クランブルをうまく作りたい!
バター・砂糖・薄力粉で作ることができるクランブル。
のせるだけでお菓子をよりおいしそうな見た目に彩ってくれ、アレンジもしやすいトッピング素材の一つ。
でも実は、クランブルがうまく作れないというお悩みもよく聞きます。
今回は、クランブルならではの魅力が出せる作り方を詳しく解説。
クランブルにぴったりなマフィンのレシピもご紹介します。
実は失敗しやすいクランブル
クランブルを作るときに気を付けたいのは、ほどよい細かさのクランブルを作ること。
クランブルが失敗する理由は大きく二つ。
1.混ぜ不足
混ぜが足りない場合は、ボリュームがない見た目に。
ただの粉のようで、仕上がりも味気ないものになります。
2.混ぜすぎ
混ぜすぎた場合は、ごつごつとした武骨な見た目に。
クッキーのようなかたまりになってしまうと、クランブルらしさがなくなります。
基本のクランブルのレシピ
クランブルの作り方はいくつかありますが、一番作りやすい、バターを刻みながら粉類に加えていく方法をご紹介します。
材料(出来上がり量:200g)
- バター…50g
- 細目グラニュー糖…50g
- 薄力粉…50g
- アーモンドパウダー…50g
今回はアーモンドパウダーを加えて、全て同じ分量に。覚えやすくてうれしいですよね。
作る際のポイント
クランブルは冷たいバターを使うのがポイント。バターを計量したら、使うまで冷蔵庫に入れておきましょう。
室温があまり高すぎないところで作業するのも大切です。
作り方
- グラニュー糖・薄力粉・アーモンドパウダーを合わせてふるい、ボウルに入れます。
- 1の中にバターを加え、カードを使って刻んでいきます。
- ある程度全体の状態が均一になってきたら、1~2回ぎゅっと生地を握り、カードで刻みます。
- さまざまなサイズが入り混じったクランブルの出来上がり。
作業が進むと、だんだんバターが粉と一体化してきます。
*クランブルに手で触れるのはここだけ。触りすぎると塊が大きくなりすぎてしまうので、気を付けましょう。
粉末状でもなく大きすぎる塊でもない、バランスの良い状態になっていればOK。
もしも混ぜすぎてしまってクランブルの塊が大きくなってしまったら、一度冷蔵庫で冷やして固めてから、カードで刻んで細かくして使ってください。
クランブルの保存方法
出来上がったクランブルは使うまで冷蔵庫へ入れておきましょう。
すぐに使わない場合は、フリーザーバッグなどに入れ、冷凍庫で保存を。
におい移りなども考えて、冷凍の場合でも1か月を目安に使い切ってくださいね。
クランブルの使い方
シンプルな焼き菓子も、クランブルをのせるだけで表情が出て華やぎます。
パウンドケーキ・タルト・マフィンなどにクランブルをのせてみましょう。
焼く直前に生地の上にのせ、一緒に焼き上げればOK。
見た目はもちろん、クランブルの香ばしい風味がプラスされ、贈り物にもぴったりな仕上がりになりますよ。
ハニーチーズクランブルマフィンのレシピ(6個分)
今回はシンプルなマフィンにクランブルをトッピング。
マフィンはワンボウルで作ることができます。
クランブルを作る
材料
- バター…20g
- 細目グラニュー糖…20g
- 薄力粉…20g
- アーモンドパウダー…20g
マフィン6個分なら、全ての分量を20gにすればぴったりに。
前述の手順通り作り、冷蔵庫で冷やしておきましょう。
マフィン生地を作る
材料
- クリームチーズ…50g
- 塩…ひとつまみ
- 細目グラニュー糖…70g
- はちみつ…20g
- 卵…2個
- 薄力粉…130g
- ベーキングパウダー…4g
- バター…70g
下準備
- オーブンは170℃に予熱しておく。
- クリームチーズは室温に戻しておく。
- バターを溶かし、60℃程度の温度にしておく。
作り方
- やわらかくしたクリームチーズをホイッパーでほぐし、塩を加える。
- 細目グラニュー糖、はちみつの順に加え、都度擦り混ぜる。
- 卵を一度に加え、全体の状態が均一に、なめらかになるまでよく混ぜる。
- ふるった薄力粉とベーキングパウダーを加え、ホイッパーでよく混ぜる。
- 粉気がなくなったら溶かしバターを加え、混ぜる。
- 型に6等分に流し、表面が隠れるくらいたっぷりのクランブルをのせる。
- 170℃に予熱しておいたオーブンで25分間焼成。
- 焼成後は型を台に当てて軽くショックを与え、型のまま冷ます。
粗熱が取れたら型から外して、出来上がり。
「ハニーチーズクランブルマフィン」の詳しいレシピページはこちら。
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