つるんとおいしい、ちょっとおしゃれなコーヒーようかん
「ようかん」といえば、あんと砂糖を煮詰めて寒天で固めた代表的な和菓子のひとつ。
シンプルな材料で作るようかんは甘くてホッとする味わいで、おうちでも比較的簡単に手作りできます。
今回は、伝統的なようかんにちょっぴりおしゃれなひと工夫♪
コーヒーをプラスした香り高いようかんと、練乳入りの濃厚なミルク寒天を合わせた、2層のコーヒーようかんのレシピをご紹介します。
2層のコーヒーようかんのレシピ(220×91×H61mmのパウンド型1台分)
敷居の高いイメージがある和菓子も、パウンド型を活用すれば手軽に楽しめます。
ミルク寒天を作る
材料
- 水…100g
- 粉寒天…3g
- 牛乳…130g
- 生クリーム…60g
- 練乳…60g
- 砂糖…20g
下準備
- 牛乳を常温に戻しておく。
作り方
- 水と粉寒天を鍋に入れて中火にかけ、沸騰したら弱火に切り替えて寒天が完全に溶けるまで1分間ほど煮詰める。
- 火を止めて砂糖を入れて溶かし、常温に戻した牛乳・生クリーム・練乳を入れてよく混ぜる。
- 型に流し入れ、冷蔵庫で冷やし固める。
コーヒーようかんを作る
材料
- こしあん…150g
- 水…200g
- 粉寒天…3g
- カフェリーヌ エスプレッソ…3g
- 砂糖…30g
砂糖は、使用するあんこの甘さによって増減してください。
作り方
- 水・粉寒天・カフェリーヌ エスプレッソを鍋に入れて中火にかけ、沸騰したら弱火に切り替えて寒天が完全に溶けるまで1分間ほど煮詰める。
- 火を止めて砂糖を加えて混ぜ、こしあんも加えてしっかり溶かす。
- あんが混ざってなめらかな状態になったら、鍋の底を水に当てて混ぜながら、人肌よりも少し温かいくらいまでゆっくりと冷ます。
- ミルク寒天の上へ優しく流し入れ、冷蔵庫で冷やし固める。
- しっかり冷えたら型から外す。
- 好みの大きさにカットすれば完成!
「パウンド型で♪2色のコーヒーようかん」の詳しいレシピページはこちら。
レシピのポイント
寒天を使って固めるお菓子を、パウンド型で作る際のポイントをお教えします。
使用する型は継ぎ目がなく、こびりつかない素材を選ぶ
寒天液を流し入れるため、継ぎ目のある型は液漏れしてしまう可能性があります。
継ぎ目のないパウンド型を使用しましょう。
テフロン加工されたタイプは、つるんと簡単にはがれるのでおすすめです。
また、サビやすいブリキ製のものなどは、液体を入れるお菓子には不向きなので要注意!
型に入れる際の温度に気をつける
寒天液は常温で固まってしまうため、型に入れる前の温度が低くならないように手早く作業しましょう。
型に入れる前に寒天液が固まりだしたら、少し火にかけて温度を上げてください。
型外しのコツ
パウンド型からようかんを出す際は、まず型を傾けて型とようかんの間にパレットナイフを差し込んでください。
差し込んだ隙間から少しずつ空気を入れるようにすると、次第に型からはがれてきます。
簡単アレンジ提案
ご紹介した2層のコーヒーようかんは、アイデア次第で簡単にアレンジできます。
アレンジ1.ミルク寒天にお好みのフルーツをプラス
いちごやみかんなど、お好みのフルーツをミルク寒天に入れて固めると、とってもかわいい仕上がりに。
フルーツを寒天液に入れると浮いてきてしまうので、固まりだしたタイミングで箸やスプーンなどを使って沈めるようにするとバランス良く散らすことができます。
ミルク寒天にフルーツパウダーなどを加えても楽しめそうですね。
アレンジ2.小さなデザートカップでお一人さま用に
このお菓子は、小さなデザートカップで作っても◎
カットする手間もなく、そのままでおしゃれなおやつの出来上がりです。
カップを斜めに固定し、コーヒーようかん液とミルク寒天液を固めると表情が出てすてき♪
デザートカップは型抜きしないので、コーヒーようかんから先に作るとよいでしょう。
パウンド型を使って、手軽におしゃれな和菓子作り
今回は、パウンド型で作れるコーヒーようかんのレシピをご紹介しました。
コーヒーのほろ苦い風味と練乳の濃厚な甘さは、おもてなしの一品にもぴったり♪
パウンド型を活用すれば専用型も不要!ぜひ作ってみてください。