真っ黒な見た目のチーズケーキ
ベイクド・レア・スフレ…と、バリエーションが豊かなチーズケーキ。最近じわじわ見かけるようになってきたのが「バスク風チーズケーキ」と呼ばれるケーキです。
スペインとフランスをまたぐバスク地方発祥のチーズケーキで、特徴はなんといってもその見た目。
なんと、表面が真っ黒。一目見たときは焦げてしまった失敗作?なんて思ってしまいますが、これで大成功。
バスク風チーズケーキは、この「焦げ」がポイントなんです。
インパクト抜群の真っ黒な「バスク風チーズケーキ」を、ぜひおうちで作ってみましょう。
バスク風チーズケーキレシピ 所要時間:およそ1時間(冷やす時間は除く)
材料(直径15cmの丸型1台分)
- クリームチーズ…300g
- グラニュー糖…70g
- 卵黄…2個
- 生クリーム(乳脂肪分35%程度)…150ml
- コーンスターチ…大さじ2
道具
下準備
- 材料はすべて計量しておく。
- クリームチーズは室温に戻しておく。
- オーブンシートを型の直径と高さに合わせてカットし、丸型に敷き込む。
- オーブンは230℃に予熱する。
指で押すとスッと入るのがやわらかさの目安。
*冷蔵庫から出してすぐに使いたい、あるいは室温が低い冬場は電子レンジで温めるとよい。電子レンジ対応のボウルにクリームチーズを入れて500~600Wで、様子を見ながら10秒間ずつ加熱する。
*一辺が「直径+(高さ×2)」以上の大きさになるようにカットするのが目安。
作り方
- 室温に戻したクリームチーズをボウルに入れ、ゴムベラでよく混ぜる。
- グラニュー糖を入れて、ゴムベラでさらに混ぜる。
- 卵黄を1個ずつ加え、その都度ホイッパーでよく混ぜる。
- 生クリームを少しずつ加えながら、混ぜ合わせる。
- コーンスターチをふるい入れて、混ぜ合わせる。
- 最後に、ゴムベラでボウルの底などに混ぜきれていない材料がないか確認する。
- オーブンシートを敷き込んだ型に流し入れ、230℃に予熱したオーブンで20分間焼く。
- 粗熱を取ったら、冷蔵庫に入れてしっかりと冷やす。
*他の材料と混ざりやすくなるように、しっかりと混ぜておくこと。
*状態はさらにやわらかくなる。
*ボウルの下にぬらしてかたく絞った布巾を敷いて、ボウルを固定して、片手で生クリームを加えながら、もう片手で混ぜるとよい。
「バスク風チーズケーキ」の詳しいレシピページはこちら。
コツ・ポイント
バスク風チーズケーキの一番のポイントは、この「焦げ」です。
高温・短時間の加熱で表面にしっかりと焼き色を付けつつも、中には火を通し過ぎず濃厚でクリーミーに仕上げましょう。
オーブンによって焼き色の付き加減が異なりますので、レシピの加熱時間を目安に、「表面が焦げ茶色になるまで」焼き上げてください。
また、オーブンは予熱することを忘れずに。
低温からじっくり焼いてしまうと焼き色が付くまでに時間がかかり、その間に内部に熱が入りすぎてしまい、クリーミーな食感が損なわれてしまいます。
真っ黒なチーズケーキのお味は?
真っ黒な表面が特徴のバスク風チーズケーキ。やはり、気になるのはその味ですよね。
最初はこの表面の焦げはおいしいのだろうか?と半信半疑でしたが、食べてみると納得します。
これがとてもおいしい。
卵と牛乳のコクがあるプリンにほろ苦いカラメルソースが合うように、チーズとクリームをたっぷり使った濃厚でしっとりなめらかなチーズケーキに表面のほろ苦い焦げが絶妙なバランスで合うのです。
食べ頃は、一晩から二晩ほど冷蔵庫に入れておいてから。
しっかりと寝かせておくことでチーズ生地が落ち着き、食感がより滑らかになります。
また、焦げの部分とチーズ生地がなじんで、よりおいしく食べられます。
ぜひ、冷蔵庫で寝かせてから食べてみてください。
動画でおさらい
まとめ
ボウル一つで手軽に作れるバスク風チーズケーキ。
温度設定を気にかけて、ぜひ作ってみてくださいね。