パン酵母について知ろう!
パン作りに必要な材料といえば、小麦粉・塩・水、そして酵母!
パンを膨らませるのに欠かせない酵母には、たくさんの種類があります。
よくある質問が、「イーストと天然酵母はどう違うの?」というもの。
今回はイーストと天然酵母の違いに触れながら、パン酵母について解説しているコラムを4つご紹介します。
イーストと天然酵母は違うの?
結論から言うと、イーストと天然酵母は同じもの。
「イースト(yeast)」を日本語に訳すと「酵母」。自然の中にある、パンを作るために使われる酵母は、全てイーストだということができます。
この前提を頭に入れておいて、イーストと天然酵母の“製品として”の違いを確認しましょう。
イーストとは
イーストとは、パンの発酵に適した酵母菌だけを集めて純粋培養したもの。
人工的に作られたものではなく、自然の中にある酵母菌を使っています。
パン作りに適したものだけを選んだ単一酵母なので、発酵力に優れ、安定したパンが焼けるなどのメリットがあります。
イーストをご紹介したコラムはこちら
赤サフ・青サフ・金サフの違いは?サフ焼き比べ
種起こしや予備発酵が不要で、最も手軽に使えるのがインスタントドライイースト。
数あるインスタントドライイーストの中でも抜群の知名度を誇るのが、フランスのルサッフル(サフ)社の製品です。
コラム「赤サフ・青サフ・金サフの違いは?サフ焼き比べ」では、サフのインスタントドライイースト3種を比較。
生地状態や発酵・窯伸びなど、さまざまな視点から比べています。
インスタントドライイースト選びの役に立つこと間違いなし♪
生イーストとドライイーストのいいとこどり!セミドライイーストとは?
上記のインスタントドライイーストのメーカー・ルサッフル(サフ)社が開発した画期的なイーストが、セミドライイースト。
コラム「生イーストとドライイーストのいいとこどり!セミドライイーストとは?」では、セミドライイーストの特徴や使い方を詳しく解説。
おすすめレシピも掲載しているので、ぜひチェック!
天然酵母とは
天然酵母とは、果物や穀物など自然のものに付着した酵母菌を発酵させたもの。
インスタントドライイーストと同様に使える粉末タイプ・種起こしをして使うタイプ・自家製タイプなど、さまざまな種類があります。
多様な酵母が混在するため、単一酵母のイーストに比べて発酵力が弱く、パンの出来上がりまでに時間がかかるものが多いのが特徴のひとつ。
時間をかけてゆっくり発酵することでうま味を引き出し、奥深い味わいのあるパンが出来上がるのです。
天然酵母をご紹介したコラムはこちら
ホシノ天然酵母で作る 基本の山食パンのレシピ
お米由来の酵母に国産小麦・国産米・麹・水を加え、ゆっくりと大切に育てた、ホシノ天然酵母。
保存性を高めた粉末の乾燥種のため、30℃ほどのぬるま湯で生種を起こす作業が必要です。
コラム「ホシノ天然酵母で作る 基本の山食パンのレシピ」では、ホシノ天然酵母で欠かせない生種の起こし方を画像付きで解説。
生種が起こせたら、山食パンを焼いてみましょう!
天然酵母ならではの、“じっくり育てるパン作り”が体験できますよ。
自家製バナナ酵母から作るパンレシピ
果物や穀物に水を入れて、酵母を培養する自家製酵母。
温度管理などが必要なため上級者向けではありますが、原料別に異なる特徴を持つ酵母を作ることができます。
コラム「自家製バナナ酵母から作るパンレシピ」では、手に入りやすく失敗しにくいバナナを使った自家製酵母作りを詳しく解説。
酵母液や元種の状態を写真でもチェックしたら、基本のまるパンを作りましょう。
自分で育てた酵母に愛着が湧き、焼き上がったパンがよりおいしく感じるかもしれません。
パン酵母を知れば、パン作りがもっと広がる!
イーストも天然酵母も、パン酵母であることに違いはありません。
好みの風味や食感、ライフスタイルに合わせて選べば、もっとパン作りが楽しくなるはず!
気になるパン酵母があれば、ぜひチャレンジしてみてくださいね♪