レモンの苦みを抑えておいしいジャムを作ろう!
爽やかな酸味と香りがたまらない、お菓子作りに欠かせない果実、レモン。
中でも人気の高い国産レモンの旬は冬!いろんなお菓子を作って楽しみたいですね。
今回は工程も材料もシンプル。作業時間も短く、活用方法無限大のレモンジャムのレシピをご紹介します。
材料3つ!レモンジャムのレシピ(80ml容器1個分程度)
苦みは少なく、爽やかな甘酸っぱさと香りはしっかり!レモンのおいしさがぎゅっと詰まったレモンジャムのレシピ。
皮も入れた絶品マーマレードを作りましょう♪
材料
- レモン…2個
- グラニュー糖…レモンの果肉に対して50%の重量
- ペクチン…レモンの果肉に対して5%の重量
作り方
- レモンを洗い、水分を拭く。
*無農薬でないレモンを使う場合は、レモンを熱い湯に1分間ほど浸したのち、食器用中性洗剤で洗い、お湯でよくすすぐ。 - レモン皮の黄色部分のみナイフで削ぎ取る。
*白い部分は極力とりのぞく。
- 鍋に水と黄色のレモン皮を入れ、ぐつぐつと沸騰させる。
- 沸騰して少したったら火を止め、ザルにあける。これを2回繰り返す。
- 水気を切ったレモン皮を包丁で細くカットする。
- レモンの果肉をナイフで薄皮から外し、薄皮から果汁も絞り出して重さを計る。
*今回は約100gでした。
- 6で量った重さをもとに、グラニュー糖とペクチンを計算し、量る(今回はグラニュー糖:50g、ペクチン:5g)。
*量ったグラニュー糖から小さじ1杯分程度をペクチンのボウルに入れ、均一になるまで混ぜ合わせておくのがコツ。
- 鍋に果肉・皮・グラニュー糖を入れ、中火にかけてゴムベラで絶えず混ぜながら加熱する(2分間程度)。
アクが中心に集まったタイミングで、一度アク取りをする。
- 火を止め、グラニュー糖と合わせたペクチンを全体に振り入れる。
再度火にかけ、ゴムベラで絶えず混ぜながら加熱する(1分間程度)。
- 火を止めて容器に移し、冷ませば完成。
*氷水などで急冷すると味が引き締まり、一層おいしく召し上がれます。
「苦みを抑えたレモンジャム」の詳しいレシピページはこちら。
保存方法と食べごろ
出来上がったら冷蔵庫で保存を。
このレモンジャムは、作った直後よりも冷蔵庫で一晩休ませてからのほうが酸味が落ち着いて食べやすく感じます。
そのため、おすすめの食べごろは翌日以降です。
レシピのポイント
今回ご紹介したのは、レモンの皮から出る独特の苦みを抑えたレシピ。お子さまも食べやすいレモンジャムができます。
レシピのポイントとなる部分をチェックしましょう。
レモン皮の白い部分は取り除く
レモン皮の白い部分、ここに苦み成分が多く含まれるため丁寧に取り除いてください。
黄色いレモンの皮を2回ゆでこぼすのも、苦み対策です。
レモンジャムにとろみをつける方法として、皮や種を利用する方法もありますが、今回は苦みを極力抑えたいという思いから、ジャム用ペクチンを使用しました。
注意:ペクチンには、ジャム用に使われるゆるく固まるLMタイプと、パートドフリュイのようなハードゼリーに使用するしっかり固まるHMタイプがあります。用途に合ったペクチンをご準備ください。
火入れはさっと!絶えず混ぜる!
今回はレモン2個分という少量のジャム作りなので、ほどほどの火力でさっと熱を通します。
長時間の加熱が不要で、思い立ったらさっと作れることも、うれしいポイントです!
焦がさないように絶えずゴムベラで混ぜ、様子を見ながら作業してください。
甘さを足したいときはどうすればいい?
きゅんとした甘酸っぱさがうれしいレモンジャム。もっと甘くしたいときは完成したレモンジャムにはちみつや水あめを加える方法がおすすめです。
今回の作り方の場合、砂糖を大量に増やすとレモン皮がかたくなってしまい、食感が悪くなるので注意が必要です。
はちみつの香りがプラスされるとまた違ったおいしさが楽しめるので、お好みのはちみつをブレンドするのもいいですね♪
おすすめの食べ方
甘酸っぱいレモンジャムは、パンに塗るだけでなくさまざまな場面で大活躍!
炭酸で割ってレモンソーダにしたり、温かいお茶に入れたり、ケーキにサンドしたり。
ドリンクにもスイーツにもお料理にも、アイデア次第で幅広く活用できます。
旬の国産レモンで作る苦くない絶品ジャム
今回は、苦みを抑えたレモンジャムが作れるレシピをご紹介しました。
手作りしたレモンジャムの香りと風味は格別です。
国産レモンがおいしい時期に、自家製ジャムをお楽しみください。