はじめまして。nagyiです。
作る事が好き。
とは言え「好きこそ物の上手なれ」っとも言えないパン作りのスタートでしたが、それでも何度も何度もこねて焼いて。失敗して。
それは今もこれからもずっと続く事だと思います。
そんな経験を少しでもお伝えできればと思っています。
日本のパン代表「あんぱん」
おなじみの「あんぱん」。お好きな方も多いのではないでしょうか?
今回のコラムでは、きれいにできて簡単な「あんぱん」のあんの包み方をお教えします。
「アレンジあん」のレシピもご紹介するので必見です!
包あんのポイント
あんこを包む事を「包あん」といいます。
あんこはもちろん、肉まん・あんまん・シウマイ・餃子でも具(あん)を包むことを包あんと言いますが、この包あんはパン作りの作業工程の中でも基本の一つ♪
「あんぱん」作りのベテラン職人さんは、アンベラを使って直接あんこをすくい、感覚で量をほぼ正確に包むことができるそうです。グラムまでピッタリなんてすごい。
でも、「あんぱん」を焼かないパン屋さんは包あんをする機会がないのは当然。誰でもできるのが当たり前ではないそう。
そして、もちろん家庭でプロの包あんは難しいですよね。
家庭であんを簡単に上手に包む、いくつかのポイントをご紹介します。
あんこの量
ちょっとマニアックな話ですが、いろいろな「あんぱん」を買ってきて、生地とあんこの量をそれぞれ量ってみると…?
お店によって、生地の量もあんの量も色々なんです。笑
つまりは生地の量とあんこの量、その割合に決まりはないんです。
家庭でのパン作り。あんこはたくさん入れた方がおいしいし好き!だけど、パン生地に慣れていなかったり、包あんは苦手。そんな方はあまり無理をせず包みやすい量を♪
色々な割合のレシピがありますが、その辺りは自分次第。
例えば、生地40gに対して、あん30gくらいの4:3の割合。そんな量からはじめてみるといいかも知れません。
あん玉を作る
あんこの量が決まったら、ちょっと手間だけれど、あん玉作り。
アンベラを使った方がかっこいい!でも…はじめから無理しない。無理しない。
あん玉は、小分けにして冷凍しておく事もできるんです。あんぱんを作りたい時に、すぐ使えて便利ですね。
冷凍したあん玉をそのまま食べるのもおいしいんですよ♪
あんこは軟らか過ぎると包めないし、かたすぎると焼成と時間の経過でパサパサになってしまいます。ここで形にならないほどゆるいあんこの場合は、「あんぱん」を作るには軟らか過ぎると言えるかもしれませんね。
あんこはもちろん市販のものでも♪
あんこが真ん中に入る簡単な包み方
いよいよ包あんです。
今回は生地40g、あんこ30gで包んでいます。
1.まずは生地をめん棒で直径10cm前後にまぁるく伸ばします。
※生地のまわりは薄めに、中央を厚めにするのがポイント♪
2.中央に30gのあん玉をのせます。
3.上下の生地をつまみます。
4.同じく左右の生地もつまみます。
5.四隅のヒダになっている部分を中央によせてつまんでいきます。
※1でまわりの生地を薄めにするのは、生地が厚いとこの時ヒダを摘まみにくいのと、底の生地が厚くなり過ぎてあんこが中央に入らないためなんです。
そして、よくある失敗!ここでしっかり“とじ目”を閉じとないと、焼成でお尻からあんこがはみ出てしまうんです…。
6.表に返して、形を整えて出来上がり♪
簡単に、意外とあっさりきれいにできちゃいます。
成形が終われば、後は二次発酵させて卵液を塗って焼くだけ♪
家庭できれいにできる包あん方法まとめ
- 「あんこは包みやすい量にする」
- 「あん玉を作る」
- 「無理をしない包み方」笑
あんぱん作りに慣れて来たら、次はいよいよアンベラを使った包あん!そんなチャレンジをするのもいいですね。
あんぱん作りのポイントは他にもいろいろあるのですが、きれいに作りたい時はやっぱり成形・包あんが大切です♪
動画でおさらい
あんこのアレンジ
あんこにはおいしい組み合わせや、意外に合う食材がいっぱい。
大学芋+あんこ
あんこにゴマ油の風味とコク。おいしくて、とても好きな組み合わせ。
このあんを使った「あんぱん」の作り方は、私のレシピの中で公開しています。
https://recipe.cotta.jp/recipe.php?recipeid=00012382
カボチャ+あんこ
ホクホクのカボチャの角切りとあんこもまた、おいしいんです。
私は、皮ごと小さ目の角切りにしたカボチャをレンチン♪あんことの割合はお好みですが、あんこに対して1/3くらいの量を混ぜています。
ポイントは完全に混ぜすぎず、ザックリ混ぜた方がそれぞれの味と存在感が優しくて、おいしいあんになるようです。
定番からアレンジまで
定番のパンだけに、上手に焼けると嬉しい「あんぱん」。
「あんぱん」に「アレンジあん」に「アレンジあんぱん」。いろいろ挑戦してみるのも面白いですね♪