レモンパイを作ろう!
レモンを使うお菓子はたくさんありますが、その中でもレモンの味をストレートに楽しめるのがレモンパイ。
目の覚める酸味が特徴の爽やかなスイーツです。
今回は、おいしいレモンパイのレシピをご紹介します。
味の決め手はレモンカード
レモンパイの爽やかさの秘密はレモンカード。
レモンカードとは、レモン・バター・砂糖・卵で作るレモンクリームのことです。
欧米では人気のスプレッドとして、スーパーマーケットのジャムコーナーでも見かけるほど一般的なレモンカード。
ひと塗りするだけで、パンやビスケットが爽やかな朝食やおやつに変身します。
レモンカードを使ったお菓子で有名なのが、レモンパイ。
サクサクのパイ生地と甘酸っぱいレモンカードの相性は抜群です。
とりわけ手作りのレモンカードを使ったレモンパイは格別。
一口食べれば、フレッシュな味わいに感動しますよ。
レモンパイレシピ(18cmタルト型1台分)
パイ生地にレモンカードを詰めればレモンパイの完成。ですが今回ご紹介するレシピは、その上にメレンゲをのせたもの。
「レモンメレンゲパイ」というのが正しい呼び名のようですが、欧米でレモンパイといえば、メレンゲをのせたこのパイを思い描く人も多いはず。
伝統的で、人気のあるスイーツです。
パイ生地を作る
材料
- 無塩バター…50g
- 薄力粉…100g
- 砂糖…大さじ1/2(5g)
- 塩…小さじ1/2(3g)
- 卵…1/2個(25g)
- 水…大さじ1/2(7g)
下準備
- 無塩バターを1cm角に切り、冷凍庫で冷やしておきます。
作り方
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ボウルに薄力粉・砂糖・塩を入れて、混ぜます。
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バターを加えて、そぼろ状になるまで切り混ぜます。
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卵と水を加えて混ぜます。
*まとまったら、こねずに折り畳んでぎゅっと押しつける動作を繰り返します。
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生地をラップで包み、冷蔵庫で一晩寝かせます。
- オーブンを190℃で予熱します。
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強力粉で打ち粉をした台に生地を置き、めん棒で伸ばします。
型に敷きこんだら、ピケします。*ピケとは、フォークなどで生地に穴を開けることです。
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オーブンシートを敷き、重石をのせて、190℃に予熱したオーブンで20分間焼きます。
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重石とオーブンシートを外して、さらに10分間焼き、焼けたら冷ましておきます。
*内側にもこんがりと焼き色が付くまで焼きましょう。
レモンカードを作る
材料
- レモン…2個
- 無塩バター…25g
- 全卵…1個
- 卵黄…2個
- 砂糖…100g
作り方
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鍋にレモンの皮のすりおろし・搾り汁・無塩バターを入れ、中火にかけてバターを溶かします。
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ボウルに卵(全卵と卵黄)を入れ、砂糖を加えて混ぜます。
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卵液をかき混ぜながら、1のレモンバター液を少しずつ注ぎ入れ、よく混ぜます。
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鍋に戻し、かき混ぜながらとろみが付くまで火にかけます。
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パイ生地に入れて表面を平らにならし、冷蔵庫で冷やします。
メレンゲを作る・仕上げ
材料
- 卵白…2個分
- グラニュー糖…50g
作り方
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卵白を溶きほぐし、グラニュー糖を2回に分けて加えながら、ぴんとツノが立つまで泡立てます。
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レモンカードを覆うようにこんもりとメレンゲを盛り、パレットナイフやスプーンなどでメレンゲにツノを立てます。
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200℃に予熱したオーブンで10分間焼いて、冷まします。
*メレンゲに色が付くまで焼きましょう。
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出来上がり!
「レモンパイ」の詳しいレシピページはこちら。
レモンを扱う場合の注意点
今回のレシピで使っているのは国産レモン。ノーワックスで防かび剤も不使用なので、安心して皮まで使えます。
使用する際には、塩で皮をこすって水で洗い流し、水気を拭き取ってから使ってくださいね。
外国産のレモンの大半には、防かび剤(「防ばい剤」や「防黴剤」と表示される場合もあります)が使われています。
防かび剤は皮に染み込むため、表面を洗うだけでは落とせないそう。
国産レモンが手に入らず、外国産のレモンを使うなら、皮は使わずに搾り汁だけで作ってくださいね。
アレンジ提案:ミニサイズのレモンパイ
迫力ある大きなレモンパイもすてきですが、ミニサイズのレモンパイも魅力的。
こちらは、丸口金を付けた絞り袋にメレンゲを入れて、レモンカードの上に絞りました。
雫形のメレンゲがとってもキュート。
ミニサイズはカットする手間がなく、気軽に食べられます。
手作りレモンカードで作るレモンパイを楽しんで♪
風薫る爽やかな季節にぴったりなレモンパイ。
手作りのレモンカードで作ると格別です!
ぜひ作ってみてくださいね。