー粉を使うということも、おいしいゼリーを作るポイントです。
インスタントコーヒーを使う場合は、濃さの調整も簡単ですし、あまり難しく考えずにお好みのものでOK。
こちらも開封して時間が経てば酸化しますので、新鮮なものをおすすめします。
とはいえ、コーヒーには本来やや酸味があるもの。クリームをかけたりバニラアイスと一緒に食べたりすると、酸味は軽減されます。
生クリームはコーヒーゼリーのベストパートナーではないでしょうか。
そのままかけてもおいしいですし、泡立てて添えたい場合は、砂糖などで甘みをつけるのがおすすめです。
生クリームでまろやかになりますよ。
材料がシンプルなだけに、”おいしい”と感じるコーヒーを使うのが一番です。
ゼラチンを使ったコーヒーゼリーの作り方
材料(出来上がり量 約300g 2~3人分)
- コーヒー粉(深煎り・中挽き)…25g
- 水(ドリップ用)…約300g
- 粉ゼラチン…5g
- 水(ゼラチン用)…30g
- グラニュー糖…40g
作り方
- ゼラチン用の水に粉ゼラチンを振り入れて、10分間程度ふやかす。
- 水を沸かしてコーヒー粉をドリップし、250~270g程度のコーヒーを抽出したら、グラニュー糖を加えて溶かす。
- 1を500Wのレンジに30秒間ほどかけてなめらかに溶かし、2に混ぜて、器に注ぎ分ける。
- 冷蔵庫で3時間ほど冷やし固めて、出来上がり。
*「粉ゼラチンに水を入れる」と、全体に水分が行き渡らず、うまくふやけません。粉ゼラチンはふやけていないときれいに溶けないので、必ず「水に粉ゼラチンを振り入れ」ましょう。
*インスタントコーヒーを使用する場合は、250gの熱湯に大さじ1程度のインスタントコーヒーを溶き、グラニュー糖を加えてよく混ぜて溶かします。
ゼラチンは時間が経つほどにしっかりした食感になります。
出来上がったら当日中に食べるのがおすすめです。
アガーを使ったコーヒーゼリーの作り方
材料(出来上がり量 約300g 2~3人分)
- コーヒー粉(深煎り・中挽き)…30g
- 水…約350g
- アガー…5g
- グラニュー糖…35g
作り方
- 小さな容器で、アガーとグラニュー糖を混ぜる。
- 水を沸かしてコーヒー粉をドリップし、270g程度の濃いコーヒーを抽出したら小鍋に移して、1を振り入れる。
- 混ぜながら中火にかけ、沸騰したら火を弱める。
- 器に注ぎ分け、粗熱が取れたら冷蔵庫で1~2時間冷やし固める。
*アガーは砂糖と先に混ぜておかないと、ダマになりやすく溶けにくくなります。
*インスタントコーヒーを使用する場合は、270gの水を小鍋に入れ、大さじ1程度のインスタントコーヒーと1を振り入れます。
30秒~1分間程度、ふつふつと鍋の縁が煮立つくらいの火加減を保ち、アガーを完全に煮溶かす。
コーヒーゼリーをパフェにアレンジ♪
コーヒーゼリーはそのままでもおいしいのですが、バニラアイスや生クリームとの相性が良いので、パフェにするのもおすすめです。
例えば、コーヒーゼリーを少し崩しながらグラスに入れて、缶詰のゆであずき・白玉団子・市販のバニラアイスをトッピングすれば簡単なパフェ風デザートの出来上がり。
あんことコーヒーは、相性が良いんですよ。
今の時期なら、かぼちゃクリームをトッピングすれば、秋にぴったりなモンブランパフェが出来上がります。
かぼちゃクリームの作り方
材料(約100~120g分)
- かぼちゃ…正味90g(加熱したもの)
- グラニュー糖…20g
- 生クリーム…20g
- ラム酒…5cc
- バニラエッセンス…2~3振り
作り方
- かぼちゃを3~4cm角に切り、蒸したりゆでたりして串がすっと通るまで加熱する。
- 他の材料と共にフードプロセッサーに入れ、なめらかなペースト状になったら裏ごしする。
- 絞り袋にモンブラン用(または星型)の口金をセットし、裏ごししたクリームを入れて絞り出す。
粗熱が取れたら、皮を除いた状態で90g準備する。
*品種などにより、べちゃっとしていて水分が多い場合は、焦げないよう絶えず木べらで混ぜながら中弱火にかけて、もったりとするまで煮詰めたものを90g準備。
*かぼちゃに合わせて、牛乳や生クリームの量でやわらかさを調整してもOK。
コーヒーゼリーは手軽なおやつにぴったり
コーヒーゼリーは冷やす時間を除けば、15分間もあれば作れてしまうお手軽おやつ。
グラニュー糖の分量は目安ですので、甘みを控えて作り、食べるときの気分でシロップをかけるのも良いですね。
いろいろな食べ方でお楽しみください。