発酵バターについて詳しく知ろう!
皆さんが普段手に取るバターは、どんなバターでしょう。
そのバターには、「発酵」の文字は入っていますか?
今回は、あまりなじみのない「発酵バター」についてご紹介。
- 発酵バターってどんなもの?
- いつも使ってるバターとの違いは?
- どんなお菓子に使えるの?
おすすめレシピと共に、発酵バターの魅力をお教えします!
発酵バターとは
発酵バターとは、原料のクリームに乳酸菌を加え、時間をかけてゆっくりと発酵させたバターのこと。
日本で販売されているバターは、非発酵のものが主流。
一方発酵バターはヨーロッパが発祥とされ、古くから親しまれているバターなのです。
発酵バターの特徴は?非発酵バターと違い
発酵バターと非発酵バター、見た目の違いはほぼありませんね。
非発酵バターとの違いが表れるのは、その香りや味。
発酵バターは、乳酸を添加して発酵させている分、コクが深まり独特の風味が増しています。
特に、バターのクリーミーさにヨーグルトやチーズのような爽やかな酸味が足された味は、大きな特徴といえるのではないでしょうか。
香りや酸味がプラスされることでバターの風味が強まるので、シンプルにパンに塗って食べてもおいしいバターに。
発酵バターを塗るだけで、いつものパンがワンランクアップした一品になりますよ♪
発酵バターの注意点
発酵バターは非発酵バターと比較して鮮度が落ちるのが早いため、いったん開封したら早く使い切るようにしましょう。
小分けにして冷凍しておくのも良いですね。
その場合も、1か月ほどを目安に使い切るとおいしく楽しめます。
発酵バターで作るおすすめのお菓子
バターはお菓子に欠かせない材料ですよね。
発酵バターの独特な風味を生かすには、バターを多く使用するお菓子に使うのがおすすめです。
サブレ・マドレーヌ・パイ・フィナンシェなど、シンプルな焼き菓子が◎
フレーバーを付けないプレーンなレシピだと、発酵バターの風味がより生かせます。
発酵バターを使うことにより、リッチで芳醇な味わいの高級感溢れるお菓子に♪
発酵バターで作る ガレットナンテのレシピ
発酵バターで作るのがおすすめのお菓子レシピをご紹介します。
アーモンドプードルも使用した、ぜいたくなガレットナンテのレシピです。
材料(直径6cmの菊型14枚分)
- 発酵バター…80g
- 粉糖…40g
- 塩…0.5g
- アーモンドプードル…45g
- 薄力粉…90g
- 卵白…7g
- 卵黄(塗る用) …10g
下準備
- 発酵バターを1cmほどの角切りにして冷蔵庫に入れておく。
- 卵は卵黄と卵白に分け、卵黄は表面が乾燥しないようにラップをする。
作り方
- 粉糖・塩・アーモンドプードル・薄力粉を混ぜてボウルにふるい入れる。
- 角切りにした発酵バターを1に入れ混ぜ、粉をまぶす。
- 卵白を入れ、全体に混ぜる。
- フードプロセッサーに入れ、粉がなじみそぼろ状になるまで回す。
- ラップに広げて押さえながらまとめ、冷蔵庫で2時間ほど休ませる。
- 冷蔵庫から出して、上から押すようにして生地を少しやわらかくする。
- 生地を5mmの厚さにのばし、6cmの菊型で抜く。
- 抜いた生地を冷蔵庫で冷やし固める。
- はけで卵黄を薄く塗る。
- もう一度卵黄を薄く塗る。
- フォークで模様を付ける。
- 170℃に予熱をしたオーブンで20〜25分間を目安に、しっかりと焼き色が付くまで焼成。
- 出来上がり♪
*余った生地はもう一度のばし、抜いてください。
*生地がやわらかいと深く模様が入り、線が太くなってしまいます。ここで冷やし固めるのがきれいに仕上げるポイントです。
シルパンが冷蔵庫に入らなければ、ラップを敷いたバットなどにのせてもOK。
*カラザや卵黄の膜が入らないよう注意。
*力を抜いてスーッと引く感じで。均一に力を入れて、浅めの線を入れましょう。
*途中15分たったら、天板を180度回転させ焼きムラを防ぎましょう。
オーブンによって焼き時間が異なるので、様子を見てください。
「ガレットナンテ」の詳しいレシピページはこちら。
おすすめラッピング
発酵バターの香りが広がる見た目にもかわいいクッキーは、ラッピングすればプレゼントにもぴったり♪
「麻紐を使ったガレットナンテのラッピング」の詳しいラッピングページはこちら。
リッチな味わいの発酵バターを楽しんで
いつものバターと置き換えれば、リッチな味わいが楽しめる発酵バター。
日本ではあまりなじみのなかった発酵バターも、今はいろんなメーカーが取り扱っています。
機会があれば、ぜひ試してみてくださいね。