手に入りやすい材料でスパイシーなクッキー作り
12月は、お菓子作りのハイシーズン!
店頭やネット上には華やかなお菓子がたくさん出回り、おうち時間の過ごし方としても手作り熱が上がる季節。
たまには、甘いお菓子ではなく、スパイシーなお菓子を作ってみるのはいかがでしょう。
ぴりっと刺激的なブラックペッパーを使ったクッキーなら、お酒のおつまみにも最適◎普段あまり甘いものを食べない方にも喜んでもらえそうですよ。
今回は手に入りやすい材料を使った、2種類のブラックペッパー入りクッキーのレシピをご紹介します。
使用するブラックペッパーについて
ブラックペッパーは和洋中どんな料理にも合うので、おうちにあるという方が多いのでは?
今回のレシピでは、ホールタイプのブラックペッパーを粗挽きにして使用。
ミルをお持ちでない場合は、粗挽きになっている状態で販売されているものを使うとよいでしょう。
パウダー状のものは辛みの感じ方が変わってしまいます。
どうしても使いたい場合は生地に混ぜ込まず、外側に振りかけて辛みと風味を加えるほうが無難です。
ブラックペッパークッキーのレシピ
ほんのり甘味が感じられる、サクサクとした軽い食感のクッキー。
卵もバターも使わず、特別な道具がなくても作れる簡単な生地です。
淡い焼き色とやさしい甘味の秘密は、砂糖でもはちみつでもなく、メープルシロップを使うのがポイント。
材料(天板2枚分)
- 薄力粉…90g
- 片栗粉…5g
- メープルシロップ…35g
- 米油…30g
- ブラックペッパー(粗挽き)…小さじ1/3
- 粉チーズ…20g
- 岩塩…1g
*加えすぎるとしょっぱくなるので、0.1g単位で計量できるスケールを使うと◎
下準備
- オーブンを170℃に予熱する。
- 天板にオーブンシートを敷く。
作り方
- 薄力粉と片栗粉をボウルにふるい入れ、他の材料を全て加えて大き目のフォークで混ぜ合わせる。
- 粉気がなくなったら、なめらかになるまで手で軽くこねる。
- ラップに挟んで、めん棒で5mmの厚みにのばす。
- 好みの型で抜き、天板に敷いたオーブンシートに並べる。
- 予熱が終了したオーブンに入れ、13~15分間焼く。
- 完成!
*生地がやわらかく、型抜きしにくそうな場合は、冷蔵庫で20~30分間休ませると比較的抜きやすくなります。
型抜きした形がそのまま出て崩れにくいので、ラッピングしてプレゼントするのにもおすすめです。
まるでパイみたい♪ブラックペッパー香るチーズクッキーのレシピ
パイのようなサクっほろっとした食感と、個性的な味わいが癖になるおいしさ。
甘味はまったく加えずに作りますが、お茶やコーヒーにも合います。
材料(天板2枚分)
- 薄力粉…100g
- 岩塩…1g
- ブラックペッパー(粗挽き)…小さじ1/3~1/2
- 無塩バター(冷えたもの)…70g
- 粉チーズ…80g
- 卵(生地用)…10g
- 卵(つや出し用)…適量
作り方
- 冷えたバターをさいの目状にカットする。
- 卵以外の材料をフードプロセッサーに入れ、さらさらの粉状になるまで混ぜる。
- 生地用の卵を加えて粉気がなくなるまでパルス操作(手動で運転時間を操作できる機能)で切り混ぜる。
- 5mmの厚さにのばして好みの型で抜き、天板に敷いたオーブンシートの上に並べる。
- オーブンを170℃に予熱し、その間にクッキーの上面につや出し用の溶き卵を塗る。
- 予熱が終了したオーブンで15分間ほど焼く。
- 完成!
フードプロセッサーがない場合
ボウルに薄力粉・岩塩・ブラックペッパー・粉チーズを加えて軽く混ぜ、1のバターを加えてカードやパイカッターで刻むように細かくする。
バターが米粒程度の大きさまで細かくなれば、手のひらでするようにして粉状にし(手も冷やした状態で行うとバターが溶けにくく作業しやすい)、卵を加えてカードで切り混ぜてまとめる。
天板ごと冷蔵庫で10~20分間冷やす。
*焼きたては崩れやすいので、天板にのせたまま冷ましてください。
おすすめアレンジ
より刺激的な味わいがお好みの方は、カイエンペッパーを少量加えたり、お好みでタイムやオレガノなどのハーブ類を加えたりするアレンジもおすすめです。
ハーブ類を加えるなら、工程3で。
また、粉チーズは種類がいろいろあるので、お好みのものでOK!
私のおすすめは、パルメザンチーズ100%のものです。
おうち飲みのお供にぴったり
スパイシーなお菓子にもいろいろな種類のものがありますが、工程も少なく気軽に作れるクッキーなら、スナック感覚で楽しめます。
近年人気の手作りの”クッキー缶”のメニューとして、今回のような変わり種をひとつ入れてみても面白いかもしれませんね。
この冬は、ブラックペッパーがきいたクッキーで“おうち飲み”を楽しんでみてはいかがでしょうか。