定番人気のレーズンパンをもっとおいしく
レーズンを使ったパンは、昔ながらの定番。
どこか懐かしく、それでいて、決して古びることのない人気のレーズンパンを作ってみませんか。
レーズンはそのまま使っても甘くておいしいパンができますが、下処理のひと手間を加えれば、普通のレーズンパンが絶品のレーズンパンに。
下処理は、とっても簡単な方法と丁寧な方法の2つをご紹介。その日の都合に合わせて、どちらかを選んでくださいね。
まん丸シュガートップ・レーズンパン
さまざまな形や焼き加減があるレーズンパン。中でも最も作りやすくて食べやすいのは、レーズンを混ぜこんだ丸パン。
トップにハサミでクープを入れてお砂糖を散らし、見た目も味もワンランクアップのレーズンパンに。
レーズンの下処理は湯通しするだけのお手軽バージョン。
さっそく作ってみましょう。
材料(10個分)
- レーズン…150g
- 強力粉…300g
- 砂糖…30g
- インスタントドライイースト…5g
- スキムミルク…10g
- 塩…5g
- 水(冬はぬるま湯・夏は冷水)…180g
- 卵黄…2個
- 無塩バター(常温)…45g
- 砂糖(トッピング用)…適量
下準備
- 無塩バターを常温に戻します。
- オーブンを190℃に予熱します。
作り方
- レーズンをボウルに入れて熱湯をかけ、レーズン全体が湯に浸ったら、ザルに上げます。
- ボウルに強力粉から卵黄までを入れて混ぜ、こねます。
- 生地がなめらかになったら、無塩バターを加えてさらにこねます。
- レーズンを2回に分けて加え、生地に混ぜ込みます。
- 生地を丸めてボウルに入れ、乾燥しないようにぬれ布巾などをかぶせ、暖かい場所で一次発酵させます。
- 2倍に膨らんだら、一次発酵終了です。
- 生地を10等分して丸め、ぬれ布巾をかけて15分間休ませます。
- とじ目を上にして置き、つぶして丸めなおします。
- ふっくらと1.5倍に膨らんだら、二次発酵終了です。
- お好みで溶きほぐした卵(今回は残った卵白)を塗ります。
- 190℃に予熱したオーブンで、15分間焼きます。
- 出来上がり。
グルテンチェックをして、こね上がりを確認します。
*グルテンチェック:生地の一部をのばして、破れずに向こうが透けて見えるほど薄く膜が張るかどうか確かめます。
オーブンシートを敷いた天板に並べ、二次発酵させます。
てっぺんにハサミで十字の切り込みを入れ、砂糖を振ります。
*砂糖はお好みのものでOK。今回はザラメを使っています。
*ガスオーブンを使っています。お使いのオーブンに合わせて、温度・時間を調節してください。
「レーズン入りの丸パン(シュガートップ)」の詳しいレシピページはこちら。
湯通しのポイント
「レーズン入りの丸パン(シュガートップ)」のレシピでご紹介したレーズンの下処理は、湯通しするだけととっても簡単。
それでも、するかしないかで、レーズンのふっくら加減はもちろん、パン生地そのものの状態も変わってきます。
湯通しする際のポイントは2つ。
1.固まったレーズンはほぐす
レーズンが固まって、くっついていたら、手でほぐしてください。
2.湯に浸すのはごく短時間に
レーズンは長時間湯に浸すと、うま味が逃げてしまいます。
また、やわらかくなりすぎて、パン生地に混ぜこむときに崩れてしまうことも。
さらに甘みを引き出したいなら、手をかけてレーズンを蒸すのがおすすめです。
蒸せば、うま味が湯に溶けだすこともなく、レーズンが崩れる心配もありません。
次のレシピでは、蒸しレーズンで作る食パンをご紹介します。
蒸しレーズンで丁寧に作るレーズン食パン
材料(食パン1斤分)
- レーズン…100g
- 強力粉…250g
- 砂糖…10g
- インスタントドライイースト…3g
- スキムミルク…5g
- 塩…5g
- はちみつ…10g
- 水(冬はぬるま湯・夏は冷水)…175g
- 無塩バター…20g
下準備
- 無塩バターを常温に戻します。
- 型に油脂(分量外)を塗ります。
- オーブンを190℃に予熱します。
作り方
- レーズンをせいろなどで10分間蒸します。
- ボウルに強力粉から水までを入れて混ぜ、こねます。
- 生地がなめらかになったら無塩バターを加え、さらにこねます。
- こね上がったらレーズンを2~3回に分けて加え、生地に混ぜこみます。
- 生地を丸めてボウルに入れ、乾燥しないようにぬれ布巾などをかぶせ、暖かい場所で2倍に膨らむまで発酵させます。
- 生地を2等分してきれいに丸め、ぬれ布巾をかけて15分間休ませます。
- とじ目を上にして置き、つぶして長方形(約20×12cm)にのばします。
- とじ目を下にして食パン型に入れ、生地のてっぺんが型の縁と同じ高さになるまで、発酵させます。
- 190℃に予熱したオーブンで、30分間焼きます。
- 10cmほどの高さから型ごとトンと落としてから、型を外したら出来上がり。
上下(長辺)から三つ折りにし、端(短辺)から巻き上げて、巻き終わりをとじます。
「レーズンたっぷり・大満足のブドウ食パン」の詳しいレシピページはこちら。
おいしいレーズンパンを作りましょう
ひと手間かけたレーズンパンは、格別のおいしさ。
おやつにも食事にもどうぞ。