懐かしのシベリアを作ろう!
皆さんは「シベリア」というお菓子をご存じですか?
卵たっぷりでふわっとしたカステラ生地と甘いようかんが両方楽しめるシベリアは、和菓子や甘いものが好きな方にはたまらないメニュー。
今回は、お店で出会うことが少なくなったシベリアのレシピをご紹介。
懐かしいあの味を、おうちで作れたらうれしいですよね♪
シベリアとは
シベリアとは、カステラでようかんをサンドイッチのように挟んだお菓子。
昭和に人気のあったお菓子ですが、だんだん姿を消しつつありました。
ところが、あるアニメ映画で主人公が仕事帰りにシベリアを買って帰るシーンが登場したことで、再び注目の的に。初めて見たという方もいれば、懐かしいと思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
シベリアという名前の由来には諸説あり、カステラ部分を雪原・ようかん部分をシベリア鉄道の線路に見立てたというものなどがあります。
シベリアのレシピ(15cmのスクエア型1台分)
カステラを作る
材料
- 全卵…120g(Lサイズ約2個分)
- 上白糖…60g
- 強力粉…60g
- はちみつ…20g
- みりん…10g
下準備
- 型にスプレーオイルを吹きかけ、オーブンシートをぴったりと貼り付ける。
- はちみつとみりんをあわせて計量する。
- オーブンを180℃に予熱する。
作り方
- ボウルに全卵と上白糖を入れて湯せんにかける。
- ハンドミキサーの羽で生地を持ち上げ、生地がゆるゆると落ちて落とした生地の筋が残ればOK。続いて、低速で1分間混ぜる。
- 湯せんにかけておいたはちみつとみりんを入れ、低速で30秒間混ぜる。
- 強力粉をふるい入れる。
- 生地を流し込んだ型を、少し高めの位置からトントンと台に打ちつけ、大きな泡を消す。
- 180℃に予熱をしたオーブンで10分間→150度に下げて30~40分間焼く。
- 焼き上がったら、平らな台の上に落として蒸気を抜き、型から外す。
- 粗熱が取れたらオーブンシートを剥がし、きっちりラップで包む。
36℃くらいの温度(人肌)になったら湯せんから外し、ハンドミキサーの高速で泡立てる。
代わりに、みりんとはちみつを湯せんにかける。
*高速で立てると大きめの気泡が含まれ、きめが粗い生地になります。きめを整えるため、後から低速で混ぜるのがポイント。
ゴムベラに持ち変え、切るように、そして底からすくいあげるようなイメージで生地を合わせる。
生地につやが出てきたら混ぜ終わり。
つまようじを型の中で縦横に動かして泡を切ったら、再度、型を台にトントン打ちつけて泡を消す。
*表面を触って弾力があり、生地が押し返してくる状態になったら焼き上がり。押したときに生地がへこんだままなら、まだ焼きが足りません。
焼き面にぴったりとラップをくっつけ、ひっくり返す。
常温で1日間寝かせる。
ようかんを作り、組み立てる
材料
- 水…150g
- 粉寒天…3g
- 上白糖…100g
- こしあん…300g
下準備
- こしあんは常温に戻しておく。
作り方
- カステラを半分にスライスする。
- 鍋に水・粉寒天・上白糖を入れてホイッパーで混ぜながら沸騰させる。
- 2にこしあんを入れ、ホイッパーでつぶすように溶かす。
- だんだんととろみがついて、ゴムベラで混ぜた際に鍋底が見える程度になったら火からおろす。
- 1の型にようかんを流し込み、その上からもう1枚のカステラをのせる。
- 好きな大きさにカットして完成!
15cmの型にラップを敷き込み、カステラを1枚入れる。
弱火にして、約2分間ゆっくり混ぜながら火にかける。
溶けたらゴムベラに持ち変え、鍋の底や側面に沿わせながらしっかりと混ぜて煮詰めていく。
冬は常温で、夏は粗熱が取れたら冷蔵庫で2時間冷やし、ようかんを固める。
カットのコツ
シベリアをカットする際のコツは3つあります。
- よく切れる包丁を使う
- ぬれたキッチンペーパーで、刃をその都度きれいに拭き取る
- 無理に力を入れない
カステラがつぶれてボロボロになってしまうことがあるので、カットは時間をかけて丁寧に行ってくださいね。
「シベリア」の詳しいレシピページはこちら。
やみつきのおいしさをぜひおうちで!
ふわっと弾力のあるカステラと、しっかりと固めたようかん。食感は全く違いますが、ひとくち食べるとこの2つが口の中で合わさり、やみつきに♪
まだシベリアを食べたことのない方にも味わってほしいおいしさです。
ぜひおうちで楽しんでください!