ウィーン風の名を持つ焼き菓子、サブレ・ヴィエノワ
「サブレ・ヴィエノワ」というお菓子の名前を聞いたことはありますか?
「ウィーン風クッキー」という名を持つサブレ・ヴィエノワ。
今回は、サブレ・ヴィエノワのレシピをご紹介します。
サブレ・ヴィエノワとは
「サブレ」は、フランス語で「砂」のこと。一説には、砂が崩れるような食感が名前の由来ともいわれるように、サクッとした歯ごたえが特徴の焼き菓子です。
そして「ヴィエノワ」は、「ウィーン風の」という意味のフランス語。
絞り出しクッキーはいろいろな形のものがありますが、一般的に「W」の文字のように蛇行して絞るものが「ヴィエノワ」と呼ばれます。
サブレ・ヴィエノワのレシピ(約17個分)
絞り出しクッキーは生地を寝かせる必要がないので、思い立ったらすぐにできるのもいいところ♪
クッキー生地を作る
材料
- 無塩バター…100g
- 粉糖…40g
- 塩…少々
- 卵白…20g
- 薄力粉…120g
- バニラビーンズペースト…小さじ1/2
道具
- ボウル
- ゴムベラ
- 星口金
- 絞り袋
- 計量カップ
- スケッパー
- シルパット
下準備
- 無塩バターを常温に戻し、指で押すとスッと入るくらいまでやわらかくしておく。
- 薄力粉をふるっておく。
- オーブンは予熱160℃にしておく。
作り方
- ボウルにバターを入れ、ゴムベラでなめらかになるまでしっかり混ぜる。
- 粉糖と塩を加え、なじむまでしっかりと混ぜる。混ざったらバニラビーンズペーストも加えて混ぜる。
- 卵白を2回に分けて加え、混ぜていく。
ここがポイント
1回目の卵白がしっかり混ざっているのを確認してから、次の卵白を加えて混ぜる。
もし、卵白が滑って混ざりにくいときは、泡立て器で混ぜる。最終的に、均一に混ざっているのを確認する。
- ふるった薄力粉を加え、ゴムベラで粉気がなくなるまで混ぜる。
- 絞り袋に口金をセットする。
*口金の部分で絞り袋をねじって、口金の穴に袋を入れ込んでおく。
- 計量カップなどの容器に絞り袋の口を広げてひっくり返してセットし、生地を入れる。
絞り袋をカップから外し、スケッパーを使って、生地を口金のギリギリのところまで持って行く。
- オーブン天板にシルパット(またはオーブンシート)を敷き、Wの文字のように蛇行しながら絞る。
ここがポイント
生地がたくさんあると、絞るのにかなり力が必要。
絞り袋の真ん中で生地を半分くらいに分け、手で握りやすい量にしてから絞ると、力が入りやすくて絞りやすくなる。絞る生地が少なくなってきたら、またスケッパーで生地を落とし込み、絞りやすい状態にしてから絞っていく。
絞るときの注意点は、口金の先端を寝かせ過ぎないように、オーブンの天板に対して、口金の先端が垂直になるようにして持つこと。そして、利き手に力を入れながら絞る。
絞り出す生地の量と口金を移動させるスピードを合わせると、きれいに絞れる。
- オーブン160℃で、20~25分間焼成する。
*夏場など、生地がやわらかくダレやすい場合は、絞った後に、一旦冷蔵庫で15分間ほど冷やしてから焼くときれいに焼き上がります。
- 焼き上がったら、天板にクッキーをのせたまま冷ます。
デコレーションをして仕上げる
焼きっぱなしでも楽しめますが、ひと手間でワンランクアップな仕上がりに◎
今回は、コーティング用のチョコレートを使ってさらにかわいく仕上げていきます。
材料
- コーティングチョコレート…適量
- ピスタチオダイス…適量
作り方
- 12cmくらいのボウルにコーティングチョコレートを入れ、湯せんで溶かす。
*湯せんの温度は50℃くらい。グラグラ沸騰させ過ぎないように注意。湯せんの温度が上がれば、火はとめてOK。 - チョコレートがしっかり溶けたのを確認したら、サブレの片方の端にチョコレートをつける。
- チョコレートが乾かないうちに、ピスタチオをパラパラと飾る。
- コルネにチョコレートを入れ、サブレの上に線模様を描く。
- チョコレートが固まったら、完成!
ラッピングすればプレゼントにもおすすめ♪
お気に入りの袋に入れてかわいいシールを貼ったら、まるでお店屋さんみたいなクッキーに!
バレンタインやホワイトデー、ちょっとしたプレゼントにもおすすめです。
乾燥剤(シリカゲル)を一緒に入れてシーラーすれば、日持ちもします。
さあ、サブレ・ヴィエノワを作ってみよう!
サブレ・ヴィエノワのレシピは、いかがでしたか?
特別な材料が必要なく、生地を寝かせず焼くことができるサブレ・ヴィエノワは、シンプルながらもお菓子作り好きさんたちに人気のあるお菓子です。
ぜひ作ってみてくださいね!