アップサイドダウンケーキってご存知ですか?
丸や四角など、お好きな型の底にフルーツを並べ、その上から生地を流し込んで焼き上げたケーキ。型ごとひっくり返し、そのままお皿にのせて型を外すと…。どうなると思いますか?
そう、その通り!フルーツが一面に顔を出し、完成です♪
アップサイドダウンケーキは、型を外したときに思わず声が出ちゃうくらい魅力的なケーキ。
使うフルーツはいろいろあるけれど、今回はパイナップルの缶詰を使ったレシピをご紹介しようと思います。
パイナップルのアップサイドダウンケーキ
材料(18×8×8cmのパウンド型1本分)
- 薄力粉…60g
- アーモンドプードル…100g
- ベーキングパウダー…小さじ1
- シナモンパウダー…大さじ2
- きび砂糖…100g
- 卵(M玉)…2個
- 無塩バター…140g
- 100%りんごジュース…50g(使用するのは20g)
- シナモンスティック…1本
- クローブ…6本
- メープルシロップ…大さじ1
- パイナップル缶(スライス)…3~4枚
- ドレンチェリー(赤)…4~5粒
*沸騰させるので量が減ります。温める際は多めに用意するようにしましょう
*お好みで。なければ入れなくてもよいです
下準備
- 薄力粉・アーモンドプードル・ベーキングパウダー・シナモンパウダーを全て合わせてふるっておきます。
- 焦がしバターを作ります。
- 小鍋にバターを入れ、弱火にかけてバターを溶かしていきます。
- バターの塊が溶けたら中火にして、さらに温めていきます。沸騰すると小さな泡から、だんだん大きな泡へと変わっていき、やがて鍋の縁から徐々に茶色く色付いてきます。
- 泡の部分も茶色くなってきたら火を止めます。鍋がとても熱くなっているので、やけどしないように注意してください。
- 型の準備をします。
- 型にクッキングシートを敷き、パイナップルをカットせずにそのまま2枚置きます。
- 型の長さ、幅に合わせて隙間なく置けるように残りのパイナップルをカットし、敷き詰めていきます。
- パイナップルを並べた後の隙間には、ドレンチェリーを置いて、さらに隙間を埋めていきます。
- りんごジュースを温めます。
- りんごジュースにスパイスを入れて火にかけます。
- ひと煮立ちさせ、弱火でジュースに香りが移るように1分30秒~2分間温める。色が少し濃くなり、スパイスの良い香りがしてきたら火を止めて、そのまま冷ましていきます。
- オーブンを180℃に予熱しておきます。
- 湯せん用のお湯を沸かしておきます。
*アーモンドプードルをふるうときは詰まりやすいため、粗めのザルでこすようにしましょう。
ちょうどよい道具がない場合は、ビニール袋に入れて塊がなくなるまでシャカシャカと振るのも一つの方法です。お子さんと一緒に作るときは、振るのを手伝ってもらうと喜ぶこと間違いなしですね。
作り方
- 大きめのボウルに卵を入れて溶きほぐします。そこに砂糖を一気に加えて、ミキサーで砂糖がなじむまで軽くかき混ぜます。
- 1のボウルに、下準備で温めたりんごジュース、メープルシロップを加えてよく混ぜます。
- 2のボウルに焦がしバターを一気に加えて、さらに混ぜます。
- 3のボウルにふるっておいた粉類を一気に加えます。
- 出来上がった生地は半量くらいを絞り袋に入れて、果物と生地の間に隙間ができないように絞っていきます。
- 底の部分が埋まれば、残りの生地をゴムベラなどで入れます。
- 型に生地を全て入れたら、180℃に予熱しておいたオーブンで45~50分間焼く。
- 粗熱が取れたらひっくり返して型から外す。
卵と砂糖がなじんだら、準備しておいた湯せんに当てながら高速で混ぜていきます。卵液が人肌程度になったら湯せんから外し、ふわっとするまで混ぜていきます。
*スパイスが入らないよう、茶こしなどを使いながら入れてください。
*焦がしバターの黒い部分はお好みで。加えても加えなくても問題ありません。今回は、香ばしい香りがとってもおいしそうだったので、全て入れてみました。
なめらかな状態になるまで、ゴムベラでこねないように混ぜていきます。
隙間があると焼き上がったときに空洞ができてしまいます。ゴムベラやスプーンで入れてもよいですが、ひと手間加えて絞りで隙間を埋めると良いと思います。
冷めたら、お好みのサイズにカットしてお召し上がりください。
お好みで自在にアレンジ
今回は、パイナップル缶とアーモンドパウダーたっぷりの生地で作ってみましたが、りんごとベイクドチーズケーキの生地を合わせてもおいしかったです。
オレンジ・もも・いちじく・レモンなど、お好みの果物で楽しんでみてくださいね。