見た目も華やか♪ビスキュイロールケーキ
メレンゲと卵黄を混ぜ合わせて作るビスキュイ生地で作るロールケーキは、サクッとした表面とふんわり軽い食感が魅力。
シンプルな材料で作ることができるビスキュイ生地ですが、薄く焼き上がったり、巻くと割れてしまったりというお悩みも多いのでは?
今回は、ビスキュイロールケーキのレシピと共に、よくあるビスキュイ生地の失敗の原因を解説します。
ビスキュイロールケーキのレシピ
ビスキュイ生地を焼く
材料(27cm×27cmの天板一枚分)
- 卵白(Lサイズ)…2個分
- 卵白用グラニュー糖…45g
- 乾燥卵白(なくても可)…0.5g
- 卵黄(Lサイズ)…2個分
- 卵黄用グラニュー糖…10g
- 薄力粉…55g
- 粉糖(上掛け用)…適量
下準備
- 卵白用グラニュー糖に乾燥卵白を合わせて、よく混ぜておく。
- 卵白は使う直前までしっかり冷やしておく。
- 薄力粉はふるっておく。
- オーブンを190℃に予熱する。
- 絞り袋に10mmの丸口金をセットしておく。
- ロールケーキ天板にオーブンシートをセットしておく。
*写真のように一度シートを三角形に折って、折り目をつけておくと絞り出しの際の目安になるので◎
作り方
- ボウルに卵黄と卵黄用グラニュー糖を入れ、ハンドミキサー中速で白っぽくマヨネーズ状になるまで混ぜる。
- 別のボウルに卵白を入れ、ハンドミキサーを低速で20秒間ほど回し、卵白のコシを切る。
- 卵白にボリュームが出たら卵白用グラニュー糖を3回に分けて加え、しっかりしたメレンゲを作る。
- 卵黄のボウルにメレンゲの半分を加え、ゴムベラでしっかりと混ぜ合わせる。
- 4のボウルに薄力粉を2回に分けて加え、その都度底から返すようにしっかり、粉気がなくなるまで混ぜ合わせる。
- メレンゲのボウルに卵黄生地を入れ、ゴムベラを底から大きく返しながら、手早く優しく混ぜ合わせる。
- 絞り袋に生地を入れ、オーブンシートに絞っていく。
- 粉糖を茶こしでふるい、水分で粉糖が溶けたらもう一度満遍なくふるう。
- 190℃に予熱したオーブンで13分間焼成する。
- 焼き上がったらすぐ、別のオーブンシートの上にひっくり返して底のシートを剥がす。
中高速に切り替え、全体的にふんわり泡立つまで混ぜる。
1本目をシートの折り目に沿って絞り、それを基準に均等な力加減で絞っていく。
再度上下を返し、上からオーブンシートをかぶせて完全に冷ます。
仕上げ
材料
- 生クリーム…120g
- 砂糖…15~20g
作り方
- 生クリームに砂糖を入れ、かために泡立てる(9分立て)。
- 焼き目を裏にし、クリームを塗る。
- 芯がしっかり作れたら、オーブンシートを奥へスライドさせるようにして巻いていく。
- カットしたら出来上がり♪
クリームのみ巻く場合
手前にクリームを盛るようにし、巻き終わりのほうを薄めに塗る。
*手前に盛ったクリームを巻くときの芯にする。
フルーツを巻き込む場合
巻き終わりのほうのクリームを薄めに塗り、断面がきれいに出るようにフルーツを配置する。
*手前に置いたフルーツを巻くときの芯にする。
オーブンシートで包んだまま、定規などを使ってキュッと締め、テープで留めて冷蔵庫に入れ2時間ほど冷やす。
「サクふわ♪少ない材料で基本のビスキュイロール」の詳しいレシピページはこちら。
ビスキュイ生地が失敗する理由
少ない材料で作ることができるビスキュイ生地。
よくある失敗の理由を解説します。
ボリュームが出ないのはなぜ?
ビスキュイ生地のボリューム不足の主な原因は、「混ぜすぎ」です。
しっかり混ぜなければと思うほど混ぜすぎてしまい、どんどんメレンゲがつぶれてしまいます。
こうなった生地を絞り出すと横に広がり、焼いてもボリュームがでません。
下の画像、右の生地に比べると左はボリュームが少ないのがわかりますね。
混ぜ合わせる際は、生地をボウルの底からゴムベラで大きく返し、手早くしっかり、だけど優しく混ぜ合わせるようにしましょう。
生地が割れるのはなぜ?
ビスキュイ生地をいざ巻こうとしたら、割れてしまった…!なんてことありませんか?
生地が割れる主な原因は、「焼きすぎ」です。
粉糖を振りかけて焼くビスキュイ生地は、表面に細かな“ちりめん割れ”が起きることがあります。ですが、画像のように生地自体がばっくり割れてしまう場合は、焼きすぎが原因。
ビスキュイ生地は、適度にしっとりとしていて柔軟性があり、かつ表面はべたついていないのが理想。
レシピの焼成時間はあくまで目安に。お持ちのオーブンに合った時間を探ってみて。
ビスキュイロールを作ってみよう
少ない材料で思い立ったらすぐに作ることができるビスキュイロールケーキ。
巻き込むフルーツでアレンジもでき、見た目もかわいらしいのでお持たせにも喜ばれそう♪
ポイントを押さえて、ぜひチャレンジしてみてください!