シナモンロールはお好きですか?
日本でもベーカリーやカフェでよく見かけ、専門店ができるくらい人気のシナモンロール。シナモンの風味と、砂糖たっぷりの甘さが魅力ですよね。
実は、シナモンロールは国や地域によって、見た目や味に違いがあります。
今回ご紹介するレシピは、アメリカンタイプ。
シナモンロールの歴史や国による違いについても、お教えします。
シナモンロールの発祥は?
日本でシナモンロールといえば、アメリカ発の専門店が展開していたり、アメリカ発のコーヒー店の定番メニューだったりと、アメリカ生まれというイメージがあります。
しかし、シナモンロールの発祥は北欧のスウェーデンなんです。
スウェーデンでは、街の至る所でシナモンロールが売っていて、いつでもどこでも食べられる生活に欠かせない身近な存在。
毎年10月4日を「シナモンロールの日」とするほど愛されており、一年で最もシナモンロールの消費量が多くなるそうです。
アメリカへは、移民したスウェーデン人がシナモンロールを持ち込み、アレンジされて広まっていったんだとか。
アメリカと北欧のシナモンロールの違い
アメリカのシナモンロール
アメリカのシナモンロールは日本でもおなじみ。ふわふわのパンにうずまき模様のシナモンフィリングが巻き込まれています。
シナモンフィリングにはブラウンシュガーを使い、コクのある甘みが特徴的。さらに砂糖メインの白いペーストがかかっていて、かなり甘めです。
北欧のシナモンロール
北欧のシナモンロールは、甘さ控えめでスパイスが効いています。
シナモンはもちろんのこと、欠かせないのがカルダモン。スパイスの女王とも呼ばれるカルダモンが、爽やかでピリッとした味の決め手。上には、ざらめのようなニブシュガーがかかっています。
アメリカンなシナモンロールのレシピ(6個分)
ふんわりしたパン生地・シナモンの風味・クリームチーズのフロスティングが相性抜群。しっかりと甘い、アメリカンなシナモンロールのレシピです。
パン生地を作る
材料
生地
- 強力粉…200g
- 牛乳…110g
- 卵…30g
- 砂糖…25g
- 塩…3g
- インスタントドライイースト(耐糖性)…3g
- 無塩バター…20g
シナモンフィリング
- 無塩バター…10g
- シナモン…小さじ2
- ブラウンシュガー…50g
下準備
- 材料を全て常温にする。
- 卵を溶きほぐす。
- 暑い時期以外は、牛乳と卵をあわせて人肌程度に温めておく。
作り方
- ボウルに牛乳・卵・ドライイースト・砂糖・強力粉・塩を入れて混ぜる。
水気がなくなれば、台に出して手でこねる。生地がつながってきたら無塩バターを入れ、押したりたたきつけたりしてこねる。のばすと薄い膜が張り、表面がなめらかになればこね上がり。*はじめはべたつくが、こねるうちにまとまる。ホームベーカリーなど、こね機を使用してもOK。
- 生地をひとつに丸め、とじ目を下にしてボウルに入れる。
ラップをして暖かい場所(30〜35℃)で、一次発酵(45分間~)。
生地が約2.5倍の大きさになれば発酵完了。
- 一次発酵中にシナモンフィリングの準備をする。
バターを塗り広げられるやわらかさにする。シナモンとブラウンシュガーを混ぜ合わせる。 - 生地を手で押さえてガスを抜き、丸めなおす。
乾燥しないようにボウルをかぶせ、15分間休ませる。
- 再びガスを抜き、めん棒で25cm×30cm程度にのばす。
生地の上下を2cm空け、バターを塗る。その上からシナモンシュガーを広げる。
- 手前から生地を巻き、とじ目をしっかりとじる。
とじ目を下にして、スケッパーで6等分にカットする。
- グラシンケースやベーキングカップの上に置いて、オーブンシートを敷いた天板に並べる。
湿気のある暖かい場所(約35℃)で、生地が乾燥しないようにして二次発酵(40分間~)。発酵が終わる少し前に、オーブンを190℃に設定して予熱を始める。
- 生地が約2倍の大きさに膨らめば発酵完了。
- 190℃のオーブンで12分間〜焼成。
クリームチーズフロスティングを作って仕上げる
材料
- クリームチーズ…30g
- 無塩バター…20g
- 砂糖…40g
作り方
- クリームチーズとバターをやわらかくなめらかになるまで練る。
砂糖を加えてよく混ぜる。 - 粗熱が取れたパンに1をのせたら出来上がり。
「アメリカン☆シナモンロール」の詳しいレシピページはこちら。
動画でおさらい
リッチなおいしさ!シナモンロール
おやつタイムやブランチにぴったりなシナモンロール。
手土産にも喜ばれますよ。
ぜひ手作りしてみてくださいね。