デコ型があれば簡単♪ちぎりパン作りに挑戦しよう
ちぎりパンは、パン作りを始めたら一度は挑戦してみたい人気メニューのひとつ。
包丁を使わずに手でちぎるだけで、食べやすい大きさに分けられる便利なパンです。
今回はデコ型で焼く、耳までやわらかなふわふわ食感のちぎりパンレシピをご紹介します。
デコ型で焼くちぎりパンのレシピ(18cm[6号]のデコ型1台分)
ちぎりパンといえば、スクエア型で焼いた四角い仕上がりのイメージを持っている方も多いのでは?
でもスポンジケーキを焼く丸いデコ型で作っても、お花みたいな形に仕上がってかわいいんですよ。
パン作り初心者さんにもぴったりな、基本の簡単レシピです。
材料
- 強力粉…250g
- ドライイースト…2.5g
- 塩…4g
- 砂糖…25g
- 水…160g
- 無塩バター…15g
- 強力粉(仕上げ用)…適量
下準備
- 水を約30℃に温める。
- バターを押すと指がすっと入る程度のやわらかさにしておく。
- 発酵用のボウルに薄く油脂を塗る。
- デコ型の底と側面の形にオーブンシートを切り、敷き込む。
作り方
- ボウルに強力粉・ドライイースト・砂糖・塩を入れてさっと混ぜ、水を加える。
手で合わせてまとまってきたら、バターを混ぜ込む。台の上でたたいては返すようにこね、表面がなめらかになるまで15分間程度こねる。
*イーストの働きが鈍るため、ボウルに材料を入れる際、混ぜ合わせるまでは塩とドライイーストが触れないようにしてください。
こねる作業はホームベーカリーの機能を使ってもOKです。 - 生地をボウルに入れ、乾燥しないようにラップなどをかぶせる。
約2倍の大きさに膨らむまで一次発酵(目安:30℃で40分間前後)。
- ガス抜きし、8等分して丸める。
全体に軽く霧吹きで水をかけるなど、乾燥しないよう注意して10分間休ませる。
- 表面が張るように丸めなおし、底をしっかりつまんでとじる。
型の中央に1つ置き、残りをその周りに等間隔で並べる。
- ひとまわり大きくなるまで、30℃で40分間ほど二次発酵する。
- オーブンを180℃に予熱する。
予熱している間に、茶こしで表面に強力粉を振りかけ、アルミホイルを被せる。
【熱風が循環するタイプのオーブンを使う場合】
アルミホイルを被せるだけだとめくれてしまうので注意!アルミホイルを長めにカットして覆い、端を型の底に入れるのがコツ。
- 180℃のオーブンで20分間焼く。
- 完成!
レシピのポイント
デコ型でふわふわのちぎりパンを仕上げるポイントをお教えします。
型の下準備のポイント
今回は底面に敷く18cmの丸と、側面に添わせる6×33cmの帯2枚にオーブンシートをカット。
カット方法はいくつかあるので、やりやすい方法でOKです。
注意点としては、ケーキ用の敷き紙はパン生地がくっついてはがれなくなるので使わないこと。
無理にはがすと、生地にくっついた状態で破れたり、パンの形が崩れたりする原因にも。
デコ型に少し油脂を塗っておくと紙がずれにくくなるのでおすすめです。
テフロン加工されている型は、内側にやわらかく練った分量外のバターを塗るだけでもOK。
分割のポイント
生地を分割するときは目分量にせず、スケールで重さを量りましょう。
丸めた生地が均一に膨らみ、きれいに焼き上げることができます。
基本的なことですが、このひと手間で仕上がりに差が出ます。
焼成のポイント
焼成前に強力粉を振りかけたりアルミホイルで覆ったりする理由は、熱のあたりを弱くし、焼き色を付きにくくするため。
粉とアルミホイルを省いて焼き色を付けても、おいしいパンに仕上がります。
また、今回はブリキ製の型を使用。
ご自宅にある型の材質やオーブンの性能にあわせて、焼成温度や時間を調整するのも重要です。
生地のアレンジも◎ デコ型でちぎりパンを楽しもう
今回は、デコ型を活用したシンプルなちぎりパンのレシピをご紹介しました。
小麦粉250gを使って作るレシピであれば、今回の基本レシピ以外でも18cmのデコ型で焼くことができます。
分割数を変えると形の変化も楽しめますよ。
お持ちのデコ型を使ってちぎりパン作りにチャレンジしてみてくださいね。