シリコン製の型、使いこなせていますか?
かわいい形のものが多いシリコン製の型。
オーブン焼成に対応していると、一つの型で焼き菓子から冷菓まで幅広く使えるので嬉しいですよね。
今回は夏にさっぱりおいしい、クリームチーズのムースの作り方と共に、シリコン製の型を冷菓へ活用するアイデアをご紹介します。
冷菓にシリコン製の型をおすすめする理由
シリコン製の型をお持ちの方は多いと思うのですが、どんなお菓子に使っていますか?
アイスクリームやチョコレート・氷・マドレーヌ…いろいろとありますが、私が一番おすすめしたいのは、ムースです。
ムース生地をシリコン製の型に入れて冷凍すれば、複雑な形のものでも画像のようにきれいに型から抜くことができるんですよ。
数日は保存もできるので、食べたいときに楽しむことができ、おすすめです。
シリコン製の型で作るレアチーズムースの作り方
材料【シリコンフレックスSF058クグロフ型1枚分(約80ml×6個分)】
- クリームチーズ…160g
- グラニュー糖…50g
- プレーンヨーグルト…100g
- レモン汁…5g
- 生クリーム…75g
- 粉ゼラチン…4g
- 水…20g
- スポンジケーキ(厚さ5mm・直径6cmの丸に抜いたもの)…6枚
下準備
- クリームチーズは室温に出し、練りやすいかたさに戻す。
- 水に粉ゼラチンを振り入れ、10分間ほどふやかす。
*「粉ゼラチンに水を入れる」と全体に水分が行き渡らず、うまくふやけないことがあります。粉ゼラチンはふやけていないときれいに溶けないので、必ず「水に粉ゼラチンを振り入れる」という順番を守ること。
作り方
- クリームチーズをよく練って、グラニュー糖・プレーンヨーグルト・レモン汁を順に加え、その都度なめらかになるまでよく混ぜる。
- ふやかしておいたゼラチンを500Wのレンジに25~30秒間ほどかけてなめらかに溶かし、1に加えてよく混ぜる。
- 生クリームを8分立てにして2に加え、泡だて器で均一に混ぜ、シリコンの型に流す。
- ムースの上にスポンジケーキをのせて軽く抑え、冷凍庫で冷やし固める。
- しっかりと固まったら、食べる2~3時間前に型から取り外し、盛り付けたいお皿やケーキトレイなどにのせて、冷蔵庫の中で解凍する。
*シリコン製の型はやわらかいので、移動させやすいよう、あらかじめバットの上などに置いてから生地を流し込みましょう。
保存・解凍について
家庭用冷凍庫では急速に凍らせることができないため、庫内のにおいが移ったり、冷凍焼けしたりしないうちに早めに食べきるのがおすすめです。
それらに注意すれば、3~4日ほどはおいしいまま保存することができます。
一度解凍したものは、再冷凍できません。
また、解凍したものを冷蔵庫に入れっぱなしにしておくと、表面が乾燥してかたくなってしまいますので、必要な分だけを食べる当日に解凍してください。
急ぐときは常温でも解凍できなくはありませんが、食べられるタイミングを見極めるのが難しいと思います。
常温に戻しすぎるとぬるくなってしまいますので、時間に余裕をもって冷蔵庫で解凍するのがおすすめです。
ババロアやレアチーズケーキ作りにもおすすめ
今回ご紹介したシリコン製の型の使い方は、ムースだけでなく、他の冷凍できるスイーツにもおすすめです。
例えば、ババロアやレアチーズケーキなどにもぴったりなんです。
型に流したあとに、いったん凍らせてから取り出せば、今回と同じように仕上げることができますので、ぜひお試しください。
料理に力を入れたいお祝いの日の食卓でも、前日までに作って冷凍しておけば、当日は冷蔵庫に移しておくだけで食べごろになり慌てずにすみますよ。