クロテッドクリームを手作りしよう!
スコーンのお供にぴったりなクロテッドクリームは、生クリームのうま味をギュッと凝縮したような、酸味のないクリーム。
とってもおいしいクリームですが、スーパーなどで手に入りにくく、諦める方も多いのでは?
今回は生クリームだけで簡単にできるクロテッドクリームのレシピをご紹介。
クロテッドクリームの活用法もお教えします!
クロテッドクリームのレシピ
材料(出来上がり量:約50g)
- 生クリーム(乳脂肪分45%以上推奨)…200ml
作り方
- 清潔な耐熱ボウルに生クリームを全量入れる。
- 中火にかけ、生クリームの温度が90℃になるまで加熱。
- 1時間経ったら火を止める。
- 生クリームが分離しているので、上部分の塊を網ですくい取る。
- スコーンに合わせると最高のクロテッドクリームの完成です!
ボウルの底がじゅうぶん浸るくらいに水を張った鍋を用意し、ボウルを浮かべる。
90℃になったらごく弱火にし、温度を保ったまま1時間程度加熱する。
冷めるまで室温に置き、ラップをかけて冷蔵庫で一晩冷やす。
ミルク感がしっかり感じられ、バターよりもあっさりとしていて、口の中でスッと溶けていきます。
クロテッドクリーム作りのポイント
加熱して冷やすだけで簡単にできるクロテッドクリームですが、より効率よく作るためのポイントをお教えします。
たまに黄色い膜を寄せる
加熱を続けていると生クリームに黄色い膜(クラスト)が張ってくるので、これをときどき1か所に寄せて。
そのまま加熱していても問題はありませんが、分離を手助けしてあげると◎
同じクリームでもう一度作れる
実は、一度クロテッドクリームを作った生クリームでも同じ工程を繰り返せば、再びクロテッドクリームを作ることができるんです!
一度目より取れる量は減りますが、量を増やしたい方におすすめです。
「材料ひとつ!スコーンにぴったりクロテッドクリーム」の詳しいレシピページはこちら。
クリームの種類を変えて作ってみた
クロテッドクリーム作りには、高脂肪の純生クリームが推奨されています。
クリームの種類を変えるとどうなるのか、「乳脂肪分47%の生クリーム」「乳脂肪分35%の生クリーム」「植物性脂肪のホイップクリーム」の3つで検証してみました。
条件
- 使用量…200ml
- 加熱時間…1時間
- 途中作業…ときどき膜を寄せ集める
乳脂肪分47%の生クリーム
出来上がり量
- 58g
特徴
- 黄色い油脂が目立って見られる。
- 膜が厚めにしっかりと張っている。
乳脂肪分35%の生クリーム
出来上がり量
- 40g
特徴
- 加熱中の膜は薄めでもろい。
- 47%と比べて黄色い油脂は少なめ。
植物性脂肪のホイップクリーム
出来上がり量
- 0g
特徴
- うっすらと膜は張るが、上手く分離しないため取ることができない。
- 冷やした後は全体がプリンのようになる。
使用するクリームによって、大きく差が出る結果になりました。
やはりたくさんのクロテッドクリームを作るためには、乳脂肪分の高い純生クリームを使用するのが望ましいようです。
スコーンだけじゃない!クロテッドクリームのおいしい食べ方
クロテッドクリームのおいしさを、さらに引き立てるおすすめの食べ方をご紹介します!
パンに添える
スコーンだけでなく、普段のパンにバター代わりとして使うのもおすすめ!
クラッカーにのせる
塩気のあるクラッカーに、生ハムと一緒にのせてみました。程よい塩味とクリーミーなクロテッドクリームは相性抜群♪
和風アレンジも
あんこなどの和の食材とも◎クロテッドクリームのミルキー感があんこの甘さをより引き立ててくれます。
残った液体も活用できる
クロテッドクリームを取り出した残りの液体は、泡立ててもかたくなりません。ですが、牛乳の代わりにお料理やお菓子に使うことができます。
スープに混ぜたり、スコーンの仕込みに使ったり。クロテッドクリームを作った後も、余すことなく使い切りましょう!
動画でおさらい
生クリームさえあればいい♪
おうちで簡単にできるクロテッドクリームの作り方、いかがでしたか?
アフタヌーンティーのスコーンのお供に、いつもとちょっと違うリッチな食卓に。ぜひ作ってみてください!