フランスの伝統菓子、ガレット・デ・ロワ
フランスで新年のお祝いに欠かせない伝統菓子、ガレット・デ・ロワ。
近年では、日本でもよく見かけるようになりました。
今回は、冷凍パイシートを使った食べきりサイズの小さなガレット・デ・ロワのレシピをご紹介。
簡単なので、ぜひ気軽に作ってみてください!
ガレット・デ・ロワとは
ガレット・デ・ロワとは、折りパイ生地にアーモンドクリームが入ったお菓子です。
中にフェーブといわれる小さな陶器の人形が一つ入っているものが一般的。
フランスでは、1月6日に家族でガレット・デ・ロワを切り分けて食べる伝統行事があります。
フェーブが当たった人は王冠をかぶって祝福を受け、幸福が一年間持続するといわれています。
簡単ガレット・デ・ロワのレシピ
通常、大きなサイズで作ることが多いガレット・デ・ロワ。
ごちそう続きのお正月には、かなり胃にも体にも負担が(笑)。また、本格的なパイ生地を作ろうと思えば、時間も手間もかかります。
でも冷凍パイシートを使えば、1月6日に合わせて、思い立ったときに短時間で仕上げることができますよ。
食べきりサイズなら、フェーブが当たる確率も高くなるはず!!
ダマンドを作る
材料(作りやすい分量)
- バター…30g
- 粉糖…30g
- 全卵…30g
- アーモンドパウダー…30g
下準備
バターと卵を常温に戻しておく。
作り方
- ボウルにバターと粉糖を入れて混ぜる。
- 全卵を入れて混ぜる。
- 最後にアーモンドパウダーを入れて混ぜる。
こちらのレシピ内にあるダマンドの作り方を参考にしてみてください。
*ダマンドの材料量は作りやすい分量です。出来上がり量から30gのみ使います。
残ったダマンドは冷凍保存も可能ですので、他のお菓子に使ってください。
組み立てる
材料(直径約10cm1個分)
- パイシート…2枚
- ダマンド…30g
- 照り卵用の卵…適量
- アーモンドホール…適量
- シロップ用のグラニュー糖…10g
- シロップ用の水…6g
下準備
- パイシートを冷蔵庫で解凍しておく。
- オーブンは、焼成温度より20℃高い温度で予熱しておく。
作り方
- シロップを作る。
水とグラニュー糖を鍋に入れ、沸騰させてグラニュー糖を溶かす。 - パイシートに直径7.5cmのセルクルを使って軽く押さえ、跡を付ける。
*パイシートを切らないように気を付けてください。
- 円の中にダマンドを30g置く。
フェーブを入れる。
*今回はアーモンドのホールを入れました。
- 直径10cmのセルクルで跡を付ける。
- 7.5cmと10cmのセルクルの間に照り卵を塗る。
- パイシートをかぶせる。しっかり閉じるように押さえる。
- 直径10cmのセルクルで抜く。
- シルパンにのせる。
- 照り卵を塗り、ナイフなどで模様を付ける。
竹串などで数カ所穴を開けて焼成。
*照り卵は一度こすと塗りやすいです。
- 焼成する。
ガスオーブン 200℃10分間、その後220℃5分間。
電気オーブン 210℃10分間、その後230℃6分間。オーブンによって火力は違いますので、温度と時間は調整してください。
- 工程1のシロップを塗る。
- 出来上がり!
「ガレット・デ・ロワ」の詳しいレシピページはこちら。
ダマンドを作ったら、後はパイシートを重ねるだけでお手軽です。
1月6日にぜひ食べてみてください。
動画でおさらい
余り生地もおいしくアレンジ
パイシートをセルクルで抜いた際に余るパイ生地。今回余る生地はほんの少し。
たくさん余ったら、何か他のお菓子も作れますが、他に回せるほど出なかったときにはこれ!
とっても簡単でかなりおいしいので、ガレット・デ・ロワと一緒に焼いてみてください。
作り方
- 切れ端のパイ生地を一口大に丸くまとめる。
- 照り卵を塗る(水でも可能)。
- グラニュー糖をまぶす。
- 焼成する。
ガスオーブン 200℃10分間。
電気オーブン 210℃10分間。 - 出来上がり!
丸めて砂糖を付けて焼くだけ。
なのに、これがなかなかおいしくて、私はパイ生地の端が出たときは作っています。
パイ生地だけでなく、クロワッサンやデニッシュペストリーなどの端でも同じように作れます。
お正月の家族のイベントに♪
冷凍パイシートで作る、食べきりサイズのガレット・デ・ロワなら、簡単に気軽に作れます!
ガレット・デ・ロワで楽しむフランスのすてきな行事。
ぜひ日本でも取り入れて、お正月の家族のイベントにしていきたいですね。