わらび餅粉について調べてみよう!
暑い季節にぴったりな和スイーツといったら、わらび餅!
わらび餅を作る材料となる「わらび餅粉」には、実は種類があるんです。
今回はcottaで取り扱いのある、「粉の郷 本わらび餅粉」と「粉の郷 わらび餅粉」についてご紹介!
原材料や、出来上がったわらび餅の味や見た目など、違いをじっくり比較します。
わらび餅とは
わらび餅とは、山菜のワラビの根から採れるデンプンで作られているお菓子です。
ワラビの根からデンプンを取り出す作業はとても大変。
ワラビの根(地下茎)を掘り起こし、たたき、ほぐし、洗い、デンプンを取り出し、乾燥させ…と、とても手間のかかる作業が必要なんです。
ワラビの根から採れたデンプンのみの製品は、「本わらび粉」と呼ばれます。
本わらび粉は希少なため、手軽にわらび餅が楽しめるよう、さまざまな「わらび餅粉」が販売されています。
原材料欄を見てみると、発見がありますよ。
「粉の郷 本わらび餅粉」と「粉の郷 わらび餅粉」の違いをチェック!
今回比較するのは、「粉の郷 本わらび餅粉」と「粉の郷 わらび餅粉」。
それぞれ、どんな製品なのでしょう。
粉の郷 本わらび餅粉
- 本わらび粉と、レンコンから抽出した蓮粉、加工デンプンをブレンドしたもの
- ごく薄い褐色
- ギュッと固めたような小さな塊。例えるなら、白玉粉みたいな形状
粉の郷 わらび餅粉
- 極寒製の甘藷(サツマイモ)澱粉100%
- 白色
- 本わらび餅粉よりサラサラしたパウダー状
実際にわらび餅を作ってみた
上記2つのわらび餅粉で、実際にわらび餅を作り比べてみました。
配合
※比較をするため、同じ分量
- 本わらび餅粉 or わらび餅粉…50g
- 上白糖…30g
- 水…200g
作り方
- 鍋にわらび餅粉・砂糖・水を入れる。
- わらび餅粉が溶けるまで、木べらで全体をしっかり混ぜる。
- 中火にかけ、絶えず混ぜながら練っていく。
トロミが付き、透明になってきたら弱火にして、さらに透き通るまで2~3分間練る。
- 透明感が出て練り上がったら、水で濡らしたバットに移して平らに広げて冷ます。
出来上がりの色が全く違いますね!
わらび餅の伸びを比較してみた
それぞれのわらび餅が、どれくらい伸びるかを実験。
ひとくち大にカットしたわらび餅を、手で伸ばしてみました。
粉の郷 本わらび餅粉
- 刃にくっつき、カットがしづらい
- やわらかく、伸びがよい
粉の郷 わらび餅粉
- 刃にくっついてくることはなく、切りづらさはない
- 本わらび餅粉のようには伸びない
出来上がったわらび餅の違いをまとめてみた
出来上がったわらび餅の違いを、表にまとめてみました。
使い分けるなら
粉の郷 本わらび餅粉
きなこや抹茶、黒蜜など、仕上げの味を変えてシンプルに楽しんだり、和スイーツのトッピングにしたりも◎
粉の郷 わらび餅粉
丸い形のわらび餅を作りたいときや、水まんじゅうなど白く仕上げたい和菓子作りにも活用できます。
わらび餅のおいしい食べ方
わらび餅は、作ってから長時間冷蔵庫で冷やすと食感が悪くなるので注意!(特に、「粉の郷 わらび餅粉」で作ったものはかたくなりやすい)
食べきれる量だけ作るのがおすすめです。
熱を取ったわらび餅をひとくち大にカット。きな粉などをまぶすと、おいしく召し上がれます。
きな粉のおすすめの配合
- きなこ…100g
- 砂糖…30g
- 塩…少々
違いを知って、楽しもう!
2種類のわらび餅粉の違い、いかがでしたか?
原材料による出来上がりの違いを理解すれば、自分好みのわらび餅にぐっと近づくはず。
夏のお菓子作りをお楽しみください。