お菓子の型に敷く型紙の作り方・敷き方
皆さんは、お菓子を作る際に型に敷く型紙をどう準備していますか?
今回は、スクエア型・ロールケーキ天板・マフィン型の型紙の作り方や敷き込み方についてご紹介します♪
パウンド型・デコ型・タルト型の型紙については、chiyoさんのコラムがあるのでぜひ併せてご覧くださいね。
スクエア型の場合
- 型のサイズに合わせて紙をカットする。
- 型に合わせて筋を付ける。
- しっかり折り目を付けて余分をカットする。
- 念のため底面のサイズが合っているか確認し、赤線のところをカットする。
- 型に敷き込み、角をしっかり癖付けすれば出来上がり。
*ロール状のオーブンペーパーを使うときは、反対側に巻いてなるべく癖を取って。外側に向かってくるりとなる向きで敷き込めば、カールが復活してしまっても邪魔になりません。
*外寸で筋を付けているので、ほんの少しだけ小さく折ると型に敷き込んだときにすっきりはまります♪
紙が倒れてきて生地が入れづらい場合
型に油脂を塗ってから敷いたり、画像で示した位置に出来上がった生地を少しだけ付けて接着したりすると◎
ロールケーキ天板の場合
作り方はスクエア型とほぼ一緒。
天板は高さが低いので、スクエア型の工程4の部分で下の画像のように斜めにカットするとより敷き込みやすくなりますよ。
天板に敷き込み、角をしっかり癖付ければ出来上がり。
生地のしわが気になるならコレ!
紙を敷いて焼いたシート生地は、しわが入ってしまうことが多いのが残念なところ。
内側に巻くのなら気になりませんが、外側にすると目立ってしまうことも。
それを防ぐのに便利なのが、「くりかえし使えるオーブンシート」です♪
左が「くりかえし使えるオーブンシート」、右がオーブンペーパーを使って焼いたもの。
右のものには、紙のしわが入っていますね。
*オーブンシートの生地は周りに茶色い生地(皮)が残っていますが、手でそっとなでれば取れます。
2つを比べると、「くりかえし使えるオーブンシート」にはクーラーの跡が付きにくというメリットも。
他にもある、「くりかえし使えるオーブンシート」がおすすめの理由
焼きすぎ対策に
シート生地には、焼きがきつくならないよう対策が必要なことも。
天板や紙を2枚重ねにするなどの方法がありますが、「くりかえし使えるオーブンシート」ならその必要がほとんどありません。
今回、同じ生地を同じ温度・時間で焼いていますが、オーブンペーパーを敷いたものは天板を2枚重ねています。
しっとり焼ける
「くりかえし使えるオーブンシート」を使うと、しっとり焼き上がるのも特徴のひとつ。
紙のほうがよい場合もあるかと思いますが、しっとり感がほしいときにはぜひ試してみてください。
洗って使える
「くりかえし使えるオーブンシート」で型紙を作っておくと、洗って使いまわせるので便利。
一度作っておけば使うたびに作る必要がありません。
cottaオリジナル くりかえし使えるオーブンシート 2枚入(25×30cm)
cottaオリジナル くりかえし使えるオーブンシート(30×100cm)
cottaオリジナル くりかえし使えるオーブンシート(58.5×38.5cm)
マフィン型の場合
マフィン型に使うグラシンカップ。意外とうまくはまらず、浮いてしまうことはありませんか?
グラシンカップは、自分が持っているマフィン型の底の直径と高さを確認して選ぶことが重要。
でも、ぴったりサイズじゃないこともありますよね。
また、グラシンカップが広がって浮いてしまうことも。
どっしりした生地ならある程度沈んでくれますが、できればきちんと敷き込みたい!
そんなときの解決方法をご紹介しますね。
- グラシンカップを何枚か重ねて取り、ひだの部分をしっかり寄せる。
- 型に一度はめて、底の周囲を指先でしっかりこすって跡付けする。
あとは、1枚ずつマフィン型に敷き込めばOK。これだけでびっくりするほどきれいにはまりますよ。
*底の直径よりグラシンカップが大きくて浮いてしまうときは、2だけ行ってみてください。
同じサイズのグラシンカップで比較してみましょう。
ご紹介した方法で加工した左側のものに比べて、何もしていない右側のグラシンカップが浮いているのがわかりますね。
この方法は「cottaオリジナルマフィン型」にも◎
グラシンカップ「9F」を使うときれいに入るけど、少し高さが足りない。「10F」ではひだが大きくできてしまって敷き込みづらい。でもこの方法を使えば、「10F」をぴったり敷き込めるんです。
画像を見ると、右のものが一番ぴったりですね♪
実はこの方法、出来上がったタルトレットをグラシンカップに取る際、口径が広がり過ぎてきれいに合わせられないときに行っていたことの応用(*^^*)
ぜひ試してみてください。
グラシンカップ以外でも♪
グラシンカップがないときは、オーブンペーパーでも大丈夫!
マフィン型の底面と高さを補えるサイズに紙を切り、十字に折ったら赤線のところに切り込みを入れるだけ。
敷き込んだら、しっかり底を押さえて合わせましょう。
グラシンカップがない!でも紙は敷きたい!というときにおすすめです。
動画でおさらい
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ちょっとしたことできれいに敷き込める型紙。こうした準備をしっかり行うことも、お菓子作りをする上で大切にしたいですね♪