秋の味覚を使った和菓子
老人を敬愛し、長寿を祝う国民の祝日『敬老の日』。
今回は、そんなハレの日に贈りたいお菓子を考えてみました。
気取り過ぎず、みんなでおしゃべりをしながら、おじいちゃん、おばあちゃんも一緒に食べることができる、そんなお菓子ってなんだろう?やっぱり和菓子かな?
せっかくなら、秋の味覚を使った和菓子にしたい。さつまいも、かぼちゃもいいけど、今回は“栗”に決定!
栗ようかんレシピをご紹介します。
栗ようかんのレシピ(21㎝×9㎝×6㎝パウンド型)
ようかんを作る
材料
- 水…300g
- 寒天パウダー…6g
- 砂糖…75g
- 水あめ…45g
- こしあん…240g
- 栗の甘露煮…5~6粒くらい
*今回は、きび砂糖と黒糖を半分ずつ使ってみました。砂糖の種類はどれを使っても問題ありません。
下準備
- 栗の切れ目に沿ってナイフを入れ、半分にカット。
- 全ての材料が入る大きさのボウルにこしあんを入れておきます。
- パウンド型にクッキングシートを敷いておきます。
飾りにのせる栗はふっくらとした方を使用し、生地に混ぜる分は小さくカットします。
作り方
- 小鍋に水・寒天パウダー・砂糖を入れて、寒天パウダーと砂糖が溶けるまで温めます。
- 砂糖が溶けたら火を止め水あめを加えて混ぜ、こしあんの入ったボウルに3回に分けながら1を加えていきます。
- 2に、混ぜ込み用の栗を入れ、混ぜていきます。
- 生地と栗が混ざり合ったら、型に入れて、冷蔵庫で10~15分間冷やしていきます。
*沸騰してきたら火を弱めながら、絶えずかき混ぜてしっかりと混ぜましょう。
2回目を加えて、しっかり混ぜます。
3回目、全量を加えて混ぜ、滑らかな状態に仕上げます。
*ここでゆっくり作業しすぎると、寒天が固まりだしてダマになる原因となるので、手早くかき混ぜていきます。
固まってしまった場合は、ボウルを湯せんにつけて温めながら、しっかりとかき混ぜてください。
*この作業ものんびりしすぎると固まってしまうので気を付けてくださいね。
上掛けゼリーを作る
材料
- 水…100g
- グラニュー糖…20g
- 寒天パウダー…2g
作り方
- 小鍋に全ての材料を入れて火にかけ、グラニュー糖と寒天パウダーが溶けるまでしっかりと混ぜていきます。
- 冷蔵庫で冷やしておいたようかんを取り出し、表面を軽く触り、栗を並べても沈まないかたさになっているか確認する。
- 冷蔵庫から取り出し、固まっていれば完成です。
問題なければ飾り用の栗を並べ、1の上掛けゼリーを一気に流して、冷蔵庫で1~1.5時間冷やし固めます。
*もし気泡ができたら、固まりだす前につまようじでつぶしましょう。
形も味もアレンジ自在
今回はパウンド型で製作してみましたが、型を変えたり、このレシピを少しアレンジしたりしてみると、また違ったようかんが出来上がり、ベースは同じなのにいろいろなバリエーションを楽しめます。
例えば、100均でも購入できる製氷皿はとても便利!
今回のレシピをそのまま流し込むだけでも、いろんな形にできて、とてもかわいいですよ。
写真では、このようかんレシピを使い、2種類のアレンジを作ってみました。
内容を少しだけ説明すると…。
丸い製氷皿で作った、下がようかん、上がゆずゼリーのようかん。
奥の小さいのは、ゆず茶を生地に加えたゆずようかん。
今回のベースに自分好みの具材を加えて、カスタマイズしてみてくださいね。
手作りの味を楽しんで
身近に感じる和菓子のようかんですが、実際に作ってみたことがある人はどれくらいいるでしょうか?
シンプルで地味なイメージもあるようかん。
寒天を使って、混ぜて、固めるだけの簡単レシピ。そんなお菓子だからこそ、この機会にぜひ!
おじいちゃん、おばあちゃんに作ってみてあげてください。