もっと簡単に♪塩パンを作ろう
パン屋さんでも人気の塩パン。おうちで手作りされる方もいらっしゃるのでは?
塩パンといえば、クロワッサンのような三日月形を思い浮かべることが多いと思いますが、実はあの形でなくても作れるパンなんです。
今回は、お持ちの方も多いマフィン型を使って作る塩パンのレシピをご紹介します。
塩パンをマフィン型で作るメリット
塩パンをマフィン型で作ると、いくつものメリットがあります。
- 生地をのばして巻く必要がないから時短できる
- 型を使うのでサイズがそろう
- バターが天板に漏れにくいので片付けが楽
- バターが流れないので風味が強い
染み出たバターが型に留まるおかげで、生地の底面が揚げ焼き状態に。カリッじゅわっと食感の良い、香ばしい部分が多くなります!
塩パン作りにおすすめのマフィン型は?
塩パンには、“継ぎ目のない金属製のマフィン型”が向いています。
紙のマフィンカップだとバターが染みて流れてしまい、シリコン製の型ではバターが耐熱温度以上になることもあり危険。
レシピとサイズの違うマフィン型を使う場合は、型いっぱいに膨らまない量に生地を調整しましょう。
隙間なく膨らむとバターが型から溢れてしまい、揚げ焼き状態になりません。
バターを存分に生かすレシピの良さが半減してしまうので、注意してくださいね。
マフィン型以外でも、深さのある継ぎ目のない金属製の型であれば、代用できます。
マフィン型を使った塩パンのレシピ
生地の食感はふんわり、もっちり。
トッピングに使う塩は、うまみのある「ロレーヌ岩塩」などがおすすめです。
材料(ティファニー マフィン型<6個取>2枚分)
- 強力粉…270g
- ドライイースト…3g
- 塩…4g
- 砂糖…10g
- 水…180g
- 無塩バター…15g
- 有塩バター(包む用)…7~8g×12個
- 岩塩…適量
*有塩バターがない場合
無塩バターでもOK。生地に包むときに岩塩を1~2振りすればおいしく焼き上がります。
塩分が気になる場合は、無塩バターだけを包んで焼いても◎
下準備
- 無塩バターを常温に戻す。
- 水の温度を、夏は冷水・冬は30℃程度を目安に調整する。
- 包む用のバターは厚みを持たせて切り分け、冷やしておく。
*常温に戻すと包みにくく、発酵中に溶け出てしまう原因に。
作り方
- 強力粉から砂糖までを軽く混ぜ合わせてから水を入れ、まとまってきたら無塩バターを加えて混ぜ込む。
- 生地をボウルに入れて、乾燥しないようにラップや布巾などをかぶせる。
- 生地と手に適量の打ち粉をして、生地を押してガス抜きする。
- 12分割して、丸めて並べておく。
- 丸めた順番に成形。
- 30℃で30分間程度、生地がひとまわり大きくなるまで最終発酵する。
- オーブンを210℃に予熱する。
- 予熱が終了したオーブンに入れ、14~15分間焼く。
- 完成!
なめらかになるまで、10~15分間程度を目安に生地をたたきつけるようにしてこねる。
30℃で40分間程度、約2倍の大きさになるまで発酵させる。
*一次発酵まではホームベーカリーの機能を使ってもOKです。
生地を手のひらで軽く押さえてのばし、冷やしておいたバターを中央に置いて包む。
指でつまんでしっかりとじ、とじた部分を下にして型に入れる。
*必要に応じて、生地や手に適量の打ち粉をしてください。
予熱中に表面に水を軽く霧吹きし、お好みで岩塩を少量振る。
*塩のかけすぎに注意。かけなくてもOK。
バターが入っていた部分は空洞に。
底面はバターで焼かれてカリッと食感が良く、艶のある仕上がり。生地にもじゅわっと染みこんでいて、塩気と風味がたまりません。
焼きたてが一番おすすめですが、冷めてもトースターで軽く温めると食感が戻りますよ。
マフィン型を活用して塩パンを焼こう!
マフィン型を使う方法は、お気に入りの塩パンレシピでも応用できます。
その場合、まずは中に入れる有塩バターをほんの少し減らして作ってみてください。
これは、バターが流れ出ない分、有塩バターの塩味を強く感じることがあるため。
マフィン型を生かして、もっと気軽に塩パンを楽しみましょう♪