ドライフルーツ入りようかんを作ろう
美容面や健康面でも注目が集まるドライフルーツ。
ぜひ日々のおやつに取り入れたいですよね。
今回は、ご家庭で手軽に作ることのできるようかんにドライフルーツをプラス。
果物のうまみがぎゅっと濃縮されたドライフルーツは、和菓子との相性も抜群。
ドライフルーツを使って、和モダンなようかんを作りませんか?
ドライフルーツとは
ドライフルーツとは、果物から水分を取り除いたもののこと。
水分が少なくなることで、長期保存ができる便利な食品です。
乾燥させて水分を取り除くため、果物が本来持っている栄養をほとんどそのまま取ることができるといわれているドライフルーツ。
食物繊維を多く含むので整腸作用があり、体のさび付きを防止する抗酸化作用もあるそうで、美容や健康のためにも取り入れていきたいですね。
ドライフルーツの下ごしらえ
ようかんにドライフルーツをそのまま加えても、かたい食感のまま口の中に残ってしまいます。
ドライフルーツは湯通しをすることによって、ようかんに合ったやわらかさに。
かたいドライフルーツを使ってようかんを作るときは、必ず湯通しをしてから使いましょう。
干し柿のように元から水分が多いドライフルーツは、湯通ししなくてOKです。
湯通しの仕方
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鍋に水とドライフルーツを入れる。
*水はドライフルーツが完全に浸るくらい入れましょう。 - 1を火にかけて沸騰させる。
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沸騰したら火を止めて、すぐにザルなどにあげて水分を切る。
*ラムレーズンのようにお酒に漬ける場合は、ここでお酒をかける。
サイズの大きなものは刻む。
ラムレーズンようかんの作り方
レーズンは最も身近なドライフルーツのひとつ。
食物繊維・カリウム・カルシウム・鉄などのミネラル類、ビタミンなどを含む高栄養価食品です。
香り高いラムレーズンとこしあんの相性はばっちり。
ついつい手が止まらなくなりますよ。
材料(内寸240×55×H45mmのトヨ型1本分)
- 水…120g
- 粉寒天…2g
- こしあん…350g
- グラニュー糖…80g
- レーズン…50g(ふやかす前)
- ラム酒…20g
作り方
- レーズンは湯通しして水気を切り、粗く刻んでラム酒をかけておく。
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水と粉寒天を鍋に入れて火にかけ、粉寒天を完全に溶かして沸騰させる。
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一度火を止め、こしあんとグラニュー糖を加え、再び火にかける。
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2~3分間炊き上げ、火を止めてラムレーズンを加える。
上がり550g。*「上がり」について
ようかんが適切に煮詰まっているか確認するため、煮詰めた生地の重さを量ります。
このときに出来上がった生地のことを「上がり」と呼びます。上がりの量が目標より多い場合は、もう少し煮詰めましょう。
逆に少なくなってしまった場合は、残念ですが対処することができません。
水を足したりせずそのまま固めて、次回作るときに気を付けてください。 -
トヨ型に流し、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。
*トヨ型には何も敷かなくてOK。
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型から取り出し、好みの大きさにカットする。
*型の端にナイフを入れてひっくり返し、ナイフで型とようかんの間に空気を入れるとつるんと出てきます。 -
出来上がり!
干しあんずと干し柿のようかん
お正月の余りで、干し柿がご家庭にありませんか?
干し柿の優しい天然の甘みを生かしたようかんのレシピもご用意しました。
干しあんずの酸味がアクセントです。
材料(15cm角型1台分)
- 水…150g
- 粉寒天…2g
- 白あん…300g
- 干し柿…正味120g
- 干しあんず…50g
作り方
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干しあんずは湯通しして水気を切り、粗く刻む。
干し柿は種などを取り、刻む。
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水と粉寒天を鍋に入れて火にかけ、粉寒天を完全に溶かして沸騰させる。
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一度火を止め、白あん・干しあんず・干し柿を加え、再び火にかける。
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2~3分間炊き上げ、火を止める。
上がり500g。 -
型に流し、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。
- 型から取り出し、好みの大きさにカットする。
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出来上がり!
干し柿とあんでじゅうぶんな甘みのあるようかんに。
後から砂糖を加えなくてもいいのもうれしいお菓子です。
ドライフルーツ入りようかんを楽しんで
ようかんといえば緑茶ですが、ドライフルーツが入ると紅茶などにも合いそうですね。
体にうれしい成分のたくさん入ったドライフルーツ入りのようかん。
お正月疲れの残る体に染み込む味わいです。
ぜひ試してみてくださいね。