手作りパンのラッピング問題、解決します!
パンをお作りになる方なら、誰もが思うのではないでしょうか。
おいしく焼けたパンをプレゼントしたい!と。
そんなときに立ちはだかるのが、ラッピング問題。パンのラッピングって、意外と難易度高めですよね。
今回は、私がパンをラッピングするときに気をつけていることや、おすすめのラッピング方法をご紹介します。
パンを贈るときに気をつけたい2つのこと
いくらかわいくラッピングしても、肝心のパンが乾燥してパサパサだったり、形がつぶれたりしては本末転倒。
まずは、パンをラッピングするときに気をつけていることをお話しします。
1.おいしさを保つ
焼き上がったパンをラッピングするタイミングは、冷めてから。
熱々のまま行わず、必ずしっかり冷ましてからラッピングしてください。
ですが、冷ます過程でパンが乾燥してしまっては元も子もありません。
ある程度粗熱が取れたら、布巾をかぶせたり、とりあえずビニール袋などに入れたりしましょう。
パンを冷ますときには乾燥に気をつけ、おいしさを保つのが大切です。
2.形を保つ
冷めたばかりの手作りパンはやわらかく、触るだけでも変形しやすいもの。
特に注意が必要なのが、菓子パンやちぎりパンなどソフトなパンです。
そんなときにおすすめなのが、デコレーションケーキ用の台紙。
底に台紙を当てると土台ができるので、扱いやすさがUP!
台紙ごと透明フィルムで包んだり、袋に入れたりすれば安心です。
持ち運ぶ際も、楽になりますよ。
おしゃれにかわいく♪簡単ラッピング方法
かわいくしたいのと同じくらい、手早く、そして簡単にラッピングしたいと思いますよね。
これはラッピングする側だけでなく、衛生面を考えたときに受け取るほうにもありがたいこと。
思わず贈りたくなる、おしゃれで簡単なラッピング方法をご紹介します。
入れるだけで完成する袋に入れる
デザインのある袋を選べば、それだけでぐっとおしゃれに見えること間違いなし!
いつもの食パンや丸パンを入れて、簡単にラッピングを完成させましょう。
色や形をいかして包む
無地の透明な袋は、パンの特徴を目立たせるのにぴったり!
フルーツパウダーなどで色をつけたパンなら、パンの色とリボンの色をそろえるとまとまりが出て素敵♪
形が特徴的なパンは、そのフォルムをいかしてラッピングしてみましょう。
袋にフワッと入れるのではなく、形を強調すると◎
紙袋を使うなら
ラッピングに紙袋を使う場合、パンを直接入れることがありますよね。
その場合は、ぜひ耐油性の袋を選んでください。時間が経つとパンの油脂がしみてしまうことがありますが、耐油性の紙袋なら安心です。
紙袋は中身が見えないぶん、帯やシールを使うと華やかな仕上がりに。
資材をうまく使いこなして、簡単でかわいいラッピングを楽しみましょう。
こんなパンにはちょっとした気遣いを
クリームがたっぷり入った菓子パンや、具材が詰まった総菜パンなどは、袋につかない工夫をすることが大切。
ケーキフィルムやOPPシートをカットして貼るだけで、見た目が崩れにくくなります。
パンに合わせてカットできるのも便利。
パンのラッピングにシーラーは必要?
焼き菓子のラッピングには必須といわれるシーラー。パンにも必要なのでしょうか?
手作りパンの場合は、できるだけ早く食べてもらうのが最もおいしいもの。パンは、基本的に常温ではあまり日持ちしません(シュトレンなどの例外もあります)。
シーラーで密封する意味はあまりないので、不要かなと私は思っています。
リボンやワイヤー入りのタイ、シールなどで、パンが乾燥しないように袋の口を閉じるとよいでしょう。
また、パンの袋はお菓子の袋と違って薄いものが多く、シーラーをすると溶けてしまうことがあります。お使いになる際はご注意ください。
ポイントを押さえてパンを贈ろう!
作ったパンをおいしく食べてもらいたい気持ちは、誰もが同じはず。
難しく考えてしまい、なかなか贈りづらい手作りパン。ですがポイントを押さえて、パンのラッピングを楽しんでもらえたらうれしいです。