カスタードクリームをアレンジしよう
カスタードクリームはそのままお菓子に使うのもおいしいのですが、アレンジしたクリームを作ってみませんか?
カスタードクリームをアレンジしたクリームはいろいろありますが、今回はクレーム・ディプロマットとクレーム・フランジパーヌをご紹介します。
クレーム・ディプロマット(ディプロマットクリーム)
クレーム・ディプロマット(ディプロマットクリーム)とは、クレーム・パティシエール(カスタードクリーム)にクレーム・フエテ(泡立てた生クリーム)を合わせたクリームです。
ゼラチンを入れるレシピもありますが、入れないで使うことの方が多いと思います。
シュークリーム、タルト、ミルフィーユなどに使われます。
カスタードクリーム
材料
- 卵黄…40g(2個分)
- 砂糖…50g
- 薄力粉…20g
- 牛乳…200ml
作り方
cottaコラム「カスタードの作り方いろいろ」を参照してください。
*生クリームと合わせる前にしっかりと冷やしておきます。
生クリーム
材料
- 生クリーム100ml
作り方
生クリームを角が立つまでしっかりと泡立てる。
*生クリームが柔らかいと出来上がりがトロトロになってしまいます。
クリームを合わせる
- 冷えて固まっているカスタードを泡立て器でよく混ぜて、なめらかにする。
- 生クリームを3回に分けて加える。1回目は泡立て器で思い切り混ぜて、カスタードクリームと生クリームをなじませる。
- 2回目は泡立て器ですくうようにして、ワイヤーの間からクリームを通していく感じで混ぜていく。
- 3回目はゴムベラに持ち替えて、ふんわりと混ぜ合わせる。
*よくほぐしておかないと、生クリームと混ざりにくいです。
*混ぜすぎるとクリームのコシがなくなってしまうので、混ぜすぎに注意。
カスタードクリームの味わいに、生クリームのふわっとした食感やクリーミーな味わいが加わって、濃厚でリッチなクリームが出来上がりました。
カスタードクリームと生クリームを混ぜるだけなので簡単そうですが、コツを押さえておかないと、きれいに混ざらず口あたりが悪かったり、トロトロと柔らかくなりすぎてしまうので気をつけてください。
今回は作りやすい分量にしてみましたが、好みや使うお菓子によってカスタードと生クリームの配合を変えてみてもいいですよ。
クレーム・フランジパーヌ
クレーム・フランジパーヌとはクレーム・パティシエール(カスタードクリーム)とクレーム・ダマンド(アーモンドクリーム)を合わせたクリームです。
ガレット・デ・ロワやタルトに使われます。
カスタードクリーム
材料
- 卵黄…10g
- グラニュー糖…10g
- 薄力粉…5g
- 牛乳…50g
作り方
cottaコラム「カスタードの作り方いろいろ」を参照してください。
*クレーム・ダマンドと合わせる前にしっかりと冷やしておきます。
クレーム・ダマンド
材料
- 無塩バター…50g
- グラニュー糖…50g
- アーモンドパウダー…50g
- 全卵…50g
作り方
- 室温に戻したバターをボウルに入れて柔らかく練り、グラニュー糖を加えて白っぽくクリーム状にする。
- 室温に戻しておいた溶いた卵を2〜3回にわけて加え、その都度よく混ぜる。
- アーモンドパウダーを加えて、混ぜ合わせる。
クリームを合わせる
作り方
- クレーム・ダマンドの中になめらかにしたカスタードクリームを入れる。
- 泡立て器でなめらかに混ぜ合わせる。
タルト生地の中に入れて使ったりします。
二つのクリームを使って、いちごのタルトレット
クレーム・ディプロマットとクレーム・フランジパーヌを両方使ってタルトを作ってみました。
タルトというと、パートシュクレにクレームダマンド、カスタードクリームという組み合わせが多いですが、クレームフランジパーヌとクレームディプロマットにすると、よりリッチな味わいになります。
「いちごのタルトレット」の詳しいレシピページはこちら。
カスタードクリームをアレンジして、お菓子作りをもっと楽しく!
カスタードクリームを作るのに慣れたら、クレーム・ディプロマットやクレーム・フランジパーヌにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
手間はかかりますが、リッチな味わいのクリームが楽しめますよ。
お菓子作りをワンランクアップさせるのに、ぜひご活用ください!