チョコレートフォークを使ってみよう!
チョコレートできれいにコーティングされた、一口サイズのボンボンショコラ。
そのコーティングに欠かせない道具、「チョコレートフォーク」をご存じでしょうか。
いろいろな形がある中でも、今回は二本刃のものと丸いタイプのものをご紹介。それぞれの使い分けや使い方を解説します。
チョコレートフォークとは
チョコレートフォークとは、ボンボンショコラなどのガナッシュをのせ、コーティング用のチョコレートにくぐらせるときに使うもの。
「トリュフフォーク」と呼ばれることもあります。
写真のように先が二股に分かれたものや丸いものがあり、お菓子の形に合わせて使い分けるのがおすすめ。
他にも、三股のもの・渦巻きになったもの・三角のものなど、さまざまな形があります。
使い方を学ぼう
ボンボンショコラ作りに欠かせないチョコレートフォーク。
種類別に基本の使い方を見ていきましょう。
二本刃の使い方
主に四角くカットしたボンボンショコラ用のガナッシュのチョココーティング(この作業を「トランペ」といいます)に使用します。
ガナッシュを刃にのせる際、下の写真のようにガナッシュの2/3くらいの位置を目安にのせるのがポイント。
コーティングした後、シートなどに移しやすいので、ぜひ気にかけてみてください。
ガナッシュをチョコにくぐらせたら、ボウルの縁に数回トントンとフォークを当てて、余分なチョコを落としましょう。
チョコをシートにのせ、刃をそっと滑らせるようにして移せばOKです。
三本刃のものも同じように使うことができます。
丸形の使い方
主にトリュフなど丸い形のもののガナッシュをコーティングするのに使用します。
転がりやすい丸いガナッシュも、安定してのせられるのが◎
サイズもさまざまあるので、ガナッシュの大きさに合わせて選ぶことができます。
丸めたガナッシュをチョコレートフォークにのせ、チョコにくぐらせたら、余分なチョコを落としましょう。
このタイプは、チョコレートフォークを傾けてシートに移すのがおすすめです。
食卓で使うフォークでは代用できないの?
チョコレートフォークは、食卓で使うフォークで代用することはできないのでしょうか?
画像はフォークとチョコレートフォークを並べてみたもの。
大きな違いは、やはり刃の部分。
フォーク
フォークは外側の刃が平べったくなっているものが多く、ガナッシュとの接触面が多くなります。
刃と刃の間も狭く、余分なチョコを落としにくいなど均一なコーティングができない原因に。
シートに移す際も、摩擦でスムーズに滑らせることができません。
チョコレートフォーク
チョコレートフォークは「線」にチョコをのせるため、ガナッシュとの接触面が少なく、余分なチョコもきれいに落とせます。
摩擦も少ないため、シートへの移動もスムーズ。
コーティングだけじゃない!チョコレートフォークのアレンジ術
きれいにチョココーティングするために欠かせないチョコレートフォーク。
チョコレートフォークを使えば、ボンボンショコラなどの表面にアレンジを加えることもできます。
それぞれの刃先の形状を生かして
コーティングしたチョコが固まる前に、2本刃のチョコレートフォークを表面にそっと置いて持ち上げると、2本のラインを入れることができます。
フランボワーズブリゼをのせてもかわいい♪
丸いチョコレートフォークを使えば、丸い模様に。
丸形をスタンプのように
チョコレートフォークに溶かしたチョコを付け、コーティングが固まった表面にスタンプのように押せば、模様が◎
刃先で転がして
チョコにくぐらせたトリュフを網の上にのせ、チョコレートフォークで転がすと、ツノが立ったようなギザギザしたトリュフに♪
丸形のチョコレートフォークは、ココナッツやクランチをまぶすのにも便利。
トリュフを傷付けず転がすことができますよ。
チョコレートフォークを使いこなそう!
いかがでしたか?
きれいなチョココーティングに欠かせないチョコレートフォーク。
ボンボンショコラだけでなく、一口サイズのケーキやクッキーなどのコーティングにも使うことができます。
ぜひチョコレートフォークの使い方をマスターして、チョココーティングをきれいに仕上げてくださいね♪