パン作りの楽しさの一つは形を作ること♪
成形はパン作りの楽しさの一つですね♪
そんな成形の楽しさを大人の方はもちろん、お子さんとも一緒に体験できる動物パン。
粘土のように、でも粘土とはちょっと違う、パン生地で形を作る楽しさ。
そして自分で作ったパンを一緒に食べるおいしさと嬉しさは、とても良い経験にもなりますね。
今回は、そんな「動物パン」の成形方法をご紹介したいと思います。
動物パンは簡単?
パン作りの中でも、「動物パン」はきっと比較的簡単なパン♪
そんな風に思っている方も多いのではないでしょうか。
実は細かいパーツが多い動物パンは、イメージとは少し違って、意外と難しいパンなんです。
でも、ご安心ください。
お子さんと一緒でも、簡単に・上手に・かわいく焼ける成形の動物パンを「くま」「ぶた」「うさぎ」の順番でご説明していきますね。
詳しいレシピと“まるめ”までの作り方は、下記を参考にしてください♪
「くまさんの♪動物パン」の詳しいレシピページはこちら。
「くま」の成形
今回は、お子さんでも簡単にできるようにチョコチップを入れたチョコパンです♪
生地量は全て70gに分割しました。
- ベンチタイムが終わった70gの生地を10g×1、30g×2にカットし、軽くまるめます。
- 10gの生地はさらに3分割し、半円に成形して耳、楕円形に平たく伸ばして口部分にします。
- 30gの生地をそれぞれ直径約8cmの円形に伸ばします。
- 片方にチョコチップをのせ、霧吹きをしてもう1枚を重ねます。
- 全体に軽く霧吹きをして、写真のように耳をつけ、口をのせます。
*上にのせる生地は若干大き目にしておくと、きれいに仕上がります♪
*口部分はできるだけ平らに薄くして楕円形に伸ばし、耳と耳は離してつけると「くま」らしくなりますよ♪
霧吹きをしてそれぞれのパーツをつけ、二次発酵をさせれば生地はくっつきます。
「ぶた」の成形
- 分割量や基本的な成形は「くま」と同様です。
違うところは、鼻と耳の形と位置。耳は三角形にして、鼻は「くま」より少し横長の楕円にします。 - 全体に軽く霧吹きをして、写真のように耳をつけ、鼻をのせます。
*「くま」と同じく、鼻はできるだけ平らに薄く伸ばし、耳と耳を近づけると「ぶた」らしくなります♪
「うさぎ」の成形
- 耳の内側の部分として生地を少し取り分け、残りの生地を二つにカットします。
- めん棒で約7cm×11cmの縦長の楕円形に伸ばします。
- 片方の生地の下側にチョコチップをのせ、霧吹きをしてもう一枚を重ねます。
- カードで生地の上半分に縦の切り込みを入れ、耳を作ります。
- 耳の部分の生地をのばし、角を取るように形を整え、少し左右に開きます。
- 残しておいた耳の内側の部分を二つにカットし、縦長にのばします。
- 軽く霧吹きをして、のせます。
*上にのせる生地は若干大き目にしておくと、きれいに仕上がります♪
動物たちを天板に並べて♪
成形が終わった動物たちを天板に並べて、35℃で35分間発酵をとります。
*発酵時間は季節や室温、生地温度によって変わります。
動物パンは発酵後も成形みたいなもの
さぁ仕上げです♪
- ハケで卵液を塗ります。
- お箸で目や鼻に穴を開けます。
- チョコチップの角を下にして目の穴に入れ、少しだけ押し込みます。
- 200℃に予熱したオーブンで12~13分間焼きます。
*「くま」の目は離れている方が「くま」らしくなります♪
動物パンはオーブンに入れるまでが成形みたいなものですね♪
最後の仕上げに♪
そして、今度こそ最後の仕上げ!
焼き上がったパンが冷めたら、チョコペンで「ぶた」の頬、「くま」と「うさぎ」の鼻と口を書いて出来上がりです♪
自由な発想で作れる動物パン
今回は簡単な成形を三つご紹介しましたが、自由な発想で思ったように作っていくのもまた、お子さんにはいいかもしれませんね。
そして、パン作りの基本も大切だけれど、たまにはかわいさいっぱいのパンを焼いてプレゼント♪
それも楽しいですね。
パンはかっこよくもなれるし、かわいくもなれる。そこがパン作りの面白さの一つでもあるんです。