ミモザの日には、ミモザケーキでお祝いしよう♪
春の訪れを知らせてくれる、鮮やかな黄色がかわいいミモザの花。
日本ではまだなじみがないようですが、毎年3月8日は「ミモザの日」といわれているんですよ。
今回はミモザの日にちなんだお菓子、「ミモザケーキ」の作り方を、由来と共にご紹介します。
ミモザの日とは?
国際女性デーとの関わり
ミモザの日は、国際女性デーという記念日と深い関わりがあります。
国際女性デーとは、女性が政治や社会において平等に参加できるよう呼びかける日です。
はじまりは、20世紀の前半から世界各地で起こった、女性の権利をもっと保障しよう、立場を向上させよう!という運動。
1975年に国連が公式に3月8日を記念日を定め、世界各地で女性の日として毎年お祝いされています。
ミモザが象徴になった理由
特に有名なのはイタリアの「FESTA・DELLA・DONNA(フェスタ・デッラ・ドンナ)=女性の日」。
男性から女性に日頃の感謝を込めて、ミモザの花束を贈ります。
街はミモザの色いっぱいに染まり、家事をお休みした女性たちの楽しそうな姿があちこちで見られるそうです。すてきですよね!
そこで、国際女性デーの象徴はミモザとされ、「ミモザの日」とも呼ばれるようになりました。
ミモザケーキを作ってみよう♪
ミモザケーキってどんなお菓子?
ミモザの日に食べられるのが、ミモザケーキ。
作り方はシンプルで、スポンジケーキとカスタードを組み合わせて作ります。
ミモザのほわほわしたかわいらしい姿を表現するために、表面には砕いたスポンジ(クラム)をあしらいます。
ぐるぐる巻きのミモザケーキレシピ(直径14cm程度のもの1台分)
ご紹介するミモザケーキは、作りやすいようにシート生地を使ってぐるぐる巻いていくタイプです。
普通のスポンジとカスタードでもおいしいのですが、今回のポイントは「サフラン」!
「サフラン」を使って、ミモザの鮮やかな黄色を表現します。
サフランの香りがアクセントにもなって、普通のカスタードケーキとは違う、爽やかな風味が味わえるのでおすすめです。
グラムを量るのが難しいので、今回は「つまむ」という表現をしています。
材料も少なく、そろえやすいのでぜひ作ってみてくださいね。
シート生地を作る
材料(27cm天板1枚分)
- 全卵…3個
- グラニュー糖…120g
- 薄力粉…100g
- お湯…10g
- サフラン…ふたつまみ
- 牛乳…40g
作り方
- 卵とグラニュー糖を合わせ、湯せんで37℃まで温める。
- 手鍋に80℃に熱したお湯とサフランを入れ、その後牛乳を加え置いておく。
- 1を白っぽくもったりするまで混ぜる。
- 2の牛乳入りの手鍋を温め、周りがふつふつするくらいで止める。
茶こしで他の容器にこして、サフランを取り除いておく。 - 3に薄力粉を加えて混ぜる。
薄力粉が混ざったらサフラン入り牛乳を加え、混ぜる。
- オーブンシートを敷いた天板に生地を流す。
190℃に予熱しておいたオーブンを180℃に設定し、14分間程度、おいしそうなきつね色になるまで焼く。
- 焼けたら網の上で冷まし、オーブンシートを剥いで表面の焼き目を剥がす。
- 端を落として4cm幅の帯を4本取る。
- 8の残りの生地を砕き、クラムを作る。
クラムは、仕上げのときにケーキの表面にまぶします。
カスタードを作る
材料
- 牛乳…200g
- 卵黄…2個
- 薄力粉…16g
- グラニュー糖…24g
- お湯…10g
- サフラン…ふたつまみ
作り方
- 鍋に80℃に熱したお湯とサフランを入れ、牛乳を入れる。
沸騰したら火を止める。
- ボウルに卵黄とグラニュー糖を入れ、白っぽくなるまですり混ぜる。
ふるった薄力粉を加える。
- 1を2に加えながら混ぜ、裏ごしをして鍋に戻す。
- 中火で混ぜながら炊いていく。
中心までぼこぼこしてつやが出てきたら、火から外す。
- ラップを敷いたバットなどに流す。
表面もラップで覆い、冷蔵庫で急冷する。
- 冷えたらボウルに入れ、ゴムベラでなめらかになるまで混ぜる。
ダマがないようにしてください。
仕上げ
作り方
- 帯状にカットしたシート生地の裏面にカスタードを薄く塗る。
焼き目を剥いだ面ではなく裏面にカスタードを塗ることで、カットした際の断面をきれいにすることができます。 - まず1本の帯をロールケーキのようにくるくると巻いて、縦に置いて芯にする。
- 残りの3本の帯を芯に巻き付け、丸く整える。
もし余りが出れば、ぜひお味見してみてください。
- 組み立てたケーキの表面にカスタードを塗り、砕いておいたクラムをまぶす。
- ラップをし、冷蔵庫でよく冷やしたら完成!
「簡単!ぐるぐる巻きのミモザケーキ」の詳しいレシピページはこちら。
ミモザケーキですてきな春の一日を♪
ミモザの日は女性の日ですが、大切な人と感謝し合い、お互いをいたわりあう優しい記念日でもあります。
かわいいミモザの花とケーキを囲んで、すてきな春の一日を過ごしてみてはいかがでしょうか?