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お菓子作りにはちみつを使う効果とは?

date
2019/07/31
writer
みのすけ
category
お菓子作り

はちみつの特性を知ろう

風味豊かな甘さで、大人も子どもも大好きなはちみつ。
いつものお菓子に使うと、一味違う魅力をプラスしてくれるんですよ。

今回は、お菓子作りにはちみつを使う効果をご紹介します。
はちみつの特性を生かして、おいしいお菓子を作りましょう。

はちみつとは

はちみつとは、蜂が花の蜜から生み出す天然の甘味料。

蜂は花の蜜を巣で蓄えるときに体内の酵素を加え、羽の温風で水分を飛ばし濃縮します。
そうしてできあがるのがはちみつです。

栄養価が高く、美容や健康にも効果があるとされているはちみつ。
古来から食用・薬用として重宝されてきました。

はちみつは、花の種類によって色や風味がさまざまで種類が豊富。
ぜひ食べ比べてみて、自分好みのはちみつを見つけてくださいね。

はちみつの効果や特性

焼き菓子を作るときにはちみつを入れると、食感をしっとりさせたり焼き色が濃く付いたりします。

これは、はちみつの主成分である果糖による効果。
果糖は保水性があり、焼き色を付きやすくします。

そのため、はちみつはかすてらに使われることが多いんですよ。
蜂蜜かすてらプリンケーキ」のレシピは、はちみつの性質を生かしたおすすめのレシピなので、ぜひご覧ください。

ちなみに、はちみつのもう一つの主成分はブドウ糖。

ブドウ糖が結晶化すると、はちみつが白く固まります。
はちみつは冷えると固まりやすいので、常温で保存するのがおすすめ。

もし固まってしまっても、品質には問題ないのでご安心を。
湯せんで温めればすぐに元に戻りますよ。

ハニーレモンバターケーキのレシピ

はちみつの保水性を生かしたバターケーキ。
はちみつと相性抜群のレモンと焦がしバターが香ばしい、しっとりとしたケーキです。

バターケーキを作る

材料(18cmスクエア型1台分)

  • 無塩バター…90g
  • 全卵…2個
  • グラニュー糖…70g
  • はちみつ…20g
  • すりおろしたレモン皮…1/2個分
  • 薄力粉…90g

下準備

  • 型にバター(分量外)を塗り、強力粉(分量外)を振る。
  • オーブンを170℃に予熱する。

作り方

  1. バターを鍋に入れて加熱し、焦がしバターを作る。
  2. 全卵・グラニュー糖・はちみつ・レモンの皮をボウルに入れて湯せんに当て、ホイッパーで混ぜながら加熱する。
  3. ハンドミキサーで白っぽくなるまで泡立てる。
  4. 薄力粉をふるい入れ、混ぜてなじませる。
  5. 焦がしバターも加えて混ぜ、準備しておいた型に生地を流す。
  6. 170℃で予熱しておいたオーブンを160℃に下げ、25~30分間焼く。
  7. 焼き上がった生地は、型ごと台に軽く打ち付けて型から外し、ケーキクーラーの上で冷ます。

仕上げ

材料

  • レモン…1個分
    *バターケーキを作るときに皮をすりおろしたレモンを使ってください。
  • グラニュー糖…下準備後のレモンの1/2量
  • はちみつ…下準備後のレモンの1/2量
  • 粉砂糖…150g
  • 水(かたさ調節用)…適量
  • ピスタチオ(ロースト)…適量

下準備

  • レモンを8等分のくし切りにする。

    皮の表面をすりおろした部分は、白い部分をそぎ落として半分にカット。
    皮の表面が残っている部分は、3mmの厚さに切る。

作り方

  1. レモン・グラニュー糖・はちみつを鍋に入れ、火にかける。
    水分が出てとろみが付いたら火を止め、冷ます。
  2. 1に粉砂糖を加え、水を少しずつ加えながらかたさを調節する。
    *塗りやすいかたさになればOK。
  3. 2をバターケーキにかける。
  4. お好みの大きさにカットし、ピスタチオを飾ったら出来上がり♪

「ハニーレモンバターケーキ」の詳しいレシピページはこちら

ざくほろ!ハニーチーズガレットのレシピ

塗り卵にはちみつを使って、こんがりとした焼き色に。
はちみつと相性の良いチーズを加え、香ばしいクッキーを作ってみました。

材料(4.8cm丸抜き型11個分)

  • 粉砂糖…40g
  • 薄力粉…150g
  • 粉チーズ(パルメザンチーズ)…40g
  • 無塩バター…70g
  • 卵黄…1個
  • はちみつ…5g
  • 卵黄…1個
  • はちみつ…4g
  • 水…適量

下準備

  • 材料は冷やしておく。
  • 薄力粉はふるっておく。
  • 卵黄を茶こしでこし、はちみつと水を加えて溶き、塗り卵を作っておく。
  • オーブンを150℃に予熱する。
  • 天板にシルパットを敷いておく。

作り方

  1. 粉砂糖・薄力粉・粉チーズを入れ、フードプロセッサーを回す。
  2. 全体が均一な状態になったらバターを加え、バターが細かくなるまで混ぜる。
  3. 卵黄とはちみつを加え、全体が大きなそぼろ状になるまで混ぜる。
  4. 14×16cmのフリーザーバッグに生地を入れ、袋の上からめん棒で伸ばす。
    均一な厚さに伸ばしたら、冷蔵庫で1時間休ませる。
  5. フリーザーバッグをはさみで開き、丸抜き型で抜き、シルパットの上に並べる。
  6. 塗り卵を塗って冷蔵庫に20~30分間入れ、フォークで筋を付けられる程度まで乾燥させる。
  7. フォークで筋を付け、150℃に予熱したオーブンで30~35分間焼成する。
    *中までしっかり火を通すのがポイント。
  8. 出来上がり♪

「ざくほろ!ハニーチーズガレット」の詳しいレシピページはこちら

レシピページでは、フードプロセッサーがない場合の作り方もご紹介しています。

はちみつの注意点

はちみつは、1歳未満の赤ちゃんに与えてはいけません。
乳児ボツリヌス症にかかる恐れがあります。

乳児ボツリヌス症の原因であるボツリヌス菌は、高温で加熱しても生き残ることがあるため、加熱調理した料理やお菓子でも大変危険です。

腸内環境の整っていない1歳未満の赤ちゃんには、はちみつを与えないよう注意してください。

はちみつを使ってお菓子を作ろう

身近な材料、はちみつ。
焼き菓子に使うと、しっとりとした食感やきれいな焼き色を楽しむことができます。
はちみつの特性を生かして、ぜひお菓子作りの幅を広げてみてください。

【おすすめの特集】お砂糖大辞典お砂糖大辞典の特集はこちら
date
2019/07/31
writer
みのすけ
category
お菓子作り
注:記事内容やレシピ・画像の転用・掲載などの二次利用はお断りしております。

お菓子作りがなにより楽しく、食べることも大好きです。菓子製造技能士2級(洋菓子)取得済。

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