焼きたてパンで朝食を
思いたったらすぐに作れるパンといえば、ソーダブレッド。
材料を混ぜたら簡単に形作って、オーブンに入れるだけ。手慣れてくれば、オーブンまでたったの5分という手軽さです。
焼き時間の30分間におかずを作れば、焼きたてパンでの朝食の出来上がり。
今回は朝食にもおもてなしのテーブルにもぴったりな、ソーダブレッドのレシピをご紹介します。
ソーダブレッドとは
ソーダブレッドとは、アイルランド発祥のパン。
ソーダブレッドの「ソーダ」は、「ベーキングソーダ(重曹)」。つまり、重曹を使って膨らませたパンのこと。
イーストの代わりに重曹を使えば、発酵時間のいらないパンが作れます。
基本のソーダブレッドレシピ
重曹を使ったパンは、苦みを感じるという方も。今回は、重曹の代わりにベーキングパウダーを使ったレシピをご紹介します。
材料
- 薄力粉…200g
- ベーキングパウダー…小さじ1
- 砂糖…大さじ1
- 塩…ひとつまみ
- ヨーグルト…150g
- 植物油…大さじ1
下準備
- オーブンを190℃に予熱します。
作り方
- ボウルに薄力粉・ベーキングパウダー・砂糖・塩を入れて混ぜます。
- 中央をくぼませ、ヨーグルトと植物油を入れて混ぜます。
- 粉っぽさがなくなれば生地の出来上がりです。
- オーブンシートを敷いた天板にのせて丸くまとめたら、キッチンバサミで十字の切り込みを入れます。
- 190℃のオーブンで30分間焼きます。
- 粗熱が取れたら、食べやすい大きさにカットして召し上がれ。
*こねるとかたくなるので、切るように、または折るように混ぜましょう。
*混ぜすぎるとかたくなるので、粉気がなくなったところでやめてくださいね。
*クープは、深さ2cmほどを目安にまず1本。交差するクープは、中心から片側ずつ2回に分けてハサミを入れて、くっつかないように調整を。
竹串を刺して、何も付いてこなければ焼き上がりです。
*25分たったところで、焼き色が薄ければ温度を200℃に上げてください。
本場アイルランドのソーダブレッドは、バターミルクを使って作ります。
残念ながら日本ではなかなか手に入らないので、今回のレシピではヨーグルトを使いました。
「ソーダブレッド 捏ねずにすぐ作れるクイックブレッド」の詳しいレシピページはこちら。
食べ頃は当日中。
翌日はかたくなりますが、電子レンジで20秒間ほど温めるとふんわりしますよ。
ソーダブレッドのアレンジ提案
ドライフルーツやナッツを混ぜこんだり、トッピングしたりと、簡単にアレンジできるのもソーダブレッドの良いところ。
こんなアレンジはいかがでしょう。
ドライフルーツとオートミールを加えて
生地にドライフルーツを混ぜてオートミールをまぶせば、味にも深みが出て、目先の変わったソーダブレッドの完成です。
材料
- 基本のソーダブレッドの材料…全て
- ドライフルーツ…60g
- オートミール…適量
作り方
- 基本のソーダブレッドの工程1で、ドライフルーツを加えます。
- 基本のソーダブレッドの工程4で丸くまとめたら、オートミールをたっぷりまぶします。
キッチンバサミで十字の切り込みを入れて焼き上げます。
ドライフルーツの甘酸っぱさにオートミールの歯応えも加わって、満足度もアップ♪
キュートなミニサイズに
生地を分割すれば、ミニサイズのソーダブレッドも。
分割してひとつひとつ丸める手間が増えますが、手慣れれば10分ほどで準備が整います。
材料
- 基本のソーダブレッドの材料…全て
- くるみ…100g
作り方
- 基本のソーダブレッドの工程1で、くるみも加えます。
- 工程3の後で6等分し、手粉をして生地を丸めます。
- オーブンシートを敷いた天板に並べて、キッチンバサミで十字の切り込みを入れます。
- 190℃に予熱したオーブンで20分間焼きます。
ミニサイズならカットする手間がないので、より手軽に食べられますよ。
簡単ソーダブレッドを作ろう
こねずに混ぜるだけでできて、食べ応えのあるソーダブレッドは、時短・手間なしのパン。
パン作り初心者さんにもおすすめですが、本格的にパンをお作りの方もその簡単さとおいしさに驚くはず。
まずは基本のレシピで、焼きたての味を確かめて♪
外はさっくり、中はしっとりふんわりのソーダブレッド、気軽に作ってみてくださいね。