レトロモダンなお菓子・ロシアケーキ
ロシアケーキというお菓子をご存じですか?
ジャムをのせたり、チョコレートでコーティングしたりしたクッキーは、どこか懐かしい見た目。
ケーキという名称ですが、クッキー生地で作るのが面白いですね。
今回は、ロシアケーキのレシピをご紹介します。
ロシアケーキとは
ロシアケーキとは、二度焼きしたクッキーにジャムをのせたり、チョコレートでコーティングしたりしたお菓子。
昭和初期に、ロシアの菓子職人から日本の菓子屋に伝えられたといわれています。
ロシアケーキの土台は、一度軽く焼いた丸や四角の平たいクッキーの上に、クッキー生地や、ナッツを使ったマカロン生地のような生地を絞り、もう一度焼くのが特徴。
仕上げに、ジャムやチョコレート、ナッツでデコレーションすると、宝物のように華やかなロシアケーキが出来上がります。
ロシアケーキのレシピ(直径5cmのもの38個分)
型抜きと絞り出しのクッキー生地を使って、ロシアケーキを作ります。
型抜きクッキーはプレーンとココアの2種類を準備して、バリエーション豊かに楽しみましょう。
型抜きクッキー生地を作る
材料
プレーン19枚分
- バター(食塩不使用)…80g
- 粉砂糖…40g
- 塩…ひとつまみ
- 全卵…10g
- 薄力粉…100g
- アーモンドパウダー…20g
ココア19枚分
- バター(食塩不使用)…80g
- 粉砂糖…40g
- 塩…ひとつまみ
- 全卵…10g
- 薄力粉…90g
- ココア…10g
- アーモンドパウダー…20g
- スイートチョコレート(粗く刻む)… 30g
作り方
- やわらかくしたバターをゴムベラですり混ぜます。
- 粉砂糖を加え、ゴムベラですり混ぜます。
- 室温に戻した卵を3~4回に分けて加え、ゴムベラですり混ぜます。
- ふるった薄力粉、アーモンドパウダーを加え、そぼろ状になるまで混ぜます。
- 生地をめん棒でたたいてのばせるかたさにします。
- ラップに包んで4mm厚にのばし、冷蔵庫で休ませて抜きやすいかたさにします。
- 型抜きして天板に並べ、160℃に予熱したオーブンで14分間焼いて冷まします。
そぼろ状になったら、ラップに包んで平らにして冷蔵庫で2時間~一晩休ませます。
*ココア生地の場合はそぼろ状にした後、刻んだチョコレートを加えます。
絞り出しクッキー生地を作る
材料(38枚分)
- バター(食塩不使用)…100g
- 粉砂糖…80g
- 全卵…50g
- 薄力粉…160g
作り方
- やわらかくしたバターに粉砂糖を加え、ハンドミキサーで白くなるまで混ぜます。
- 室温に戻した卵を5~7回に分けて加え、ゴムベラとハンドミキサーを使って均一に混ぜます。
- 粉を加え、生地がなめらかになるまで混ぜます。
- 「星口金8切#5」をセットした絞り袋に入れ、型抜きクッキーの生地上に絞ります。
- 170℃に予熱したオーブンで15分間程度焼き、冷まします。
*つなげて一周したり、星を繋いで絞ったり。好みの絞り方でOK。
仕上げる
材料
- あんずジャム…適量
- コーティング用チョコレート(スイート・ホワイト)…適量
- 好みのナッツ(ロースト済みのもの)…適量
- 金箔…あれば
あんずジャムでの仕上げ
ロシアケーキといえばジャム仕上げが定番。今回はあんずジャムを使います。
瓶入りのジャムは果肉が残っていることが多いので、こし器でこしてください。
- 鍋に使う分のジャムを入れ、沸騰させて火を止めます。
- 少し置いてから濃度がついたタイミングで生地のくぼみにジャムを入れ、ぷっくらとおいしそうに仕上げましょう。
ジャムは、熱すぎるとさらさらしているので平らになってしまい、冷めすぎると表面がボコボコしておいしそうになりません。タイミングにご注意ください。
アレンジも○
あんずジャムに少量のラズベリーピューレを加えて沸騰させて使うと、赤い色合いが楽しめますよ。
チョコレートでの仕上げ
チョコレートを使った仕上げも欠かせませんね。
チョコレートは、通常テンパリングという作業を挟まないときれいに固まりません。今回はより手軽にデコレーションが楽しめるよう、テンパリング不要のコーティング用チョコレートを使用します。
- 生地をひっくり返し、表面に溶かしたチョコレートを付ける。
- 固まる前にナッツをのせて冷やし固めます(金箔なら、チョコが固まってからでもOK)。
スプーンでくぼみに入れるだけでもおしゃれです。
凝った模様も○
チョコレートを表面に付け、ホワイトチョコレートを細く絞ったら竹串で線を入れます。面白い模様の入ったデコレーションができますよ。
チョコレートが冷え固まる前に、手早く行うのがポイントです。
見た目にもかわいい、ロシアケーキの出来上がり♪
ロシアケーキのデコレーションは、アイデア次第で広がりますよ。
「ロシアケーキ」の詳しいレシピページはこちら。
動画でおさらい
どこか懐かしいロシアケーキを作ろう!
レトロモダンな風情のお菓子が脚光を浴びる令和の時代。ロシアケーキをおうちで手作りしてみるのはいかがでしょう。
ぜひお試しください。