秋の味覚・さつまいもで簡単おやつを作りましょう♪
秋を代表する食材の一つ、「さつまいも」。
程よい甘みがあって、料理はもちろんデザートにも幅広く利用される人気の食材ですよね。
今回は、おやつの定番でもある「大学芋」のレシピをご紹介。
油で揚げず、カリカリに仕上げる作り方をお教えします。
大学芋とは
大学芋とは、油で揚げたさつまいもに、たっぷりと甘い蜜(みつ)がからめられたお菓子。
外はカリッ、中はホクッとした食感がたまらない一品です。
大学芋がはやり出したのは、大正~昭和初期といわれています。
家庭で簡単に作れるところから、今でもおやつとしての人気が高いですよね!
大学芋の名前の由来
子どもから年配の方まで人気の大学芋ですが、そもそもなぜ「大学芋」という名前が付いたのでしょう。
大学芋の名前の由来には諸説あるそう。
どんな説があるのか、見てみましょう。
由来その1.大学生が好んで食べていたから
有力な説としては、大正から昭和にかけて、大学生が好んで食べていたからというものがあります。
1940年頃まで東大の赤門前にあった「三河屋」というお店で、揚げた芋に蜜をかけて売っていたものが人気となり、自然と広まったのだとか。
さつまいもはお金がない大学生でも気軽に買えておいしく、しかもお腹を満たせる貴重な食材だったんですね。
由来その2.大学生が学費のために売っていたから
大学生が学費を稼ぐために売り始めたという説も。
学費を払うのが苦しくなった学生たちが、比較的安価で作れる大学芋の販売を始め、その売上を学費にあてたことから大学芋と呼ばれるようになったそう。
他にも、「商品名に大学と付けるのが流行っていたから」なんて説も!
いずれにせよ、大学や大学生に関係していることが分かりますね。
簡単カリカリ!揚げない大学芋レシピ
古くから愛されている大学芋。揚げ油不要の簡単レシピで、ぜひ一緒に作ってみましょう!
材料
- さつまいも…250g
- きび砂糖…大さじ3
- みりん…大さじ3
- 醤油…大さじ1と1/2
- 黒ごま…大さじ1
- 太白ごま油…大さじ1
- 水…50ml
作り方
- さつまいもを一口大に乱切りにし、5分間ほど水にさらす。
*5分間以上水にさらすと、さつまいもの風味が逃げてしまいます。長時間さらさないようにしましょう。
- ザルに出して水を切り、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取る。
- きび砂糖・みりん・醤油を一つのボウルに入れ、混ぜておく。
*砂糖が溶けているか、確認しておく。 - フライパンにさつまいもを入れ、そこに太白ごま油を加える。
さつまいもの表面全体に油が行き渡るように菜箸でひっくり返しながら、中火で4分間ほど炒めていく。
- 火加減を弱火にして水50mlを加え、フタをして5分間ほど蒸し焼きにする。
途中、3分間経ったところで、さつまいもをひっくり返す。
- さつまいもに竹串を刺して、かたさをチェックする。
竹串がスッと刺さらなければ、追加で加熱。水分がなくなっていたら、少しだけ水を足し、フタをしてさらに蒸し焼きにする。
- さつまいもは、竹串がスッと刺さるようになればOK。
フタを開けてフライパンに残っている水分を飛ばし、さつまいもの表面に焼き色を付ける。
- 表面に焼き色が付いたら、いったんボウルに取り出し、フライパンに残っている油をキッチンペーパーで拭き取る。
- 工程3で合わせておいた調味料をフライパンに入れ、混ぜながら1分間ほど加熱してとろみをつける。
- タレにとろみがついたらさつまいもをフライパンに戻し、からめる。
- 黒ゴマを振って、完成。
カリカリに仕上げる3つのポイント
揚げずに作る大学芋。
カリカリに仕上げるために、3つのポイントを押さえましょう!
ポイント1.さつまいもを蒸し焼きにする
今回のレシピは油で揚げないため、一旦蒸し焼きにするのがポイント!
さつまいもの甘みを引き出しながら、やわらかくしていきます。
ポイント2.表面に焼き色をしっかり付ける
蒸し焼き後に焼き色を付けることで、表面をカリッとさせ、中をホクホクの状態に。
表面の焼き色が弱いと、カリカリ食感が失われやすいので注意。
表面全体に満遍なく焼き色を付けることで、おいしい仕上がりになります。
ポイント3.タレにとろみをつけてからめる
さつまいもにタレをからめるタイミングは、タレにとろみがついてから。
しんなりするのを防いでくれます。
フライパン1つあればいい♪揚げない大学芋を作ろう
美容と健康に効果があるといわれる、さつまいも。
油で揚げない今回の大学芋は、あっさりしていて、栄養価の高いおやつとしてもおすすめです!
フライパン1つでできちゃうので、ぜひ作ってみてくださいね♪