ナッツ好きにはたまらないクロッカン
フランス語で“カリカリした”という意味を持つ「クロッカン」。
クロッカンと名の付くお菓子はいくつもありますが、いずれも食感が良いのが特徴。例えば、シュー生地で作られる”クロッカンシュー”などは人気ですよね。
今回は、少ない材料を順になじむまで混ぜて焼くだけで作れる、焼き菓子「クロッカン」のレシピをご紹介します。
ナッツをたっぷり入れたクロッカンはアレンジもしやすく、余った卵白の消費にもおすすめです。
クロッカンのレシピ
キャラメルのような甘い風味と、ナッツの香ばしさが絶妙で手がとまらないおいしさ◎
材料(20~25個<天板2枚分>)
- 卵白…Mサイズ1個分(35g)
- 粉糖…110g
- お好きなナッツ…130g
作り方
- ナッツが生の場合は、フライパンでから炒りするか、150℃に予熱したオーブンで10分間ほどローストする。
- オーブンを170℃に予熱し始める。
- 卵白と粉糖を混ぜ合わせて白くなったら、ナッツを加えてよく絡める。
- オーブンシートを敷いた天板に、小さじ1杯(約10g)ずつ落とす。
- 予熱が完了したオーブンで15~17分間焼く。
- 天板に置いたまま冷まし、シートから剥がす。
- キッチンバサミを使って、周りのこげた部分や形がいびつになった部分を取り除く。
- 完成!
どのナッツを使用した場合も、アーモンド半分程度の大きさにそろえて切る(写真はアーモンドとくるみ)。
10分間ほど寝かせ、材料同士をなじませる。
*生地の間は、4~5cmほど離す。
表面がベージュっぽくなり、シートをめくって底面もしっかりと茶色く色付いていたら取り出す。
*表面が白いままなど焼きが甘いと、崩れやすかったり、歯にくっつきやすかったりするので、しっかり焼き上げるのがポイント!
*オーブンから出してすぐはやわらかすぎるため、触ると崩れる原因になります。
*気にならなければ、そのままでもOK。切り落とした部分もおいしいですよ!
保存方法
クロッカンを保存する際は、湿気やすいので注意が必要。
乾燥剤と共に袋に入れてシーラーで密封すれば、常温で3週間ほど保存できます。
乾燥剤なしで保存する場合はしっかり密閉できる容器に入れ、早めに食べきりましょう。
ラッピングについて
クロッカンは割れやすいお菓子なので、袋に入れてラッピングする場合はシート状の乾燥剤を使うのがおすすめです。
円筒ケースなどを使う場合は、シリカゲルと共に隙間なく詰めると、ケースの中で動かないので持ち運んでも安心♪
アレンジ
クロッカンは、ナッツの種類や生地の味を変えても楽しめます。
ナッツを変える
クロッカンに使うナッツは、お好みのものでOK!
今回のレシピで使用したアーモンドとくるみのほか、ピーカンナッツやヘーゼルナッツ、マカダミアナッツなどでも。
日本では落花生や和くるみなどが秋に旬を迎えるので、その時期には国産のナッツを使ってみるのもよいのではないでしょうか。
抹茶を加える
レシピの粉糖と一緒に、抹茶パウダー5gを合わせてふるい入れてください。
混ぜ合わせたときは濃い緑色になりますが、焼くと落ち着いた色に。
抹茶の風味と微かな苦みが、緑茶のお茶請けにぴったりです。
ココアを加える
レシピの粉糖を10g減らし、ココアパウダー12gを加えてふるい入れてください。
ナッツのうち、30gをチョコチップに変えても。
ココアは焼き色がわかりづらいですが、焦げないよう注意しつつ、底面までしっかり焼き固まっている状態で取り出しましょう。
きなこを加える
レシピの粉糖を10g減らし、きなこ15gを加えてふるい入れてください。
カリッと炒った大豆や黒豆との相性も◎
きなこ好きさんにおすすめです。
いろんなナッツで楽しもう
クロッカンは卵白菓子ですが、メレンゲのように泡立てる必要がなく気軽に作ることができるのがうれしいポイント♪
ご紹介したレシピでは、アレンジも含めて薄力粉や乳製品を使っていないので、それらのアレルギーをお持ちの方にも楽しんでもらえます。
ぜひお好みのナッツでお試しください。