クリームボックスを再現してみた!
福島県で愛され続けているクリームボックス。「福島を代表するグルメの一つ」として聞いたこと、食べたことのある方も多いのではないのでしょうか?
今回はおうちでその味が再現できる、クリームボックスのレシピをご紹介します♪
クリームボックスとは
クリームボックスとは、福島県郡山市が発祥といわれるご当地グルメ。
小さめの厚切り食パンにミルク風味のクリームをたっぷりと塗り、軽く焼いたパンです。
長年地元の方に愛され続けているローカルフードで、お店によって味や形に違いがあるそうですよ。
クリームボックスのレシピ(3cmの厚さのもの5個分)
はちみつ入りのしっとりやわらかいパン生地に、やさしいミルク風味のクリームがたっぷり♪
パン生地を作る
材料
- 強力粉…260g
- 塩…3g
- 砂糖(上白糖)…15g
- はちみつ…15g
- ドライイースト…3g
- 無塩バター…20g
- 水…165cc~
作り方
- ホームベーカリーに材料を入れ、こねていきます。
今回は無塩バター以外の材料を先に10分間ほどこねてから、無塩バターを投入。こうすることによってグルテンがしっかり形成されます。*ホームベーカリーをお持ちでない方は手捏ねでも大丈夫です◎
- 生地がこね終わったら、約2倍の大きさになるまで一次発酵をとります。
*目安としては、30℃で30~40分間。写真は分かりやすいようにボウルに移しています。
- 大きく膨らんだら生地を指で押し、跡がそのまま残れば発酵完了です。
- 生地を作業台へ移し、ガス抜きをします。
3等分にしてきれいに丸め直し、ラップをかけて15分間ベンチタイムをとります。
- ベンチタイムの間に型の準備。型とフタにオイルスプレーを満遍なくふりかけます。
*オイルスプレーをお持ちでない方はサラダ油を塗っておいてください。
- めん棒で写真のように長方形にのばします。
- 両端を折りたたみます。
- 手前からくるくると巻き、とじ目をきちんととじます。
*きつく巻きすぎると二次発酵中に生地が裂けてしまうので、優しく巻いてください。
- 3つ全て成形したら型に入れます。
- 乾燥しないようラップやフタをし、型の8割ほどに生地がくるまで二次発酵をとります。
*目安として、40℃で30分~1時間ほど。時間は室温によって異なりますので適宜確認してください。
- 発酵が終わる頃を逆算し、オーブンを180℃に予熱します。
フタをし、180℃で28分間焼成します。 - 焼き上がったら蓋をあけ、型ごと数回台に打ち付け、中の蒸気を抜きます。
クーラーに出し、粗熱が取れるまで冷ましておきます。
ミルククリームを作る
材料
- 生クリーム(乳脂肪分35%)…150cc
- 牛乳…150cc
- コーンスターチ…20g
- 砂糖(グラニュー糖)…30g
- バター…10g
- 練乳…10g
作り方
- 鍋にコーンスターチと砂糖を入れ、泡立て器で混ぜます。
*これでふるう作業が不要になります。
- 牛乳を2回に分けて加え、都度よく混ぜます。
- 生クリームを加え、きちんと混ぜます。
- 弱火にかけながらゴムベラで混ぜて加熱していきます。徐々にとろみがついてきます。
- ボコボコと沸いてきたら火からおろし、無塩バターを加えて混ぜます。
しっかり混ざったら練乳を加え、さらによく混ぜます。
- クリームの完成です♪
仕上げる
作り方
- 食パンを3cmの厚さにカットします。今回は5枚分取れました。
- クリームをたっぷりと塗り、トースターで2分間焼きます。
- 出来上がり♪
「*優しい甘さ♪クリームボックス*」の詳しいレシピページはこちら。
レシピのポイント
しっとりやわらかな厚切りパンとミルク風味のクリームが、クリームボックスのポイント!おいしく仕上げるコツをお教えします。
パン生地作りのコツ
食パン生地の一次発酵はしっかりと発酵させましょう。
発酵不足のまま作業を続けると二次発酵でなかなか膨らまなくなり、失敗の原因となってしまいます。
ミルククリームのコツ
コーンスターチと砂糖を混ぜる作業は、ダマが残らないようにサラサラになるまでしっかりと混ぜてください。
ここでダマが残ると、出来上がりの口当たりが悪くなってしまいます。
市販の食パンで手軽に作れる!
「食パンを焼くのは手間」という方は、ミルククリームだけ作り、市販の食パンに塗ってもおいしくできます!
私は口当たりが軽く、しっとりやわらかい「ダブルソフト」で試してみました♪
クリームを塗って焼くだけで、とても手軽にクリームボックスが味わえましたよ。
アレンジ提案
ミルククリームはアレンジも可能!
牛乳をカフェオレやいちごオレに変えるだけで、簡単に違った風味が楽しめます♪
その際、砂糖を10gほど減らすと甘味のバランスが◎ 自分好みに調整してみてくださいね。
また、お好きなフルーツをのせたりジャムを塗ったりするアレンジもおすすめです。
ご当地パンをおうちで手作りしてみよう!
今回のコラムでは、福島県のソウルフードともいわれている「クリームボックス」が再現できるレシピをご紹介しました。
はちみつを入れてしっとりやわらかくなった食パンに、やさしい甘さのミルククリームの相性はまさに抜群!
意外と手軽におうちでクリームボックスが味わえるので、ぜひ作ってみてください♪