オーブン用温度計の実力を検証!
本日は、私も長年愛用しているアイテム!
「TANITA(タニタ) オーブン用温度計」について書いていこうと思います(*´∀`*)ノ
パン作りでも、お菓子作りでも、必ず使っている超ヘビロテなアイテムです♪
TANITA(タニタ) オーブン用温度計NO.5493
皆さん今まで「オーブンにはそれぞれ癖がある」「設定温度と実際の庫内温度には誤差がある」
なんて話、一度は耳にしたことがあるんじゃないでしょうか?
本日は実際にオーブン用温度計を使用してみて…
- 「設定温度」と「庫内温度」ではどれくらい誤差があるのか
- オーブン温度計の有無で、お菓子の仕上がりがどれくらい変わるのか
を実験していこうと思います♪
オーブンの庫内温度を測ってみた!
ではまず、実際にオーブンの庫内温度を測っていきたいと思います!
※「熱源」や「庫内表面温度」の影響を受けにくいよう、温度計をケーキクーラーにのせて庫内中央付近で温度を計測しました。
では、温度設定を200℃にして予熱開始!
ピピピッっと予熱が完了すると…↓↓
実際の庫内温度は180℃にしかなってませんでした。ガーン?!!!
設定していた温度とは20℃ほどの誤差があります。
そのまま観察し続けると、予熱完了から5分後に200℃まで温度が上昇しました!
★ポイント★
庫内温度を測る際は、熱源の影響を受けないよう、熱源から離して計測することをオススメします。
☆実際に温度を計測してみて分かること
信じたくない事実ですが…
家庭用のオーブンでは、予熱完了時に必ずしもピッタリの温度に予熱されているわけではありません。
先程のオーブンとは別のオーブンでも庫内温度を計測してみたのですが、そちらでは20℃ほど設定温度より高くなるという結果が出ました。
まれに、きちんと予熱されるオーブンもあるかとは思うのですが、恐らくほとんどのオーブンで多少の温度の誤差が出るのではないかと思います。
そうなると、自分ではレシピ通りの温度で焼いたつもりでも、全く違う温度で焼いている可能性も出てきます。
オーブン温度計の「なし」「あり」で焼き比べてみた!
「オーブン用温度計」を使用しないものと使用したもので、焼き上がりにどのような影響が出るのか
シュークリーム生地を使って、焼き比べ実験をしてみました(*´∀`*)ノ
一度に生地を作り、同じ大きさに絞って冷凍したものを焼き比べます。
- 左:オーブン用温度計を使用せず、予熱完了してすぐに焼いたもの。
- 右:オーブン用温度計を使用し、レシピで指定された温度になってから焼いたもの。
同じ生地を同じ時間焼成したのですが、
オーブン用温度計を使用して「レシピ指定の温度」で焼いた方が確実に大きく膨らんでいます
シッカリと予熱されているだけで、こんなにも膨らみに違いが出るとは正直驚きでした。
オーブン用温度計を使用していないほうも「失敗」というわけではないですが、温度計を使用したほうがより良い状態に焼き上がっています。
◆レシピ通りの温度で焼かないと「失敗原因」になることも…
予定していた温度と庫内温度にあまりに差がある場合、お菓子やパンの失敗に繋がることもあります。
どんな失敗例があるのか、ざっくりとまとめてみました。
『温度が低すぎる』場合に起こる失敗
- 生焼けになる
- 生地が充分に膨らまない
- 生地内のバターが溶け出し、形や食感が悪くなる
- シフォンケーキの底上げの原因になる…など
『温度が高すぎる』場合に起こる失敗
- 水分が飛び、生地の食感がパサパサになる
- 中が生焼けになったり、表面だけが焦げやすくなる…など
「生地が上手にできているのに、なぜか失敗しちゃう」「焼き時間を何度も延長してる」という方は、一度ご自分のオーブンの庫内温度を確認することをオススメします。
まとめ
正直に言ってしまうと…
オーブン用温度計がなくとも、お菓子やパンを焼くことは出来るのですが
オーブン用温度計を使用することにより、温度差による失敗をなくし、より理想に近いものを焼くことが可能になります♪
「きちんと予熱できているかな?」「もうオーブンに入れてもいい?」という不安がないだけでも、個人的にはかな~~り助かってます(*´∀`*)b
繰り返し使用していると、どれくらいの時間で予熱が終わるのか分かるようになってくるので、効率よく作業することも可能になりますよ♪