チョコレートを使ったパンをおいしく焼きたい!
パン生地でチョコレートを包んで焼き上げたチョコパンは、お好きな方も多いのでは?
でも、お家で作ったときにお店のような仕上がりにならなくて、「なぜ?」と思ったことはありませんか。
今回ご紹介するのは、焼き込み用のチョコレート「バトンショコラ」。
板チョコとの焼き比べを行い、焼き込み用チョコの魅力をお伝えします。
バトンショコラとは
バトンショコラとは、焼き込み用のチョコレートのこと。
メーカーによって多少大きさに差はありますが、巻き込みやすいよう棒状になった形が特徴です。
焼き込み用のチョコなので、パン生地に巻き込んで焼いても溶けることなく焼き上がるバトンショコラ。
焼くことによって、チョコの香りや味が損なわれることもありません。
バトンショコラと板チョコを焼き比べてみた
バトンショコラとそのまま食べる板チョコでは、パン生地に包んで焼き上げたときにどのような違いが出るのでしょうか。
検証してみました。
今回、私が使用したバトンショコラは「ロッシュバトンショコラ」。
板チョコは、スーパーなどで手に入りやすいメーカーのものを使用しました。
焼く前に食べてみたところ、板チョコのほうがチョコレートの甘みをダイレクトに感じられ、おいしく感じました。
二次発酵後
成形時に同じグラム数を巻き込み、35℃で30分間程度二次発酵。
見た目は変わらないようですが、触ってみると…?
バトンショコラ
- 手で触ってもチョコレートが付くことはない。
板チョコ
- 手で触ると、チョコレートが少し付く。
- 若干、チョコレートが溶けかかってきている。
焼成後
ガスオーブン180℃で11分間焼成しました。
バトンショコラ
- 溶けることなく、巻き込んだ本数が2本であることも分かる。
- チョコレートの味がしっかり感じられ、とてもおいしい。
- 冷ましてから食べるとチョコレートが固まり、食感も楽しめる。
板チョコ
- 溶けてしまっているのが一目瞭然。
- 焦げた感じがして、モロモロとして舌触りが悪い。
- いつまでたっても固まらずやわらかいままで、食感も悪い。
まとめ
こうして比べてみると、やはり焼成用に作られているものには工夫があり、焼成後においしく食べられるようになっていることがわかります。
焼成後に威力を発揮するバトンショコラ。
焼き込むときには、ぜひ使ってほしいチョコレートです。
バトンショコラを使ってパンを作ろう
バトンショコラを使ったパンといえば、デニッシュ生地にバトンショコラを巻き込んだ「パン・オ・ショコラ」を思い浮かべる方が多いのでは?
他にも、クロワッサン生地に巻き込んだ「チョコクロワッサン」なども人気がありますよね。
今回は、ふんわりやわらかなココア風味の生地にバトンショコラを巻き込んだチョコパンのレシピをご紹介。仕込み水は牛乳と生クリームという、ちょっとリッチな菓子パンです。
パン生地の折り込み作業が苦手という方にも作りやすいよう仕上げましたので、ぜひ挑戦してみてください。
ふわふわのココア風味の生地にバトンショコラの食感がとてもよく合います。
「バトンショコラでパリッ、ふわぁ、チョコパン」の詳しいレシピページはこちら。
焼いてもおいしいチョコレートでパン作り
バトンショコラを使ったレシピはバレンタインの贈り物にもぴったり。
ぜひ使ってみてくださいね。