5,500円以上ご購入で送料110円 - 11/22(金)16:00まで

cotta column

お菓子・パン作りの知的好奇心を満たす情報メディア

余ったドライフルーツを活用!漬けこみフルーツで美味しく冬支度

date
2017/11/30
writer
KOU
category
お菓子作り

ドライフルーツ、つい余らせちゃったりしませんか?

20171029_kou_0
僕は材料はつい大容量サイズを買ってしまうんですが、皆さんはどうですか?
すぐに使い切れるサイズを買えばいいと分かっているのですが、やっぱり大容量の方が割安でお得だからついつい・・・。
 
でも、大袋のドライフルーツを余らせてしまっても大丈夫。
ドライフルーツをお酒に漬け込んで、風味豊かな漬け込みフルーツに仕立て直します。
 
では、早速仕込み方を紹介します。

漬け込みフルーツを仕込んでみよう!

材料

  • お好みのドライフルーツ…適量
  • お好みの洋酒…適量
  • フルーツのシロップ煮…お好みで
  • ナッツ(クルミ、ピーカンナッツ、松の実にヘーゼルナッツなど)…お好みで

用意するのは、ドライフルーツとお好みの洋酒だけでもOK。
今回はドライフルーツだけではなく、甘夏のシロップ煮とナッツも加えています。

作り方

  1. まずはドライフルーツを刻む。ドライイチジクのような大ぶりのものは、そのままの大きさだと活用しにくいので、さいの目状にザクザクと刻む。
    甘夏の果肉・果皮も細かく刻んで加える。(レーズンのような小粒のものはそのままでOK)
  2. 20171029_kou_1

  3. ナッツを刻む。クルミとピーカンナッツなどは手でポキッと割って細かくし、ヘーゼルナッツなどは包丁で刻む。
  4. 刻んだフルーツやナッツを保存瓶や容器に入れ、その上から洋酒をひたひたに浸かるまで注ぐ。
  5. 20171029_kou_2 *短期間で使い切るならば保存容器でも良い。長期間保存したい場合は、しっかり密閉できる保存瓶を使う。瓶や容器は煮沸したり、食品用アルコールを吹きかけてから使用すること。

使用した洋酒は、ラム酒とコアントロー。ブランデーもよく合います。
お菓子に用いるお酒は基本的に合うと実感しています。
 
また、できるだけアルコール度数の高いものを使用しましょう(例えばラム酒、コアントローのアルコール度数は40度ほど)。漬け込んでから1週間くらい経てば美味しく使えますよ。

保存容器にアルコールをふきかけるのはどうして?

自家製のシロップや果実酢・果実酒など、長期保存したいものを作る時に、保存容器や保存瓶を煮沸したり食品用アルコールスプレーをしたりしますよね。
 
でも、どうしてでしょうか?煮沸消毒とかアルコール消毒とかいうけれど、「毒」ってなんだろう?と思いませんか。

消毒=微生物の能力を減退させること

ここでの「毒」とは、有害な微生物のことをさします。
つまり「消毒」とは、その有害な微生物が活動できないようにすることです。

煮沸消毒

煮沸消毒は沸騰したお湯に、容器を沈めて10~15分熱することで多くの病原菌を殺します。
耐熱性の保存容器や保存瓶を消毒するときは、身近な道具でできる煮沸消毒がオススメです。

アルコール消毒

アルコール消毒はアルコールが、微生物の細胞膜やタンパク質を破壊して多くの病原菌を殺します。アルコールは40度以上から殺菌効果が表れ、最適濃度は70~80度とされています。
 
食品用のアルコールスプレーは最適濃度になっているので、容器や瓶についている水滴を取り除いてから吹きかけましょう。(水によってアルコールを薄めないため)
 
熱に弱いプラスチック製の容器や、大きすぎて煮沸消毒が困難な保存瓶には、吹きかけるだけで簡単なアルコール消毒がオススメです。
 
増殖するとすぐわかる微生物の代表がカビです。
カビには毒を生み出すものもあり、その毒は熱に強いものが多いので、「火を通せば大丈夫」なんて思わないでくださいね。
 
食中毒が多い冬、適切に消毒して楽しい保存食を楽しみましょう。

漬け込みフルーツを活用しよう!

20171029_kou_3
今回は定番のバターケーキに、たっぷりの漬け込みフルーツを混ぜ込んだフルーツケーキを作ってみました。
ずっしりとした生地にフルーツと洋酒の効いて、冬がやってきたぞ!って感じです。
 
洋酒の効いたケーキと温かい飲み物を用意して、映画を観たり、本を読んだりとまったり部屋で過ごすのもいいですよね。
 
ぜひ皆さんも自家製の美味しい漬けこみフルーツで、美味しく冬を過ごしてください。

【おすすめの特集】
ドライフルーツを使ったお菓子とパンのレシピドライフルーツを使ったお菓子とパンのレシピの特集ページはこちら

date
2017/11/30
writer
KOU
category
お菓子作り
注:記事内容やレシピ・画像の転用・掲載などの二次利用はお断りしております。
KOU

お菓子作りと料理が趣味の男子大学生。つくる楽しみと食べる喜びが生活に欠かせません。素朴なおやつも、素敵菓子も大好きです。

コメント

この記事にコメントを書く

コメント

ニックネーム

※ コメント反映までにお時間をいただきます。コラム内容に関係のないコメントや、個人的なご相談などは公開を控えさせていただく場合がございます。

おすすめのコラム

「父の日」に贈る 手作りクッキー缶のレシピ

「父の日」のプレゼントに手作りのクッキー缶はいかが?6月の第3日曜日は「父の日」!贈り物は何にしようかなと、お悩みの方も多いのではないでしょうか。今回のコラムでご紹介するのは、「父の日」にぴったりなクッキー缶のレシピ。甘...

【人気ドーナツを再現】バタークランチチョコドーナツのレシピ

黄金に輝く、あの人気ドーナツをおうちで再現♪しっとり甘いチョコドーナツに、謎の黄色いツブツブがたっぷりまぶされた、あの有名店のドーナツ。今回は黄金色に輝く、あのバタークランチチョコドーナツが作れるレシピをご紹介します。コ...

プリンに「す」が入ってしまうのはどうして?

プリンのおいしさを決める「す」について知ろう!材料は、卵・牛乳・砂糖の3つだけ。ハンドミキサーも必要ない。シンプル極まりないお菓子、プリン。いざ作ると、お店で売っているモノとは違うものが出来上がる。なんてことありませんか...

パウンド型で作る杏仁豆腐ケーキのレシピ

人気デザート!杏仁豆腐風味のケーキを作ろう!今回ご紹介するのは、杏仁豆腐の風味が香る、一風変わったケーキのレシピ。最近話題の「杏仁豆腐ケーキ」を再現した、濃厚な味わいに仕上げました。杏仁豆腐に使われる杏仁霜を使用した、本...

「苺選びのコツ」を聞いてみました♪ショートケーキ編

「家でもパティスリーみたいな美味しいショートケーキを作りたい!でも普段あまりフルーツを買わないから、どんな苺を選べばいいのかわからない…苺選びに失敗したくない…」そんなコッタユーザーさんの声を、お菓子作りの経験が豊富なス...