にんじんが主役!ビタミンカラーのパンを作ろう!
冬の寒さもいよいよ本番。暖かい春が待ち遠しいですね。
今回はひと足先に春を迎えたような、見ているだけで元気になれるビタミンカラーのパンのレシピをご紹介します。
フレッシュのにんじんを使って、オレンジ色が鮮やかなキャロットブレッドを作りましょう!
にんじんを使用するパンのポイント
水分多めの野菜は仕込み水の量に注意
生のにんじんをすりおろして混ぜ込む場合は、素材の水分も仕込み水として作っていきます。
にんじんのほとんどは水分ですが、固形分も含まれています。その分を考慮し、少し多めの水分量でこねるとふんわりやわらかな食感に。
にんじんによって水分量に差があるので、生地ごねする水の一部を予備水として残しておき、様子を見ながら足してください。
型に入れて焼くのがおすすめ
パン生地に生野菜を使用すると、生地が緩みやすくなります。きれいな形に焼き上げるには、型を使用するのが〇
型に入れて焼くと火のあたりが優しくなり、表面もソフトに仕上げることができます。
色鮮やかなキャロットブレッドのレシピ
今回のレシピでは、すりおろしたにんじんに水や卵を合わせて、よりやわらかく食べやすい食感に仕上げました。
材料(エンゼル型18cm1個分)
- 強力粉(南のめぐみ)…200g
- イースト…3g
- 砂糖…20g
- 塩…3g
- スキムミルク…10g
- 卵…20g
- すりおろしにんじん…80g
- 水…36~44g(44gのうち8gくらいは予備水としておく)
- バター…18g
下準備
- 型にスプレーオイルをしておく。
作り方
- ニーダーやホームベーカリーなどに、強力粉からスキムミルクまでの材料を入れる。
- 卵・水・すりおろしにんじんを合わせておく。
- 1に加え、約5分間こねる。
- バターを加え、薄いグルテン膜ができるまでしっかりこねる。
- こね上がったら暖かいところ(35℃)で45~50分間一次発酵させる。
- 生地を8個に分割して丸める。
- 生地を押さえてガスを抜いたら丸めなおし、とじ目をしっかりとじる。
- 35℃で35~40分間二次発酵させる。
- 表面に強力粉(分量外)を振りかけ、170℃に予熱したオーブンで25分間焼く。
- 焼き上がったら型から出し、ケーキクーラーの上で粗熱を取って出来上がり。
*最初はかためですが、こねているうちににんじんからの水分が加わり、やわらかくなってきます。
*発酵完了の目安は、生地に指をさして、穴が小さくなってこなければOK。
乾燥しないようにぬれ布巾をかけ、15分間ベンチタイムを取る。
とじ目を下にして型に入れる。
*発酵完了の目安は、型より1cm高く膨らむまで。
*オーブンによって火力に違いがあります。温度、時間調整しながら焼いてください。
そのまま食べるとふんわり食感♪軽くトーストするとサクふわ食感♪
バターやジャムをつけたり、サンドイッチにしたりもおいしいので、お好みの食べ方で朝食やおやつに。
アレンジレシピ:ハニーフロマージュ
ご紹介した生地は、具材を包んでマフィン型に入れ、小型パンとして作るのもおすすめ。
マフィン型用にグラム数を調整していますが、基本の生地と同じ配合です。
材料(マフィン型6個分)
- 強力粉…130g
- イースト…2g
- 砂糖…13g
- 塩…2g
- スキムミルク…6g
- 卵…13g
- すりおろしにんじん…52g
- 水…23~29g
- バター…12g
- クリームチーズ…120g(20g×6個分)
- はちみつ…適量
作り方
- 1~5までは基本のレシピと同じ。
- 生地を6個(1個あたり約40g)に分割して丸める。
- 生地を手で押さえてガスを抜き、7~8cmの大きさに丸くのばす。
- とじ目を下にしてマフィン型に入れる。
- 表面に強力粉(分量外)を振りかけ、キッチンバサミで切り込みを入れる。
- 170℃に予熱したオーブンで13~15分間焼く。
- 焼き上がったらケーキクーラーの上で粗熱を取る。
- 切れ込みにはちみつを垂らしたら出来上がり。
乾燥しないようにぬれ布巾をかけて、15分間ベンチタイムを取る。
クリームチーズも丸めておく。
中央に丸めたクリームチーズをのせ、包む。
35℃で35~40分間、ひとまわり大きくなるまで二次発酵させる。
*クリームチーズが見えるくらい深めに入れると、きれいに焼けます。
*オーブンによって火力に違いがあります。温度、時間調整しながら焼いてください。
にんじんとクリームチーズ&はちみつのコンビは相性抜群!お食事パンにもおすすめです。
子どもから大人まで!おいしく食べられるにんじん入りパン
鮮やかなにんじん色のキャロットブレッド。
やさしい甘さは、お子さまから大人の方まで楽しんでいただけること間違いなし!
アレンジ次第でさらにおいしくなるので、お好みの食べ方を見つけてくださいね。
「人参を練り込んだキャロットブレッド」の詳しいレシピページはこちら。