シャルロットに魅せられて
女性の帽子に見立てたといわれる洋菓子「シャルロット」。
名前の響きの優雅さと、そのかわいいい見た目に魅了されて、たくさんのアレンジシャルロットを作ってきました。
今回は夏に食べたい!と思うシャルロットのレシピ、特徴や由来を解説していきます。
マンゴー&ヨーグルトで夏のシャルロット♪
暑い夏におすすめの常夏フルーツ「マンゴー」を使ったシャルロットのレシピをご紹介します。
マンゴージュレを作る
材料(12cmセルクル1台分)
- マンゴーピューレ…80g
- グラニュー糖…30g
- 水…20g
- 板ゼラチン…2g
下準備
板ゼラチンを氷水で戻しておく。
作り方
- 小鍋に板ゼラチン以外の材料を入れ沸騰させる。
- 火から下ろしてボウルに移し、戻した板ゼラチンを加え溶かす。ボウルの底を氷水に当てて冷やす。
- 12cmセルクルに冷やしたジュレを流し、冷凍庫で完全に固める。
ビスキュイキュイエールを作る
材料
- 卵(L玉)…2個
- グラニュー糖…70g
- 薄力粉…70g
- 粉糖…適量
下準備
- 側面と底、ふた用にガイドを作っておく。
- 絞り袋に直径1cmくらいの丸口金をセットしておく。
作り方
- 卵を卵黄と卵白に分け、卵白に少しずつグラニュー糖を加えていき、しっかりとかたいメレンゲを作る。
- 卵黄を加え、ゴムベラで混ぜる。
- ふるった薄力粉を数回に分けて加え、生地を練らないよう真ん中から返すように混ぜる。
- 粉気がなくなれば、口金をつけた絞り袋に詰める。
- ガイドに合わせて絞っていく。
焼くと膨らむので、サイドの生地はやや間隔を空けて絞っていく。
底生地は中心から円を描くように、15cmよりも小さめに絞る。
ふた生地は外側から中心に向かって滴状に絞っていく。
全て絞り終えたら粉糖を2回振りかける。
- 180℃のオーブンで約13分間焼く。
焼き上がったら網の上で冷ます。 - 熱が抜けたら、側面と底の生地をセルクルに敷き込む。
- 水切りヨーグルト…約150g(水切り前400g)
- グラニュー糖…40g
- 生クリーム…200cc
- 板ゼラチン…4g
- マンゴーピューレ…100g
- ヨーグルトを水切りしておく。
- 板ゼラチンを氷水で戻しておく。
- ボウルに水切りヨーグルト、グラニュー糖を入れゴムベラでよく混ぜる。
- 別の小さなボウルに戻した板ゼラチンとマンゴーピューレの1/3を入れ、湯せんで溶かす。
- ゼラチンがしっかり溶けたら、残りのピューレも入れてよく混ぜる。
- 3を1に加えホイッパーでよく混ぜる。
- 6分立てに泡立てた生クリームを加えよく混ぜる。
- 準備しておいた型の半分くらいの高さまでマンゴームースを流し込む。
- マンゴージュレをセルクルから外し、少し押し込むようにして入れる。
- 上までムースを流し込み、スプーンなどで平らにして冷蔵庫で冷やす。
- ムースが固まったら冷凍マンゴーやベリーなどを飾り、ナパージュを塗って出来上がり。
お好みでふたをつけても◎
マンゴームースを作る
材料(15cmセルクル1台分)
下準備
*400gで水切り後約150gになります。
作り方
組み立て
作り方
「マンゴー&ヨーグルトで夏のシャルロット♪」の詳しいレシピページはこちら。
シャルロットの歴史・特徴
シャルロットはもともと、かたくなったパンをバターに浸して型に入れ、その中にりんごなどを入れて焼いた温かいデザートでした。
それを、当時のロシア皇帝に仕えていたフランスの天才料理人アントナン・カレーム氏が絞り袋で絞った生地を焼いて型に入れ、中にババロアを流して作ったのが今のシャルロットの原型になったともいわれています。
ちなみに、このカレーム氏は後世に伝わるたくさんの料理やお菓子を開発し、書籍として残したり、口金や絞り袋の開発もしたりと、とにかくとんでもなくすごいお方です。
シャルロットとはリボンを巻いたボンネット風の婦人帽。その帽子に形が似ているところからその名を付けられたというのが由来の一つ。だからビスキュイの周りにリボンをつけることが多いのです。
帽子に似ているからその名前をつけたなんてすてきですよね。由来を知るとますますその優雅さに心打たれます。
デコレーションにフルーツなどをたっぷりとのせて仕上げることが多いお菓子ですが、ビスキュイでふたを作り、上にのせてリボンをかけるスタイルもクラシカルですてきだと思いませんか?
アレンジもいろいろ楽しんで♪
シャルロットはいろいろとアレンジが楽しめるお菓子。
夏はフルーツ、秋は栗やかぼちゃ、冬はチョコなど季節に合わせて年中楽しめます!
見た目もかわいくて豪華なので、記念日やパーティーなどにもおすすめ。
この夏は、ぜひさっぱりおいしいマンゴーヨーグルトシャルロットで優雅なひとときを楽しんでいただけたらと思います。