パーカーハウスを作ろう!
パーカーハウスは、二つ折りの形が特徴的なパン。
バターロールなどのテーブルロールの原型といわれていますが、バターロールよりも簡単に成形できるんですよ。
今回は、パン作り初心者さんにもおすすめのパーカーハウスのレシピをご紹介します。
手作りパーカーハウスにお好みの具材を挟んで、サンドイッチにしてみませんか。
パーカーハウスとは
パーカーハウスとは、アメリカのボストンにある、オムニパーカーハウスホテルのパン職人が考案したといわれているパン。
二つ折りにした形が特徴的で、手でパカっと開くことができるので、具材を挟んでサンドイッチにして楽しまれています。
パーカーハウスはテーブルロールの原型といわれています。
テーブルロールは、食事中に食べる小さなパンのこと。
さまざまな種類がありますが、日本で人気のあるテーブルロールといえば、バターロールですよね。
「バターロールを作る!」となれば、頭をよぎるのは成形の難しさ。
成形の難しさがネックであまり作らないという方や、めん棒をかけすぎてかたいパンになってしまったなんて方も多いのでは?
それに比べて、パーカーハウスは成形がとにかく楽ちん♪
パーカーハウスなら、簡単成形でふわふわのパンを作ることができるので、初心者さんにもおすすめです。
パーカーハウスのレシピ
パン作り初心者さんにもおすすめのパーカーハウスの作り方をご紹介します。
扱いやすい生地なので、手ごねでぜひ作ってみてください。
材料(5個分)
- 強力粉…200g
- イースト…2g
- 塩…3g
- 砂糖…10g
- スキムミルク…3g
- バター…10g
- 水…135g
- 太白ごま油…適量
- 全卵(照り卵用)…適量
下準備
- オーブンを焼成温度より20℃高い温度で予熱しておく。
作り方
-
強力粉から水までの材料をボウルに入れて、ゴムベラを使って混ぜる。
粉気がなくなったら、10分間程度休ませる。
-
こね台に生地を出し、こねる。
*手だけでこねると大変なので、体重をかけながら手のひらを使って生地を押すように、こね台にすりつけながらこねるのがポイント。
-
生地がある程度まとまってきたら、台にたたきつける。
グルテン膜がしっかりできたらこね上がり。*今回はこね始めてから5分間程度でこね上がりました。
-
ボウルに移してラップをかける。
室温で40分~1時間、一次発酵。
*室温や生地の温度によって、時間は前後します。
-
生地を5分割(1個当たり65~70g程度)し、軽く丸め直す。
パンマットの上に生地を置き、ぬれ布巾をかぶせて15~20分間程度ベンチタイム。
-
手で軽く押さえて空気を抜き、少し縦長になるようにめん棒を上下にかける。
縦16~17cm×横8~9cmの楕円になるようにめん棒をかける。*生地が伸ばしにくい場合は、生地を休ませながら作業してください。
無理やり伸ばすと生地が傷んでしまいます。
-
下半分に太白ごま油を塗り、半分に折る。
-
35℃で約30分間、二次発酵。
生地が2倍くらいの大きさになれば発酵終了。
-
照り卵を塗る。
-
焼成。
電気オーブン、200℃10分間。
ガスオーブン、190℃10分間。*お使いのオーブンによって火力は違いますので、焼成温度や時間は調整してください。
-
出来上がり!
「パーカーハウス」の詳しいレシピページはこちら。
パーカーハウスでお好みのサンドイッチを作ろう!
パーカーハウスは成形時に油脂を塗るため、半分に折っても生地同士がくっつかず、剥がしやすいのが特徴。
面白いぐらい、きれいにパカっと開きますよ。
パンをカットする必要がないので、他のパンよりも手軽にサンドイッチを作ることができると思います。
シンプルに卵をサンドしてもいいですし、ハンバーガーのイメージでハンバーグやコロッケをサンドするのもいいですね。
簡単・おいしい!パーカーハウスを楽しんで
簡単成形のパーカーハウス。
手ごねでも作りやすい配合のレシピなので、気軽に作れます。
ぜひいろいろな具材をサンドして、パーカーハウスをお楽しみください♪