5,500円以上ご購入で送料110円 - 11/22(金)16:00まで

cotta column

お菓子・パン作りの知的好奇心を満たす情報メディア

三日月形のXmasクッキー バニラキプフェルのレシピ

date
2019/12/03
writer
よーちんママ
category
お菓子作り

クリスマスに向けてキプフェルを作ろう

世界各国にあるクリスマスのお菓子。
ヨーロッパでは、お店で買ったり家庭で作ったりして、アドベントの時期にクッキーを食べて楽しむそう。

今回は、ドイツやオーストリアのクリスマス伝統菓子、「バニラキプフェル」というクッキーのレシピをご紹介します。

キプフェルはどんなお菓子?

「キプフェル」は、ドイツやオーストリアで作られている三日月形のパンやお菓子のこと。
「キプフェル」には「三日月」という意味があり、日本では「ギプフェル」や「キッフェルン」と発音されることも。

ご紹介するレシピ「バニラキプフェル(vanilla kipferl)」は、クリスマスの時期に作られる三日月形のクッキー。

バニラキプフェルは、三日月に似た「馬蹄」の形に成形されることも。
ヨーロッパでは、「馬蹄=幸せを呼ぶ形」といわれているんですよ。

今回は三日月と馬蹄、二通りの成形方法をお教えしますね。

バニラキプフェルのレシピ

材料(30個分)

  • 無塩バター…100g
  • 粉糖…30g
  • 塩…ひとつまみ
  • バニラビーンズ…少量
  • 薄力粉…100g
  • アーモンドパウダー…50g
  • ヘーゼルナッツパウダー…20g
  • 粉糖(仕上げ)…適量

下準備

  • バターは冷蔵庫から出して常温に戻しておく。
    または、レンジに少しかけて指がすっと通るくらいのやわらかさにしておく。
    *22℃くらいが目安です。
  • 薄力粉・アーモンドパウダー・ヘーゼルナッツパウダーは合わせてふるっておく。

作り方

  1. ボウルに常温に戻したバターを入れ、クリーム状になるようにゴムベラで練る。
  2. 粉糖・塩・バニラビーンズを入れて、ゴムベラでよく混ぜる。
  3. ふるっておいた薄力粉・アーモンドパウダー・ヘーゼルナッツパウダーを加え、ゴムベラで練らないように混ぜる。
  4. 粉っぽさがなくなりまとまってきたら、ラップの上に取り出す。
    10cm×12cmくらいの大きさに整えてラップで包み、冷蔵庫で1時間ほど休ませる。

  5. カードなどで30等分する。
    *1個あたり10g程度になります。
    焼きムラができないように、できるだけ大きさをそろえましょう。

  6. 手のひらで生地を7cmくらいの棒状に伸ばす。
  7. 両端を曲げて三日月形に成形し、シルパットまたはオーブンシートを敷いた天板の上に並べる。

    ここで10cmくらいの棒状に伸ばして、大きく「Uの字」のように曲げると馬蹄形に。

    *焼き上がりは、馬蹄形のほうが若干割れやすい気がします。
    お好みの形に仕上げてください。
  8. 170℃に予熱したオーブンで10〜15分間焼成。
    *ご家庭のオーブンに合わせて調整してください。
  9. 焼き上がりはやわらかく形が崩れやすいので、粗熱が取れるまで天板の上で冷ます。
  10. 粗熱が取れたら、茶こしで粉糖を振りかける。
  11. 出来上がり!

アーモンドやヘーゼルナッツパウダーの香ばしさ、ほろっと崩れる軽やかな食感をお楽しみください。

「バニラ・キプフェル」の詳しいレシピページはこちら

フードプロセッサーを使う場合の作り方

フードプロセッサーを使えば、生地作りはより簡単に。
材料は「バニラキプフェル」と同じものを使用します。

作り方

  1. 薄力粉・アーモンドパウダー・ヘーゼルナッツパウダー・粉糖・塩をフードプロセッサーに入れて撹拌する。
  2. 約1cm角に切って冷やしておいたバターとバニラビーンズを入れて、さらに撹拌する。
  3. 粉っぽさがなくなりまとまってきたら、フードプロセッサーを止める。
    *混ぜすないように注意してください。
  4. 生地をラップに包み、10cm×12cmくらいの大きさに整えて冷蔵庫で休ませる。
  5. あとは「バニラキプフェルのレシピ」の工程5以降と同じように、成形・焼成したら出来上がり♪

