片栗粉でスノーボールを作ろう
スノーボールなどのクッキーを作るときに、最も多く使われるのは薄力粉。
ですが、今回は片栗粉を使用したスノーボールのレシピをご紹介します。
片栗粉を使うと、薄力粉に比べて口どけがよく、軽い食感に。
薄力粉と片栗粉の違いも検証しましたので、ぜひ参考にしてみてください♪
片栗粉と薄力粉の違いを検証
成分で比較
片栗粉
片栗粉は、じゃがいもを原料としているものが一般的。
とろみを付けたり、衣に使って揚げ物をカラッと仕上げたりと、お料理によく使われます。
片栗粉のタンパク質含有量は微量のため、粘りの元となるグルテンが形成されません。
そのため、小麦粉を片栗粉に置き換えてクッキーを作ると、さくっとした軽い食感に仕上がります。
薄力粉
クッキーを作るときに最も多く使われるのは、小麦を原料とした薄力粉。
タンパク質が含まれグルテンを形成するため、よく練るとザクッとかための食感に。
生地を練りすぎないようにまとめると、さくさくのクッキーが出来上がります。
クッキー生地で比較
片栗粉と小麦粉だけを変えて、同じ配合・手順でクッキー生地を作りました。
生地
片栗粉
- 生地の色が白っぽく、マッシュポテトのようになめらかな見た目。
- べたつかずさらっとしていて、小麦粉生地ほどの弾力はない。
- 小麦粉生地よりも成形しやすい。
小麦粉
- 見た目は、見慣れたクッキー生地。
- 粉が多めの生地はボロボロと割れやすいため、手で握りながら成形。
焼き上がり・味
片栗粉
- 焼き上がりの表面がつるっとしていてきれい。
- 軽くてサクサク。口の中でさらーっと溶けて口どけが良い。
たまごボーロのような食感。 - 生地が先に溶けていくのでナッツが残り、ナッツの風味がより感じられる。
- 口どけが良いからか甘みが強く感じられる。
小麦粉
- 生地はザクっと歯応えがある。
- バターの風味がより感じられる。
- ナッツと生地、両方に存在感がある。
まとめ
人によって好みはあると思いますが、私は片栗粉生地で作った生地のほうが好きです。
小麦粉生地のほうはザクザクとした食感なので、食べ応えが欲しい!という方は小麦粉生地のほうがお好みかもしれませんね。
たまごボーロのような口どけがお好きであれば、片栗粉のクッキーがおすすめ。
甘みを強く感じるので、生地のお砂糖は少なめでもよさそうです。
片栗粉で作るスノーボールのレシピ
さくさくで口どけの良い片栗粉のスノーボールを作ってみましょう!
材料(約2.5cm×高さ1.5cm 37個分)
生地
- 無塩バター…30g
- 粉糖…15g
-
くるみ…20g
*アーモンドやピスタチオなどお好みのものでOK - アーモンドパウダー…30g
- 片栗粉…55g
仕上げ用
- 粉糖…40g
下準備
- バターを室温に戻しておく。
-
くるみを150℃で10分間ローストし、刻む。
*少量のためレンジでもOK。
レンジの場合は、お皿に広げて600Wで 1分間加熱。
ひっくり返してさらに1分間加熱し、冷めたら刻む。
- オーブンを170℃に予熱する。
作り方
-
室温に戻したバターをホイッパーで混ぜ、マヨネーズくらいのかたさにする。
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ふるった粉糖を入れホイッパーで混ぜる。
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アーモンドパウダーをふるい入れ、ゴムベラで混ぜる。
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片栗粉を入れて、混ぜる。
-
刻んだくるみを入れて混ぜ、手でまとめる。
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1つ約4gにして丸め、シルパットもしくはオーブンシートにのせる。
-
170℃に予熱したオーブンで13〜15分間焼く。
*家庭のオーブンによって焼き時間は異なります。途中様子を見てください。
-
容器に仕上げ用粉糖を入れる。
*粉糖をふるっておくときれいに仕上がります。 -
粗熱が取れたら容器に入れ、粉糖をまぶす。
-
生地が完全に冷めたら、もう一度粉糖をまぶす。
*半日ほど置くと、粉糖がよりなじみます。
-
片栗粉で作ったさくさくのスノーボールの完成。
口どけが良いので、歯応えのあるくるみの香ばしさがより感じられます。
「片栗粉で作る♪サクサクスノーボール」の詳しいレシピページはこちら。
片栗粉で作るいちごのスノーボールレシピ
プレーンのスノーボールをアレンジして、違うフレーバーでも作ってみました。
生地と仕上げ用粉糖にいちごパウダーを入れて作ります。
材料(約2.5cm×高さ1.5cm 37個分)
生地
- バター…30g
- 粉糖…15g
- くるみ…20g
- アーモンドパウダー…30g
- 片栗粉…50g
- いちごパウダー…5g
仕上げ用
- 粉糖…36g
- いちごパウダー…4g
作り方
- プレーン生地の下準備・工程1~3と同じように生地を作る。
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片栗粉といちごパウダーを加えて混ぜる。
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刻んだくるみを入れて混ぜ、手でまとめる。
1つ約4gにして丸め、シルパットもしくはオーブンシートにのせる。
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170℃に予熱したオーブンで13〜15分間焼く。
- 容器に仕上げ用粉糖といちごパウダーを入れる。
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生地の粗熱が取れたら容器に入れ、粉糖といちごパウダーをまぶす。
生地が完全に冷めたら、もう一度粉糖といちごパウダーをまぶす。
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見た目もかわいい♪甘酸っぱいいちごのスノーボールの完成です。
動画でおさらい
スノーボールのラッピング
透明ケースに入れてラッピングすると、コロコロとしたかわいいクッキーがさらにキュートに♪
リボンを結んでラベルを貼れば、出来上がり!
プレゼントにぴったりです。
「透明ケースを使ったスノーボールのラッピング」の詳しいラッピングページはこちら。
片栗粉で新食感♪さくさくスノーボールを楽しんで
片栗粉でこんなにサクサクなクッキーが作れるなんて、新発見♪
薄力粉ではこの食感を出すことはできないので、新しいクッキーが楽しめますよ。
ご家庭にある片栗粉で、ぜひ一度お試しください。