バターを作ってみよう!
バターが生クリームからできているということを知ってますか?
難しいコツなどは必要なく、ただただひたすら生クリームを振るだけで家でもバターができてしまうのです。
これは、きっと楽しいに違いない!と子どもと一緒に体験してみました。
材料
生クリーム(乳脂肪分45%以上のもの)
空き瓶(ペットボトルでも可)
ボウル
ガーゼやキッチンペーパー
*使用する生クリームは「種類別 クリーム」とかかれているものを使います。「乳または乳製品を主要原料とする食品」や「植物性脂肪」のものだとバターは作れません。
*生クリームの目安量は瓶など使う容器の1/3までの量がクリームが分離しやすく、バターが作りやすいです。
*生クリームと瓶はあらかじめ冷蔵庫で冷やしておいて下さい。
作り方
1.瓶の中に生クリームを入れます。
2.漏れないように蓋をきっちりしめたら、一生懸命振ります!!
これは子どもは楽しいですよ〜。ただひたすら振るだけなんですが盛り上がります。
3.大体2〜3分振ったところで中をあけてみるとホイップクリームになっています。
4.振り続けると途中でパシャッと水分が出てきたのがわかります。
気になって中を見てみると分離してきています。
5.さらに振り続けていると完全に水分と固形にわかれます。
6.ボウルに出します。水分の方が乳清、固形がバターです。
(バターはガーゼやキッチンペーパーなどで水分をきっちりとると良いです。)
大体10分くらいで出来ました。
途中、ふたを開けて中をのぞいたり、こどもたちが「疲れた〜」と休憩してたので、休まず振り続けてたらもう少し早くできるかもしれません。
200gの生クリームから100gほどのバターができました。
簡単なのにあっという間にバターが完成。
こどもたちも「なんで〜?」と不思議そうでした。
スイーツ系アレンジバター
できあがったバター。食塩を加えれば有塩バターとなります。
もちろん、それもおいしいですが、せっかくですのでアレンジを加えてオリジナルのバターを作ってみてはどうでしょうか?
チョコバター
バター・・・30g
スイートチョコ・・・10g
ピスタチオ・・・少々
これは子どもたちに一番人気でした。チョコ好きにはたまらないです。
はちみつレモンバター
バター・・・30g
はちみつ・・・ 5g
レモンの皮すりおろし・・・少々
レモン汁・・・小さじ1
ほんのり甘いはちみつ風味のバターです。パンケーキにあいそうです。
レーズンバター
バター・・・30g
レーズン ・・・20g(お湯でもどしておくとよいです)
シナモン・・・少々
食塩・・・少々
よくあるレーズンバターはラム酒がきいているので、子ども向けに普通のレーズンで作ってみました。レーズンにバターはやっぱりおいしいです!
しょっぱい系アレンジバターもおすすめ
我が家のこどもたちは甘党なので、甘いバターばかりにしたのですが、しょっぱい系もいいですよね。
ガーリックバター
すりおろしにんにく、塩こしょう
サーモンバター
刻んだスモークサーモン、レモン、塩こしょう
たらこバター
たらこや明太子
ハーブバター
セージ、タイム、バジル、ローズマリーなどお好みのハーブ、塩
アレンジはいろいろできるので、自分の好きな味のオリジナルバターが作れる楽しみがあります。
どうして生クリームからバターができるの?
生クリームの中には乳脂肪分が含まれています。振ることによって脂肪の膜がやぶれ、脂肪同士がつながります。脂肪がつながって間に空気が入った状態がホイップクリームです。
さらにふり続けると脂肪がさらにくっつき、水分が離れていきます。この分離した状態の水分が乳清、固まりがバターというわけです。
乳清を使ったスコーン作り
水分の方は乳清といってタンパク質、ミネラル、ビタミンなどが含まれています。そのまま飲むと薄い牛乳といった味です。
牛乳の代わりに乳清を使ってスコーンを作ってみました。サクフワのスコーンに手作りのバターをつけて食べると最高でした!
動画でおさらい
まとめ
普段、バターを作ろうとはなかなか思わないですよね。
でも、子どもと一緒に実験感覚でやってみると意外と楽しいですし、バターが生クリームからできていることを体験することで、子ども達の食育にもなります。
変化の過程、出来上がり後の重さや色の変化、どうしてバターが出来るのかなどを詳しくまとめれば夏休みの自由研究にもなりそうですよね。
なにより、手作りバターの味は格別です!ぜひお試し下さい。