おいしく作るためのちょっとしたコツ

キプフェルをおいしく作るためのコツを三つご紹介します。

1. 生地を適温に保つ

出来たての生地はやわらかくて成形しづらいため、冷蔵庫で冷やしてから成形します。

バターが溶けてダレた生地を成形して焼くと、見た目の悪いキプフェルに。
バターが溶けないように、生地をよく冷やすことが大切です。

ただし冷やしすぎても、成形しづらいかたい生地に。
かたくなった生地を無理に成形しようとして手のひらでコロコロしていると、体温でバターが溶けてしまいます。

生地を適温に保ちながら成形しましょう。

2. 生地の大きさをそろえる

生地の大きさがバラバラだと、焼きムラができる原因に。
なるべく均等に分割して成形しましょう。

3. 焼成時、生地同士を離して並べる

キプフェルの生地にはバターがたくさん入っているため、焼くと広がります。
焼成中に生地同士がくっつかないように、天板に並べる際は一つずつ離しましょう。

ラッピングしてプレゼントに♪

キプフェルを2〜3個ずつ小分けにして、プレゼントしてみませんか。

透明袋に入れるだけのシンプルなラッピングでも、三日月型が見えてかわいいですよ。
クリスマス柄の袋に入れるのもおすすめです。

クリスマスに向けてキプフェル作りを楽しんで

日本ではあまりなじみのないキプフェル。
シンプルな材料で作れて型も必要ないので、気軽に作れるクッキーです。

ナッツが香り、ほろっと崩れる繊細な味わいをぜひお楽しみください。
クリスマスだけでなく、一年中食べたくなるかもしれませんね♪

【おすすめの特集】クリスマスケーキ&お菓子レシピクリスマスケーキ&お菓子レシピの特集はこちら
date
2019/12/03
writer
よーちんママ
category
お菓子作り
注:記事内容やレシピ・画像の転用・掲載などの二次利用はお断りしております。

お菓子作りが大好きな二児の母。家族がおいしそうに食べてくれるのが一番の幸せ。子どもと一緒に作れる簡単なお菓子を作ることが多いです。 

コメント

この記事にコメントを書く

コメント

ニックネーム

※ コメント反映までにお時間をいただきます。コラム内容に関係のないコメントや、個人的なご相談などは公開を控えさせていただく場合がございます。

おすすめのコラム

幸せの味♪とっておきシュークリームのレシピ4選

たっぷりクリームで幸せ気分♪老若男女問わず大人気のスイーツといえば、シュークリーム!甘いクリームがたっぷり詰まったその味は、食べた人をたちまち幸せな気分にしてくれますよね。そこで今回は、今すぐおうちで作りたい絶品シューク...

冷やしておいしい♪ひとくちサイズの焼き菓子レシピ

夏にもおいしく食べられる焼き菓子を作ろう夏は冷たいスイーツがおいしく感じる季節。ゼリーやムースなどの生菓子だけでなく、焼き菓子をひんやりと冷やして食べるのはいかがでしょう。今回は暑い時期にも食べやすい、ひとくちサイズの焼...

共立てと別立ての違い

作り方の違いで出来上がりは変わるのか検証してみた共立てと別立て。お菓子作りが好きな方なら、もうこの言葉の意味はご存知ですよね。そう、二つは卵の泡立て方法のことで、読んで字のごとく、前者は「卵黄と卵白を分けずに共に泡立てる...

ウェルシュケーキのレシピ、フライパンで焼くイギリス伝統菓子

フライパンでイギリスの伝統菓子に挑戦!世界に数多くある魅力的な伝統菓子。素朴で味わい深い伝統菓子の中から、今回はウェルシュケーキのレシピをご紹介します。オーブンを使わず、フライパンで簡単に作れますよ。ウェルシュケーキとは...

夏でも溶けない!焼きチョコのレシピ

簡単!焼きチョコを作ろう人肌や室温で溶け出してしまうため、夏には不向きなお菓子・チョコレート。暑い時期になると、手に取りにくいですよね。そこで今回は、夏場でも楽しめる溶けないチョコ、「焼きチョコ」のレシピをご紹介します。...