タルトタタンをアレンジしてみよう
香りのよい、果肉のしっかりしたりんごが出回る季節になったら、ついつい作りたくなるタルトタタン。
今季はお作りになりましたか?
名前は知っているし見たことはあるけど、食べたことない!!って方や、製菓向きのりんごの旬が過ぎてしまい、作るタイミングを逃して悔しい思いをしている方も多いはず。
タルトタタンにそんな思いを持っておられる方に、りんご以外の果物で作るアレンジタタンをご紹介します。
タルトタタンとは
タルトタタン。今では知らない人がいないほど有名なお菓子。りんごの時期になるとSNSでいろんなタルトタタンを目にすると思います。
キャラメリゼしたりんごを型に敷き詰めて、パイ生地でふたをしてオーブンで焼き上げる。冷めたらお皿の上にひっくり返し型を外して、出来上がり。そんなユニークな作り方をするお菓子です。
ちょっと変わった作り方をする由来は諸説ありますが、そのうちの一つをご紹介します。
フランスに住むタタンという名前の姉妹の妹が、りんごのタルトを作る際、型にタルト生地を敷くのを忘れてしまい、りんご・砂糖・バターだけを入れて焼いてしまったのです。仕方なく途中でタルト生地をかぶせて焼いてみたら、お砂糖が溶けてキャラメル状になり、りんごに絡まってなんとも香ばしいお菓子になったそう。
それ以来この焼き方で作られるようになったこのお菓子、タタン姉妹の名前からタルトタタンと呼ばれるようになったそうです。
バナナのアレンジタルトタタン
今回は、冷凍パイシートを使って簡単に作ってみました。
材料(約6cm×8.5cm高さ4cmのプリンカップ2個分)
- バナナ…2本
- グラニュー糖…30g
- バター…15g
- 冷凍パイシート(10cm×10cmのもの)…2枚
- カソナード(グラニュー糖で代用可能)…適量
冷凍 パイシート10cm×10cm(30枚入)
今回使ったこのパイシート、何個でも食べられてしまうほど軽い食感が魅力です。
大きさも使いやすくて手軽に使用できます。そして何より扱いやすく時短。今更ながらこの使いやすさにびっくりです。
作り方
- プリンカップの底面にクッキングシートを敷いておく。
- 5mm程度の厚さにバナナをカットする。
- 小鍋にバターとグラニュー糖を入れ、煮詰める。
- 薄い茶色になってきたら火を止め、クッキングシートを敷いたプリンカップに流し入れる。
- 4にバナナを並べる。
- 6cmのセルクルで冷凍パイシートを抜く。
- 5にかぶせる。
- 190℃~200℃のオーブンで13分~15分間焼成。
- 粗熱が取れたらひっくり返して型を外し、表面にカソナードもしくはグラニュー糖をふり、バナーであぶる。
*お使いのオーブンによって火力が違いますので調整してください。
焼きたてでも、常温でもおいしく食べられます。アイスクリームを添えても◎
りんごに比べて、かなり時短で作れるのもバナナのアレンジタタンの良いところです。また、りんごのタタンは食べられるのが翌日になる事が多いですが、このアレンジタタンだと粗熱が取れたら型から外して、すぐ食べられます!!
何より、バナナは一年中いつでも手に入ります。これ最大の利点です。
バナナ以外の果物でもアレンジ可能
ご紹介したアレンジタタンの要領で、バナナの代わりにオレンジやグレープフルーツなんかもかなりおすすめです。ほろ苦くて、ちょっと大人の味になります。
りんごやバナナより甘みが少なく、甘いものが苦手な方でも食べやすいかもしれませんね。