モンブラン以外にも使える?モンブラン口金の活用方法
小さな穴がたくさん開いた独特の形の「モンブラン口金」は、他の口金では表現できない絞りを演出してくれる口金。
モンブランを作るのに欠かせない道具ですが、モンブランにしか使えないというわけではないんです。
今回は、モンブラン口金について詳しく解説!モンブラン口金を使う際のポイントや、モンブラン以外の活用方法をご紹介します。
いろいろなお菓子の仕上げをモンブラン口金で行うと、デコレーションの幅を広げることができますよ♪
モンブラン口金とは
モンブラン口金とは、先端に複数の穴があいていて、絞ると細い線状にクリームが出てくる製品。
サイズが「小」「中」「大」の3種類あるので、それぞれの特徴を解説します。
「小」サイズ
ミニタルトなど小さなお菓子にぴったりなサイズ。
細く繊細な絞りをしたいときに活躍します。
「中」サイズ
王道のモンブランに最も使いやすいサイズ。
さまざまな大きさのお菓子に使いやすい大きさです。
「大」サイズ
大きなホールケーキのデコレーションにおすすめのサイズ。
絞り口も大きいので絞りやすく、ボリュームのある絞りをすることができます。
どの大きさを選ぶかは、作るお菓子の種類や大きさによってお好みで使い分けOK。
どのサイズがいいか迷ったときは「中」サイズをおすすめします!
モンブラン口金を使いこなすための4つのポイント
モンブラン口金を使いこなすポイントは4つ。
ポイントを押さえて、モンブラン口金を使いこなしましょう。
ポイント1.絞るときはテンポ良く
仕上げのクリームを絞るときってドキドキしますよね!
ゆっくり絞りたいところですが、モンブラン口金は出てくるクリーム1本1本がとても細いので、手の振動が伝わりやすいんです。
あまり慎重になりすぎると、クリームがゆがんだり途中で切れたりする原因に。
絞った後をイメージしながら、テンポ良く絞りましょう♪
ポイント2.ダマ厳禁!裏ごしてなめらかなクリームで
モンブラン口金を使用するときに最も注意したいのが、クリームのダマ。
ダマが残っていると穴に引っかかって、クリームが出てきません。
バターやペーストを混ぜるクリームは、一度裏ごしして使いましょう。
ポイント3.クリームのかたさ
クリームがかたすぎると絞るのに一苦労だったり、途中でブツブツ切れやすかったり。
逆にやわらかいと、つながって団子のようになってしまうことも。
かたさは、クリームの温度、空気や水分の量によって変わってきます。
クリームを絞り袋に入れたら、一度ボウルの中に試し絞りをして、絞りやすいかたさになっているか確認すると良いでしょう。
ポイント4.絞り袋に入れる量
生クリームなどに比べてかたいモンブランクリーム。絞り袋にたくさん入れると、出口に圧がかかり、口金が袋から抜けてしまうことが…!
使い捨てタイプの絞り袋を使用するときは、クリームの量は多くても絞り袋の半分程度までに。
かためのクリームを絞るときは、布製の絞り袋の使用がおすすめです。
モンブラン口金活用術その1.ショートケーキにデコレーション
王道のショートケーキも、モンブラン口金で2色のクリームを絞ると華やかな印象に。
今回は、さつまいもと紫いものクリームでデコレーション。
クリームをただ真っ直ぐに絞るだけですが、力の入れ加減でゆがんだり、切れてしまったり。真っ直ぐ絞るのも、慣れないうちは大変。
何度も絞っていくうちに、どんどんきれいに絞れるようになりますよ!
もしクリームが切れてしまっても大丈夫!切れた部分にトッピングをのせると、きれいに仕上げることができます。
「さつまいもモンブランショートケーキ」の詳しいレシピページはこちら。
モンブラン口金活用術その2.ロールケーキにデコレーション
意外に悩むロールケーキのデコレーション。
今回は、鮮やかなかぼちゃのクリームを絞ってみましょう。
例えば、モンブラン口金をグルグルと動かしてらせんを描くように絞り、丸口金でシャンティをサイドに。
他の口金と合わせて使用すると、アレンジは無限大。
ロールケーキ全体を覆うように絞ったり、真ん中に1列絞ってみたりするのもおすすめです。
また、ロールケーキをカットした後に絞るのも◎
お花のように絞ると華やかでかわいい印象に♪クリームが余ったら、お皿に絞ってみても!
「かぼちゃのモンブランロール」の詳しいレシピページはこちら。
モンブラン口金活用術その3.シフォンケーキにデコレーション
ふわふわのシフォンケーキには、たっぷりの生クリームを合わせたいですよね!
そんなときにも、モンブラン口金はボリュームある絞りができるのでぴったり。
いちごクリームやシャンティなど、生クリームがベースのクリームは詰まりにくく、やわらかいので絞りやすいですよ。
一つ気を付けたいのは、クリームのかたさ。
生クリームをモンブラン口金で絞るとボソボソになりやすいので、注意してくださいね。
植物性クリームを混ぜると、作業性が良くなるためおすすめです。
たっぷりのクリームが魅力のシフォンサンドも♪
「クリームたっぷり♪苺のマーブルシフォン」の詳しいレシピページはこちら。
モンブラン口金を使いこなそう!
今回は、モンブラン口金について詳しく説明しました。
「モンブラン口金」はモンブランはもちろん、いろいろなケーキのデコレーションが楽しめる口金。いつものケーキとはちょっと違った表情に仕上げることができます。
クリームをたっぷり味わいたいケーキを作るときは、ぜひモンブラン口金を使ってみてくださいね♪
基本のモンブランが作ってみたい方は、コラム「基本のモンブランのレシピ、失敗の原因と対策も教えます」をぜひご覧ください。